役者紹介5 | POM-C-ISM ~松木円宏のブログ~

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俳優・松木円宏の個人ブログ。
日々、この広い世界に小さな足跡を残していくのです。

2016年の6月分まである手帳を買う夢を見た。
今の手帳じゃ管理しづらいと思ったのが夢に出てきたのだろう。
もう次が始まろうとしている。
今年は外部での活動が主になりそうですが、2016年のポムは一つ勝負でございます。
是非楽しみにしていてください。


さてさて、今日で終わらせちゃいますよ。
『ポケットの中に世界』の役者紹介、ラスト!!




大平隆行さん (IT企画)

初参加で主演。
馴染みのスタッフさんにはよく初めての人を主役に置いたねと言われましたが、それはまず第一に紹介者である鈴木コウタさんへの信頼があったからだと思います。
そして本人に会ったその日から信頼は裏切られることなく、その真摯な姿勢には何としてもこの世界観を背負おってみせるという気概を感じました。
夜中の二時とかから長電話することもしばしば。
愛嬌もありつつ、与えられた仕事に対し努力を惜しまず、何でも吸収して行こうとする意欲もあり、今後の成長も楽しみな役者さんです。
きっとまた何かで組むこともあるでしょうから、その時はお互いもう一段成長してやりたい。






清水斐子さん

ポムの舞台では前回の『色のない虹』で初めてで今作が二度目となる。
一度関わったことがあるなら馴染みがあるかと思いきや、今回はポムでも初めてのメンバーが多かった。
元々紹介者である金馬さんも別の現場でいなかったこともあり、周りに頼ることができず自分の足で立つことが必要だった。
個人的な意見だが、まだ舞台経験の浅い彼女にとって、一つ大きな課題を背負った公演だったのではないかと思っているし、僕なりの課題もあの役に込めたつもりだった。
結果、清水斐子は強かった。
自分の未熟さを理解しつつ、でも怯まず、誰よりも吸収しようという意欲に飢えていた。
僕も思わず熱が入り、多くを伝える、それが行き過ぎになっていないか心配になるぐらい。
でも、誰より応えようとしてくれるその姿勢から芝居の変化が目に見えてわかり、その成果も舞台を観てくださった方なら印象に残っている人も多いのではないだろうか。
また遠くない機会にポムには出てもらいたいと思っているし、その時の彼女が更に成長した姿を見せてくれたら、こんなに嬉しいことはない。



そしてラストはこの方!!





金馬貴之 (マリエ・エンタープライズ(株))

お互いを「戦友」と呼び合える、ポムでもお馴染みのこの方。
僕の作品では必ずと言っていいほどメインをお願いしていた金馬さん。
今回は小屋入り一週間前からの本格参戦ということで出番は少なかったものの、今作にはなくてはならないラストを飾る役で、短期間ながらその重責を見事に背負い演じてくれました。
ポムでは60代前後の年齢の役をお願いしたのは初めてですが、いやはや全然アリですね、予想通りです(笑)
毎回意識しているわけではないですが、それでも金馬さんにはいつも今までと違う役を演じてもらいたいと思って書いているし、何よりメインを演じることは必ずその幅を広げ魅力を高めることに繋がると思っているので、無茶でも何でもこの役でどうだと提示したい気持ちがある。
それは信頼なんだと思うのです、ホント、この言葉に尽きるのです。
だから成長はある意味義務であり、約束のようなもの、きっとそれはお互いに。
そして、だからこそこの場に留まってたまるかという想いを胸に、上を目指していける。
「金馬貴之」という俳優の存在に心から感謝しているのです。



多くの方に恵まれての公演となりました。
既に次へと繋がった人も、今後繋がる方との出会いもありました。
お客様含め、関わって下さったすべての皆様に感謝を。

ありがとうございました!

今後とも応援の程、よろしくお願い致します!!