もう一年が終わるのかと思うほど早く、そして濃密な時間だったように思います。
特に3月は震災の時期に被った公演で忘れられない記憶となりました。
必死になってただただ足を運んでくださった目の前のお客様のためにやるしかなかった公演でした。
でも、それと同時に、そんなことはいつの公演も変わらない想いであるはずなのだと気付くに至ります。
もちろん、いつだって手を抜いたことなんてないし、どんなにダメと言われても今ある全力でやっています。
要は覚悟なんだろうと思うわけです。
これが自分にとって最後の舞台かもしれない覚悟。
その一回しか観られない人に観せる覚悟。
俳優として舞台に立つ覚悟。
そういったいろんな覚悟があって、その覚悟を持った人たちが一つの場所に集まって創造していくことが舞台だと思うわけです。
いや、優れた創造の現場はすべてそうなんじゃないかと。
今年お世話になったポムに関わるすべての皆様、9月のイデアル、12月のOi-SCALE、そしてお馴染み楽園王で関わらせていただいた皆様、芝居に限らず僕と出会い関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
来年も精一杯邁進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
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