【講師陣】
講師陣はコース毎に分かれていて、ビル設備コース9人くらいはいると思います。
その中には定年を迎えられそのまま嘱託として教鞭を続ける熱血講師の方もいます。
自分が学んだ講師は、どの人も分かりやすくみんながわかるまで繰り返して教えてくれたので
助かりました。
講師は、それぞれ電気系(電工・受変電・シーケンス/PLC制御)と消防設備、ボイラー・危険物・冷凍機械・空調・給排水・環境衛生・ビルクリーニングなどに分かれて担当し、3つクラス(3ヶ月毎に重なる一般6ヶ月コースを2つと若年層向けのコース)が、平行して訓練を進められます。
内容的には、キャリアチェンジを前提としているので素人レベルからの内容です。
一見難しそうにも感じますが、始めるまで全然分からない人でも一通り終る頃には
かなりの技能が身につけられます。(勿論、真面目にやればの話ですが)
事実、自分が6ヶ月間いた中では、60歳近くの高年齢層も含め 落ちこぼれた人は一人もいなかったと思います。
また、先生たちも時間あるときに積極的に企業訪問をやっているので、最新の現場動向も詳しく教えてくれます。
その他、資格試験の対策や傾向、修了後の現場に入ってから挑戦する上級国家資格試験の傾向も講義中にちゃんと教えてくれます。
ビル設備の場合、とにかく勉強する範囲が広く実技も相当な量を行いますので、どうしても浅く広く傾向はありますが、
後でも復習が十分出来るようにテキスト以外の補足資料のプリント類も豊富にいただけるので、
就職後でも十分活用できます。
現に、就職が早く決まり早期に働き始めた人や修了生から聞いた話でも、ポリテクで貰った
テキストとプリント類は、絶対に現場に出てから必要になるから大切に残した方がいいといわれます。(どの人もしつこいくらい言っていました。)
【実習環境】
実習環境は正直、贅沢だと思います。
電工の実技対策の試験から、現場に配属されてもある程度は仕事が出来るように低圧電気から高圧電気までの設備が整っています。(キュービクルもGR付きのPASも)
勿論、実習用機器だけでなく、ポリテクの建物自体で多くのビル設備を多くもっていますので、実習機と運用機を比べながら、いろんな技能が学べます。




消防関係は、ほぼ一通りの感知器や自動火災報知器(2種類)も揃って入るほか、
スプリングクラーなどの実験も出来るような施設が整っているので、ガンガン非常ベルを鳴らしながら実習できます。
スプリングクラーや非常ベルなどを気にしないで練習できるのは、なかなかないと思います。
ボイラーについては、小型になりますが貫流ボイラーや温水ボイラー、冷温水器と空調のエアハンドリングユニットやファンコイルなどもあります。
他にも、中央監視装置の模擬実習機もありますので、ビル設備関係の設備は一通り揃っています。

また基本的に、実習では全員が完成できるまでやりますし、操作系の実習も全員が
一通り操作するまでやります。
ほとんどの講義は、午前中は座学でみっちり知識を覚えて、午後は実習をして身体で覚えるという流れです。
公的の教育機関だから出来る本当に恵まれた実習環境です。




【就職支援】
就職支援は、訓練第一課という就職支援専門の担当があり、面接対策についても相談コーナーに専属の相談員がいます。
就職支援については、やる気のある人にはかなり真剣に応援してくれます。
その反面、自発的に行動しない人、待ちの姿勢の人にはそれなりしか対応してくれません。
それでは、やる気のある人とはどんなタイプを指すかという点は、
求人票が掲示されるのを待ったりするのではなく、自分で積極的にハローワークに通い
求人票を持ってくる人、自分でインターネットで企業のHPを見て積極的に求人情報を集めて応募する人です。
自分でハローワークに行き求人票を集めて相談すると支援担当者が、直接企業に問い合わせをしてくれて紹介状も発行してくれます。
求人票だけでは、分からない情報を支援担当者がガンガン切り込んで聞いてくれます。
押しも結構強いです。
ビル設備担当の支援担当者は、かなりの経験がある本当に頼もしい人でした。
しかも、支援担当者の方は長年の経験でいろんな会社に人脈も持っているので
正直、就職活動では本当に助かりました。
【模擬面接練習】
なかなか面倒で行きたがらない模擬面接と履歴書の添削ですが、
経験者としてアドバイスさせて頂くと是非、模擬面接と添削は受けて下さい。
どちらも専門の相談員がやってくれますが、これをやるのとやらないとでは、
はっきり就職活動に差が出ます。
自分も2回やりましたが、結果としてやって良かったと思いますし、
そのおかげでスムーズに内定が取れました。
でも、割と人気があるので予約を取るのが大変です。
昼休みと放課後はすぐに予約が一杯になるので、余裕を持って予約して下さい