いつか またきっと逢える | 保護犬パオとガーデニング日和

保護犬パオとガーデニング日和

東京在住50代前半の専業主婦です。ポメをこよなく愛し ガーデニングが趣味です。
ガガ様と同じ病気。 線維筋痛症を発症して17年です。
痛みと闘いながら 保護犬3頭をみています。
犬は 私も元気の素です。
お空組 7頭も見守ってくれていると思います。

皆さま こんにちは カナヘイきらきら

 

以前 、 自分の寿命が数か月しかなく ネットで愛犬の里親さんを探していらっしゃった男性のこと・・・    覚えていらっしゃるでしょうか。

 

 簡単に動物たちを捨てたりしてしまうことが多い今の世の中で 私はこの男性のことを知り、とても共感し、 皆さんにもこの男性のことを知っていただきたく、 2回ほど記事にさせていただきました。

私のブログを以前から 見てくださっている方は ご存知のことと思います。

 

2回目の記事は こちらです ➡ 2016年10月29日 「溢れる想いに。 感動をありがとうございます。」

 

 

余命は長くて半年、 早ければ4か月・・・・

男性が余命宣告を受けたのは 9月下旬だったかと・・・。

ガンの末期なので、 自分は入院しなくてはいけない・・・   けどその前に愛犬2頭の里親になってくれる人を探さなくてはいけないと・・・。

10歳を超えるシニア犬の愛犬たちに、 飼い主として最後にできること・・・。

それは、 信頼して2頭を託せる里親さんを探すこと。

 

男性のブログには、 2頭の性格や病気など細かく書かれていました。

読めば読むほど、 この男性が犬に愛情を注いできたのが 痛いほどよくわかりました。

それでも、 愛犬をお願いするにあたり、 どれだけ 書いても書いても書き足りない。きっと そんな気持ちで文章を綴っていたのだと思います。

ブログを読んでいて、 胸がいっぱいになり大号泣していた自分をついこの間のように思い出します。

 

愛犬に対する想い、 最期の時まで一緒にいることが出来ない無念さ。

もし、 これが自分だったらと・・・。

何度も繰り返し ブログを読んでいました。

 

 

2頭の里親さんが見つかったあと、 男性はブログを閉じましたがその後はFBに投稿されていました。

私も勝手に投稿を見させていただいておりました。

新しい里親さん宅で 、最初は男性を探して遠吠えをしていましたが、その後くつろぐ2頭の動画も何回かアップされており私も安堵したものです。

 

 

入院されてからも 毎日病室から投稿されていましたが、 いつからか2、3日間が空くようになり、 それが1週間、 やがては3週間と、 途切れ、 途切れになってしまい・・・。

 

私が 最後の投稿を見たのが今月の14日。

この時 かなり体調がお悪いようで、 内容はとても短いものでした。

そして、 この時文章の最後には「 23日に大作として 長文を載せます」と宣言していました。

 

 

そして、 23日・・・。   FBはその後更新されることはありませんでした。

24日 昨日、 ある方のブログで23日に亡くなられたことを知りました。

自分で 大作を載せる! と宣言した日です。

 

最後に、  男性は何を語るつもりだったのでしょうか。

 

私は 4月の桜を2頭のワンちゃんと見ることができればいいのに、 といつも心の中で奇跡を祈っていました。

 

でも・・・     奇跡はおこらなかった。

 

昨日は 大事な身内を失ってしまったかのように心にぽっかりと穴が開いてしまったようで

本当に哀しく 涙があふれてきました。

本当に残念で仕方がありません。

 

一度もお会いしたこともない男性でしたが、 犬を飼っている人間の覚悟、 病に立ち向かう気持ち、 人への感謝、  人生を見つめる姿、 毎回毎回、 様々なことを教えていただきました。

昨日は 過去の投稿を涙ながらに読み返していました。

 

本当に最後の最後まで 素敵でした!

心から 感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、 お疲れ様でした。

どうか 安らかに。

心より ご冥福をお祈り申し上げます。   

 

 

最後に・・・。

何かの事情で 動物を手放さなくてはならなくなった人へ。

いろんな事情、 予期せぬ出来事もあろうかと思います。

その時は どうか 動物たちのために真剣に新しい里親さんを見つけてあげてください。

動物たちは 言葉をもちません。 でも、 感情があります。

どうして 自分は今までいたご主人と別れなくてはいけないのか・・・。

不安でいっぱいのはずです。

どうか お願いします。

最後まで人間として責任をもってください。

そして 余命宣告された人が 最後の最後まで 愛犬のことを考えて、里親さんに託された人がいたということを思い出してください。

 

 

2頭の犬たちへ

 

「新しいおうちでの生活は慣れましたか?

 

あなたの本当のパパさんは とても立派な人でしたね。 あなたたちは10年間という月日を パパさんと一緒に過ごせたことは 幸せだったと思います。

きっとパパさんは 最後の最後まで あなたたちのことを想いこの世にお別れを告げたのだと、思います。

そして いっぱいの想い出を胸に抱きながら・・・。

これからは お空の上であなたたちを見守ってくれることでしょう。

あなたたちより早く お空に逝ってしまったけど、 今度またいつの日か必ず逢える日がきます。

深い 深い愛情で繋がっているのだから・・・。

それまで 新しい パパさんとママさんのところで 仲良く元気で暮らしていてくださいね。

それでは ごきげんよう。」