うなぎ上りはやや落ち着き、昨日から横ばい。
ただ、あくまでも平均の話であり、大きく伸びている個別株ももちろんある。
皆が一様に価格上昇する、というトレンドは過ぎ去った様子。
さて、長期投資のキーワード「インフレ」「健康」に続く、新たなキーワードとして「分散」が登場した。
世の中はインフレに傾き、やがて恐慌となる というサイクルを繰り返している。
もちろん、1分、1日、1月などそれぞれのレベルで物価は上下するが、トータルで見ると、少しずつモノやサービスの値段は上がり、どこかのタイミングでぐっと下がる。
暴落したタイミングで購入し、価格が上がったタイミングで売却すれば大金持ち。
その通りである。
問題なのは、そのタイミングが誰にも分からないということである。
モノやサービスと一緒に株価もは上がるのだから、5年後、10年後に生き残っている「健康」な企業の株を持っていれば、おそらく株価も上がるだろう。
問題なのは、どの企業が「健康」なのか誰にも分からないということである。
だから投資家たちは、チャートとにらめっこし続ける。財務三表を分析し続ける。
他を出し抜くために。
それが出来ない人のための投資戦略。
それが「分散」である。
タイトルにある空間軸と時間軸。
わかりづらくて申し訳ない。
空間軸での分散。すなわち、1つの金融資産に集中投資するのではなく、様々な商にに広く投資をするということ。いわゆる分散投資。
株、債券、不動産、金、もちろん現金も。
時間軸での分散。すなわち、1度に全部買うのではなく、定期的に少しずつ購入を進めていくということ。いわゆる積み立て投資。
これらの投資手法は、一獲千金/一発逆転のような大金は得られないかもしれないが、長期の運用によって、「インフレ」「健康」のネガティブな部分を打ち消してくれるのである。
続きはまた明日。