自転車には、ツールドフランスの選手が乗るような自転車(ロードバイク)の乗り方と、ママチャリのような自転車の乗り方と、大まかにいえば二種類あります。
ママチャリというのは、全体重がおしりにかかる自転車です。オートバイも基本的にそうで、胸を反らして姿勢正しく乗ります。
だからサドルはやわらかく、大きく、クッションが利いていますが、長時間乗るとお尻が痛くなります。
ツールドフランスの選手が乗るような自転車は、前傾が強いので半分は腕や手首に、もう半分はお尻にかかるようになっています。だから長距離乗っても分散されるために、あまりお尻は痛くなりません。
それはいいのですが、問題は姿勢です。
本格的なロードバイクに乗るときの姿勢というのは、ものすごく猫背になります。
よく、ぐったり疲れてへたり込んでしまうような場合に、背中がものすごく丸くなりますけど、ああいう感じです。これがロードバイクの正しい姿勢なのです。
骨盤をサドルの上で立てた状態から、背中がぐにゃっと丸くなるのが、本格的な自転車に乗る場合の姿勢なのです。
自転車は有酸素運動の決定版だというのは今や定説です。
登山やジョギングなどに比べると、膝などの負担も天と地ほど違います。
運動強度もそれほど強くないので、長時間できるのもメリットが大きいです。
しかしロードバイクのような猫背になると、逆に悪いのではないのか?という疑問が沸いてきます。
春になれば、ロードバイクのサドルを低くして、ハンドルは高くして、もう少し肺に物理的負担がかからないようなポジションにしてみようと思っています。
別に選手ではないのですから。