今日は米朝首脳会談の日である。金正恩は一昨日シンガポールに到着した。金正恩が乗った飛行機は中国国際航空の飛行機であり、専用機は随行員や機材などを運搬したらしい。今朝の朝日新聞デジタルでは、「安全面を重視する北朝鮮と半島問題で存在感を示したい中国の思惑が一致した形だ」とこの件への言及がなされている。 
 
この中国機の利用については、北朝鮮のメディアも積極的に報道しているようである。従って中国機の利用の意味は、単に老朽飛行機では安全に問題があると言うことでは無い。安全面への配慮は、メインな理由ではなく単にサブな理由に過ぎない。 
 
つまり、金正恩は1994年の合意に似た合意をすることが、最も容易な道だと考えているのだろう。そして、それはトランプ政権の考えとは程遠いので、今日の会談では実質的には全くなんの合意も得られないと予想する。
 
このような文章を今書くのは、前回ブログ記事で紹介した藤井厳喜氏の「仮に」と前置きしたシナリオが間違いだったと思うからである。それに真面目に尾ひれをつけて考えた話は、全くの見当違いだった。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43676167.html 金正恩が仮にそれを望んでも、軍部を完全に掌握していないのなら、無理である。 
 
金正恩は最も安易な道を選択したと思われるのだが、中国の全面的バックアップは米国の経済制裁の効果を緩めるので、今回の騒動は全くの無駄ではなかっただろう。その場合、トランプがまともな政治家なら、朝鮮半島分断の歴史が平和的に解消するという話も立ち消えになると思う。大山鳴動して鼠一匹で終わるのである。 
 
そして、半島の火薬庫としての役割は益々大きくなり、中国が崩壊しないとすれば、朝鮮半島と日本を飲みこむまでその役割は解消しないだろう。米国はその頃、第二列島線をかろうじて維持しているだろう。その大きなウネリの中で、拉致問題なんか埃程度の重みしか無い。(補足1)
拉致問題が最重要な課題だという内閣など、日本人一般は早めに見限るべきである。
 
トランプは日米首脳会談のときに、米朝首脳会談で必ず拉致問題に言及するといった。しかし、その理由を「安倍総理の個人的関心事であるから」と言ったことを日本人は深く考えるべきである。 https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20180609-00086250/
 
以上は素人である日本の一有権者の意見です。それを考えてお読みください。 
 
補足: 
1)拉致問題は日本政府の大きな失策であると、以下に議論している。 
1)紀州のドンファンこと野崎幸助さん殺人事件が話題になっている。体内から多量の覚せい剤が検出され、急性覚せい剤中毒で死亡したようである。他殺の可能性が極めて高い。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54512

その件で真っ先に疑われるのは、50才以上年下の今年2月に結婚した奥さんと、家政婦をやっていた方。奥さんは22歳の背の高い美女で、この2月に結婚した。家政婦の方、どんな人かと思いネット検索したら、元六本木のクラブで働いていた武田純代さん(66才)という方らしいと知った。野崎さんとは30年来の付き合いだったが、クラブを辞めるとき、家政婦を頼まれたのだという。その家政婦歴は八ヶ月間だそうである。http://intakeinfo.jp/archives/12266

今朝のテレビによると、奥さんは既に警察に任意で取り調べを受けているようだ。尿検査や嘘発見器での取り調べを受けているという。結婚の経緯は、最初に引用の上記サイトに詳しいが、野崎氏は結婚の条件として月100万円を支払うと約束したという。
 
それを美味しい話と思い、いわゆる金目当ての結婚だと言った後、「そのレベルの私が野崎さんを殺して遺産を奪おうなどということを考える筈はないでしょう」という。それはそれなりに説得力のある話である。
 
2)鍵となりそうなのが、野崎幸助氏の愛犬の死である。不審な死に方をしたそうで、警察は死体を野崎氏の自宅庭から掘り起こして、調査を始めたようだ。もし、覚醒剤が検出されたのなら、野崎氏殺害の犯人と同一人物の仕業の可能性もある。
 
元警察の検視関連の仕事をしていた人だと思うが、そのテレビ放送(羽島モーニングショウ)で、「致死量を確かめるために犬でテストしたのではないか」と言っている。それはあまり良い推理ではない。何故なら、致死量などネット検索すれば直ぐに出てくることが一つ。元野球選手の清原が逮捕された時の記事にも載っている。0.5-1グラムだそうである。
 
更に、そのようなテストをするのなら、別の場所で別の犬などを用いてテストするだろう。愛犬を殺せば、野崎氏に警戒心を芽生えさせるだけである。警察の方って、こんなレベルなのだろうか?
 
愛犬が覚せい剤により殺されたのなら、疑われる人は絞られるだろう。愛犬を殺す行為は、野崎氏への憎しみの所為だろう。77才の野崎氏に、近くに来ないかと誘われたのなら、奥さんもそれにお手伝いさんも、その遺産はおそらく自分に相当近づいたと思っただろう。
 
奥さんは、自分は野崎幸助氏の遺産の額など知らなかったと証言しているようだ。しかし、それは相当の遺産を持つ人だと思わなかったという理由にはならない。また、30年来の付き合いの方は、おそらく多額の財産をもっていること、野崎幸助氏に子供がいないことなどかなり詳細な知識があるだろう。
 
また、その方が付き合い始めたころは30代の中頃である。野崎氏との関係は想像に難くない。自分が家政婦に野崎邸に入って以来、野崎氏が22歳の人と結婚するなど信じられない出来事だっただろう。
 
多くの女性と関係で浮名を流した野崎氏である。60代に入れば、そして70代になれば、その遺産との関係で近づいた人も、二人の方以外にかなりいただろう。それらの方々の内、この2月の結婚で強く怒りを感じた方が、今回の殺人事件(ほぼ間違いないだろう)の主犯である可能性が高いと思う。
 
犬が覚醒剤による他殺死だとすると、事件解決は近いだろう。
1)ここ2、3日のトランプが、北朝鮮への非核化要求が柔軟になってきた。それは、トランプの関心がノーベル賞を取れる可能性の高い朝鮮戦争終結へ移り、頭の中を占領してしまった結果なのかもしれない。国務長官ポンペイオも、その時間がかかるという話を承知している筈だから、米国は本気で警戒しているのは北朝鮮のICBMだけなのだろう。なんども引用するのだが、佐藤優氏の話にあるように非常にまずいことになってきている。

昨日の毎日新聞(ネット)では、更に気になるニュースが流された。シリアのアサド大統領が、北朝鮮の公式訪問をする予定であると朝鮮中央通信が3日に伝えたというのである。具体的な時期は不明。5日時点でシリア政府から正式な発表はないが、ロイター通信は金委員長が首都・平壌で会談する初の国家元首になる可能性があると報じた。https://mainichi.jp/articles/20180606/k00/00e/030/258000c (補足1)
 
アサドの訪朝目的は書かれていないが、それは容易に想像できる。「米国が北朝鮮の核兵器を廃棄させるというのなら、一部をシリアは喜んで買い取る」という話だろう。そのためには如何に密かにシリアまで輸送するかが問題であり、それを相談するためなのではないか。
 
ユダヤ教徒の娘夫婦やネタニヤフに言われて、トランプは対策を考えるだろう。もともと中東方面への核拡散なども考えて、北朝鮮へのリビア方式(即刻CVID)での核廃棄要求だったのだから。
 
2)別の解釈もあるようだ。
youtubeで、藤井厳喜氏の面白い解説がアップロードされている。藤井氏は、トランプが「今回の会談で、合意文書の発表まで行けないかもしれない。時間がかかりそうだ。」と言い出したことが読めないというのである。時間がかかるというのは、ポンペイオも承知の話である。ボルトンはどう言っているのかわからないが。
 
「北朝鮮がCVIDを飲めないと言っているのなら、12日の会談は流れている筈である。何か未知の事態が動いているようだ。」と言っている。そして、非常に興味ある話をした。それは、米国にとって“非常に良い条件”を言って来た時の米側の対応なら、説明可能だというのである。
 
「当てずっぽうで言うとと断った上で、『米国のレーダー基地を北朝鮮に置いても良い』と金正恩が言った場合、それは米国にとって直ぐには答えの出ない話である」と話した。何故ならロシアと中国の強い反発が、どの程度なのか読めないからである。その上で、上の「アサド大統領の北朝鮮訪問の話はガセネタである可能性が高い」と言っている。https://www.youtube.com/watch?v=CbLMW5Dgf0k
 
そこで動画の欄にコメントを書いた。
 
藤井さんの例えばと言ってされた話は、面白いです。何故なら、金正恩は心の底では中国が嫌いだし、ロシアも好きではないだろう。「自分たちは、歴史的に見ても彼方か此方のどちらかしかありえない、シーソーのような存在だ。彼方なら、米国の要求は本当の意味で飲むのは困難だ。中国からネジを巻かれている。しかし此方なら、それは出来る。しかしその場合、中国やロシアとの交渉は、新しい親分であるトランプさん、あなたにお願いしなければならない。」と金正恩が言ったと考える。トランプは時間がかかるというだろう。
 
シリアのアサドの訪問の発表は、「トランプさん、時間がかかるというが、我々には時間がないのです」という意味になる。
 
3)上記1)は、トランプを非常に俗な人間としての解釈だが、2)は藤井厳喜氏というプロの政治アナリストの「トランプはこれまで通りの北朝鮮の非核化について強い姿勢だが、北朝鮮が直ぐに打てない変化球を投げて来た」という話である。

つまり、米国は体制の保証をすると言うが、米国から体制の保証を受けるためにCVIDを実行したときに、中露からの脅威に晒されては何にもならない。もし、「本当の意味で体制保証をするのなら、トランプさんの米国に中ソ(露)の脅威から解放してほしい」と言ったとしたら、トランプはどう答えるのか。

「なかなか時間のかかる話になる」と言わざるを得ない。これは、北朝鮮が冷戦時代のウクライナに似ていると考えれば分かる。ウクライナもNATOに入りたいのである。安倍首相の今回の日米首脳会談に関するコメントを注意深く読む必要がある。

(7:40;10:10 最後のセクション加筆)

補足:
1)東西冷戦期にともに旧ソ連の影響下にあったシリアと北朝鮮は1966年に国交を結び、73年の第4次中東戦争では北朝鮮が兵士やパイロットらをシリアに派遣して関係を深めた。両国は化学兵器開発でも協力関係にあると指摘される。また、イスラエル軍が07年に空爆したシリア東部の原子炉も、北朝鮮が建設に協力したとされている。