昨日配信のyoutubeに、みのもんたさんの司会する番組での、青山繁晴氏や武藤元(前)駐韓大使らをゲストを交えた南北会談を読み解く主旨の議論が、アップロードされていた。 https://www.youtube.com/watch?v=IiQLSe2btBA
 
そこで参議院議員の青山氏が、米軍関係者に南北会談の感想を聞いたが、かれらは怒り心頭だったという話を紹介していた。そして、議論は五里霧中状態で、北朝鮮問題の解決において何の進展もないという不満だけが結論だった。そこで、以下のコメントを書いた。 

「青山さんは、南北会談のときに米軍の意向を聞いたとおっしゃるが、どのレベルの方なのか?米軍の意向ではなく、トランプさんの意向を聞かなければ何もわからない。 
この会談をどうするかについて、南北朝鮮はトランプ政権と打ち合わせができていたと考えるべきでは?何故なら、北朝鮮と米国は、ポンペイオ(当時CIA)が北朝鮮に泊まり込んで、既に綿密な話し合いをしている。更に、南北会談をトランプは評価しており、米朝会談にも自信ありげである。」 

つまり、彼等は一応政治又は政治評論などでプロの筈だが、今回の朝鮮南北会談の評価において、その会談のみをクローズアップして見てしまい、その背景など含めた広い視野を取ることを忘れていると思う。(補足1)ポンペイオの名前すら出てこない。それに、軍の現場の意見を聞いて、それでミスリーディングなことを青山氏は言っている。この人は米国軍に話をするコネを持っているのが自慢の人である。 

昨日ここのブログとして書いたが、トランプは北朝鮮の核よりも朝鮮戦争の終結に感心がある。それをやれば、ノーベル平和賞に繋がるからである。そして、選挙に勝てるからである。

そのため世界の目を、北朝鮮の核廃絶問題に対し米国が今後するであろう甘い対応から目を瞑らせることを考えた。それが、あのような一見感動的な南北宥和の場面のテレビ番組をプロヂュースした理由ではないのか。(昨日投稿の記事) 


今後米国は、抜け穴だらけの北朝鮮の核廃絶を決めるだろう。元々民主党などには、北朝鮮の核兵器など認めれば良いという意見もあった。中国の核を認めたのと、同じである。金正恩は決してキチガイではなく、優秀なリーダーだと分かった今、敢えて核兵器をリビア方式で剥ぎ取るという危険なことをする必要などない。いい加減な形で核廃絶を演出しても、日本が核武装する危険性も全くない。 


その後、韓国は北朝鮮との宥和路線を経済破綻しない形で行うという大変な仕事が残る。金正恩も”米国が怯んでいるのだから武力で南北を統一する”なんて、バカなことは言わないしやらない。南北朝鮮が連邦的になって、最終的には韓半島から米国を追い出し、日本には今後核兵器をちらつかせながら賠償金相当の経済支援金を脅し取ることになるだろう。そこに、金正恩も文在寅も、希望をもっていると思う。 


トランプは、ノーベル平和賞をもらって万々歳だろう。中国や日本を経済戦争の相手にする可能性もあり、日本は泣きっ面にハチということになるかもしれない。日本政府は、国家存亡のときに、拉致問題を国防問題としてではなく(補足2)、西欧的人道問題と考えて北朝鮮問題の最重要課題のように扱った。その馬鹿げた政府のやり方のつけである。  (以上、素人の一有権者の意見として書きました。)


補足: 
1)ものごとの評価には、マクロとミクロの二つの視点が最低限必要である。すぐ後にある米朝会談の準備に、国務長官になるCIA長官が訪朝して綿密に打ち合わせをしたことなど、最低限考慮すべきことだと思う。 
2)国防問題なら、憲法改正と国防軍創設が、拉致問題解決の最初に考えるべきことである。米国や韓国に、北朝鮮が拉致被害者を早急に返す様に交渉の一部を依頼するのは、単に人道問題として考えているからである。
1)金曜日の朝鮮南北会談は、テレビの実況中継として世界に流された。その結果、今回の北朝鮮問題の中心は、北朝鮮の非核化というより、南北に分断された朝鮮民族の統一問題であるという印象を、世界中の人の心の中に植えつけた。民族の統一については、誰も異論を挟む余地がないので、北朝鮮の非核化の問題を比較的軽く見る環境ができたように思う。

実況テレビ中継で感動の場面として世界に流すというアイデアは、一体どこの誰から出たのだろうか。まるで、ドキュメンタリードラマのプロデューサーが背後に居るような感じである。私は、プロデューサーはアメリカであり、トランプ大統領だと思う。テレビの力を最もよく知って居るのは米国であり、中でもテレビ番組の人気司会者だったトランプである。

北朝鮮に4月初旬に渡って詳細な打ち合わせをしたのは、CIA長官のポンペイオであり、その人は現在の国務長官である。その時には、米朝会談の打ち合わせを行ったと報道されているが、そこで朝鮮南北会談とその役割についても詳細に打ち合わせたのではないだろうか。

今回の朝鮮南北会談では、今更話し合うことはあまりない。すでに盧武鉉と金正日の間でもなされているが、実行が伴わなかったのである。また、非核化の話は米国抜きで話しても意味がない。そこで、米朝会談をできるだけやり易い様に、その前座の役割を果たすべくプロデュースすることが、米朝韓3ヶ国の間で決められたのだろう。

何も知らないで、拉致問題を取り上げる様にトランプに頼みに米国に行った安倍総理は、まるでサーカスのピエロ役のように見える。何故なら、佐藤博志氏が言うように、拉致問題は日本政府が拉致被害者を北朝鮮から奪還することで解決すべき問題だからである。https://www.youtube.com/watch?v=okgi0XRx3to

非武装であれ何であれ、独立国を名乗る以上、自国民を拉致されたことは国家の恥である。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43635118.html
「返して下さい。お金は出しますから。」と拉致した国に頼むのは異常である。更に、第三国に「北朝鮮に、返す様頼んで下さい」と泣き言をいうのは、もはやお笑いの領域としか言いようがない。

日本外交は「拉致問題に拉致されている」と思う。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43631245.html

2)米朝会談の後の記者会見で、トランプ大統領により「朝鮮戦争の終結、平和条約の締結、それに北朝鮮の非核化」が、大成功というアナウンスとともに宣言されるような気がする。非核化の重要性は南北会談の演出により相対的に低く抑えられたので、北朝鮮には核兵器を隠すことが可能な査察制度が盛り込まれるか、或いはどこかに努力目標的な項目が入ると思う。兎に角、米朝会談は大成功を演出することが何よりも大事なのだから。(補足1)

統一朝鮮が、本当にできるかどうかは定かではない。遠分は連邦的な国家を唄いつつ、二つの独立国のまま進むだろう。トランプの米国は、韓半島から撤退するだろうから、この時がそのチャンスである。

韓国は、親中国の国として北朝鮮と仲の良い兄弟国として再出発を目指す。しかし、経済的に困窮することになり、国内で不満が鬱積することになる様な気がする。そこから韓国が、どの様に進むか分からないが、困難な時代に入る様な気がする。

トランプはオバマの8年間何もしなかったと、北朝鮮の核問題での無策を非難したが、自分のやることも、数年後には非難されることになる様な気がする。 以上、素人の推測です。

補足:
1)このような考えと全くことなる考え方を、元ウクライナ大使の馬渕睦夫氏が出しておられるので、引用しておく。https://www.youtube.com/watch?v=PPXdqIf48WM
眠れぬままに、以下のような話を夢想してしまった。読まれる方は、素人の戯言と思って眉につばをつけてからにしてください。

1)現在の背景:
今朝のテレビ番組報道プライムサンデーで、評論家の武貞氏や中部大の細川氏らが、北朝鮮問題を三つの要素に分解して考察した。北朝鮮の非核化の問題、東アジアの緊張緩和の問題、それに朝鮮統一の問題である。それらは相互に関連していて、同時解決しか出来ない難問だというのが、その時の結論だったと思う。
 
ここで、細川氏が先日の朝鮮南北会談で、北朝鮮の非核化の問題をほとんど議論せずに残して、統一の問題を中心にしている様に見えるが、それはおかしいと指摘した。私は咄嗟に、それは米朝会談での合意を派手に大きくするためであり、朝鮮南北会談と米朝会談の両方が、米国、韓国、北朝鮮の三者で念入りに計画されているからだろうと思った。
 
トランプ大統領の米朝会談の成り行きに対する余裕のある姿勢は、それを示している。つまり、日本は何も知らないが、既に結論は出来上がっていると思う。その筋書きは、例えば次のようになると想像している。北朝鮮は完全で不可逆的な核兵器廃絶を行う、駐韓米軍はそれと協奏的に韓半島から撤退する、そして、朝鮮戦争の終結宣言と平和条約の締結を行う。
 
時期としては2年以内位にして、トランプ大統領の次期大統領戦での勝利を確実にする。査察は米軍が直接担当し、非常にずる賢く核兵器の一部を残した場合は、発見困難なレベルにする。米国は、査察で嘘をつかなくて済むし、北朝鮮(統一朝鮮)には、”諸外国から核兵器保持の疑いの目を持たれるタイプの核抑止力”が残る。イスラエルのレベルの非核化である。
 
2)今回の話し合いから朝鮮戦争が終結すると仮定したとき、その進行を例えば異星人が客観的且つ完全に観察したのなら、その概略を以下のように記述すると思う。
 
「朝鮮戦争の最終勝利のために北朝鮮が開発してきた一連の核兵器が完成した。そこで、韓国軍を含む国連軍側はその脅威に屈して、平和裡の北朝鮮側による朝鮮半島の統一に合意する模様である。」
 
勿論、朝鮮戦争で北朝鮮を潰すだけなら、米軍側の軍事力をもってすれば簡単だろう。しかし、韓国、日本、米軍とその家族などに多大の犠牲がでる。北朝鮮も多大の犠牲が出るだろうが、北朝鮮の命の値段は、独裁の発展途上国故、圧倒的に低い。
 
それを考慮に入れた場合、韓国と日本での損害の大きさが膨大となり、北朝鮮との核兵器を用いた戦闘再開は、米国および韓国側が不利となる。そこで米韓は、名誉ある白旗を揚げると考えるべきだろう。その膨大な賠償金を、韓国と何故か日本が、“経済援助”という名前で支払う。
 
日本が、北朝鮮の核問題という視点からだけこのケースを眺めているのであれば、それはトンチンカンな歴史認識である。馬渕睦夫元ウクライナ大使は、この問題を含めて東アジアの軍事的(&外交的)緊張は米国に責任があると言っている。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42622974.html
 
米国は、朝鮮戦争の休戦協定で合意された、高いレベルでの和平会談を60年以上怠った。その米国に、朝鮮戦争をこれまで引っ張ってきたことと、その結果としての北朝鮮の核武装の責任がある。
 
文在寅大統領は、韓国にいるが北朝鮮の代表のような立場なのだろう。前回のブログでサジェストしたように、北朝鮮の核兵器は文在寅韓国大統領にとっては、米国を朝鮮半島から追い出すための道具であるとみなせるだろう。
 
また、統一後にも核兵器を温存し、対外抑止力に利用したいという考えをもっているだろう。その考えを隠しながら、文在寅は米韓首脳会談や日韓首脳会談を行なっているのだろう。トランプもそれでも良いと考えているのだろう。米国と何よりも自分に都合が良いのなら。
 
3)非常にゼロに近い確率だが、そして危険な話だが、別の韓半別の韓半島統一のシナリオもあり得ると思う。それは、トランプ大統領の方針に米国内での反対が強くなった場合、そしてそれにトランプが引っ張られ、北朝鮮攻撃を考えるケースである。


上に紹介の番組で、元自衛隊の佐藤正久氏から、在日米軍が北朝鮮攻撃を行うと言っても、その際に日本政府の同意が必要だろうという話があった。また、そのような時には、文在寅は米軍に半島から撤収する様に要求するだろう。その時点で、朝鮮半島は北朝鮮主導で統一されると思う。
 
そこでは、文在寅の奥の手は、金正恩を大統領にして自分は首相になるという手法である。ドイツのように実質的に行政に携わるのは首相であり、大統領は国家元首として、俯瞰的な立場をとる。
 
金正恩はスイスで近代国家を知っており、知恵も相当にある人だと思われる。そこで量子力学のトンネル効果のように、統一朝鮮をロシアに似た体制に移行させるのである。金正恩が大統領になることで、中国やロシアに安心感を与えることができる。
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