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とーしんだいにっき

#双極性障害
#悪性リンパ腫
#Aya世代
#きょうだい児

双極性障害患者として

 

 新卒で福祉系の企業に就職した。

職業柄沢山の方の話を聴いた。

また、兄をサポートする母の支えになりたくて、家でも話を沢山聴いた。

職場でも、家でも、人の話を聴く事はあっても、逆に私が主語になることはほとんどなかった。

この頃から希死念慮が毎日のように浮かび、半年後くらいに精神科を受診した。

うつ病だった。

診断が下った次の日から休職し、復職出来る見込みが全く無かった為退職せざるを得なかった。

就職して1年も経たなかった。

 

 うつ病と診断され、いわゆる社会のレールから外れ、困った事は沢山あった。

私ってこれからどうしたらいい?

いつ良くなるの?

何がいけなかったの?

後悔する過去と将来への不安でいっぱいになり、どんどん今が小さくなっていった。

 

 頼りたい気持ちはあったのに、誰に頼ればいいか全く見当がつかなかった。

だから手あたり次第に助けを求めた。

医師にも、心理士にも、公共の相談窓口にも、「誰でもいいから助けてほしい」一心で訴え続けた。

でも「話して良かった」と思えたことは1度も無かった。

適切な専門機関に連絡出来なかった自分も悪いのだが、「あなたみたいな人はどこでも助けられないと思う」と言われてしまう時もあった(笑)(笑えない)

 

 またここでも考える。あの時誰にどう相談すれば良かったか?

すごく主観で答えを出すとすれば、相談しなくてよかった。

なぜなら私が持っていた困り事全てを1つの専門機関で丸ごと解決するのはかなり難しいと、6年経った今では痛感しているからである。

 

 例えば「これからどうしたらいい?」を相談しようとする。

あの時の私としては、自分の過去を根掘り葉掘り聞いてもらった上で受け止め、現在の問題点を洗い出し、自分の無理の範囲での進め方を示してもらうことが理想だったと思う。

でも、この理想全てを1つの機関や人が叶えるのは中々難しいのではと、何の専門知識も無い自分だが実感している。

 

 もし主治医が対応するとして、現在の問題点をある程度洗い出し服薬などで対応するまでは出来ると思う。

ただ、限られた診察時間のなかで多大な過去や未来に焦点を当てるのは無理な部分が出てくる。

 

もし公共の相談窓口が対応するとしたら、こちらもある程度問題に寄り添ってもらえるとは思うが、継続的に自分に併走する事は大分難しいと思うので理想を叶えるのは難しい。

 

最後に心理士にカウンセリングをお願いすると理想の実現に近づくような気もする。

過去、現在、未来を全て対応してくれるような感覚が最初はあった。

しかし、6年の経験から、それが可能な人もいるだろうが難しい場合もあることを知る。

なぜなら私の場合は困っていることが複雑で単純化出来ないからである。

これは最近知ったのだが、困っていることがシンプルの方がカウンセリング効果が高いらしい。

なので、私のような「何に困っているかわかりません」状態の人は対応が難しいらしく、カウンセリングを断られてしまった。

そこを一緒に明確化していくんじゃないんだとは思うが。

全カウンセラーがそうでは無いと思うが、やはり自分と合う心理士やカウンセラーと出会うのってそもそも難しいのではないかという実感がある。

 

 ここまでの整理は、ある程度状態が安定し経験を積んだ今だから出来ることである。

なので困っている渦中で、自分が何に悩んでいるのか自覚し言語化し、それに合った専門機関を探し、そこにリアルタイムで繋がり相談するのはかなり難しい作業に思える。

 

 あと少し話はズレるが「信頼できる大人」を専門機関で満たすって結構乱暴なように感じる。

これは専門機関が悪いとかそういった話では無い。

そもそも相手を信頼出来るかどうかは、ある程度相手と時間を共にし、人柄を知った上で判断するものと思う。

なのに、ほぼ初対面の相手を信頼するって何か違う気がする。