誕生日のメッセージをくださった皆様、本当にありがとうございました。
一年の中のいくつかある節目の中でも、誕生日というのはどうも特別なようで、それはどこか「悔しさ」から来るものではないかと個人的には思っております。
歩めど歩めどつけた足跡はいつしか風に吹かれた砂で埋もれ、振り返ればここはどこだと自分の居場所がわからなくなる想いに駆られる。
そこはまるで砂漠のように……とは前回僕が書いた作品の冒頭にあったセリフだ。
見上げればうっすらと雲の影に太陽の光が見えるから、それを目印に進む。
そんなことを繰り返しながら、戸惑いつつも歩み、踏み出し続け見ていた景色は、似ていても同じ場所を回っていたことはない。
出会いや別れ、それらもすべて今に至るに必然の道程。
少し雲は開けてきたか。
また閉じるかもしれない。
それでも、足が動く限りはと思っている。
いつか自分のためが、誰かのためになっていけばいい。
僕はまだまだ精進が足らんので、多くが自分のためになってしまう。
でも周りには、誰かのために動く人が増えてきた。
これはきっと、そういう風が吹いてきたのだろう。
戻ることなく、今日も明日も、一歩一歩その足跡を残していく。
頑張って生きたいと思います。