1)紀州のドンファンこと野崎幸助さん殺人事件が話題になっている。体内から多量の覚せい剤が検出され、急性覚せい剤中毒で死亡したようである。他殺の可能性が極めて高い。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54512
その件で真っ先に疑われるのは、50才以上年下の今年2月に結婚した奥さんと、家政婦をやっていた方。奥さんは22歳の背の高い美女で、この2月に結婚した。家政婦の方、どんな人かと思いネット検索したら、元六本木のクラブで働いていた武田純代さん(66才)という方らしいと知った。野崎さんとは30年来の付き合いだったが、クラブを辞めるとき、家政婦を頼まれたのだという。その家政婦歴は八ヶ月間だそうである。http://intakeinfo.jp/archives/12266
今朝のテレビによると、奥さんは既に警察に任意で取り調べを受けているようだ。尿検査や嘘発見器での取り調べを受けているという。結婚の経緯は、最初に引用の上記サイトに詳しいが、野崎氏は結婚の条件として月100万円を支払うと約束したという。
それを美味しい話と思い、いわゆる金目当ての結婚だと言った後、「そのレベルの私が野崎さんを殺して遺産を奪おうなどということを考える筈はないでしょう」という。それはそれなりに説得力のある話である。
2)鍵となりそうなのが、野崎幸助氏の愛犬の死である。不審な死に方をしたそうで、警察は死体を野崎氏の自宅庭から掘り起こして、調査を始めたようだ。もし、覚醒剤が検出されたのなら、野崎氏殺害の犯人と同一人物の仕業の可能性もある。
元警察の検視関連の仕事をしていた人だと思うが、そのテレビ放送(羽島モーニングショウ)で、「致死量を確かめるために犬でテストしたのではないか」と言っている。それはあまり良い推理ではない。何故なら、致死量などネット検索すれば直ぐに出てくることが一つ。元野球選手の清原が逮捕された時の記事にも載っている。0.5-1グラムだそうである。
更に、そのようなテストをするのなら、別の場所で別の犬などを用いてテストするだろう。愛犬を殺せば、野崎氏に警戒心を芽生えさせるだけである。警察の方って、こんなレベルなのだろうか?
愛犬が覚せい剤により殺されたのなら、疑われる人は絞られるだろう。愛犬を殺す行為は、野崎氏への憎しみの所為だろう。77才の野崎氏に、近くに来ないかと誘われたのなら、奥さんもそれにお手伝いさんも、その遺産はおそらく自分に相当近づいたと思っただろう。
奥さんは、自分は野崎幸助氏の遺産の額など知らなかったと証言しているようだ。しかし、それは相当の遺産を持つ人だと思わなかったという理由にはならない。また、30年来の付き合いの方は、おそらく多額の財産をもっていること、野崎幸助氏に子供がいないことなどかなり詳細な知識があるだろう。
また、その方が付き合い始めたころは30代の中頃である。野崎氏との関係は想像に難くない。自分が家政婦に野崎邸に入って以来、野崎氏が22歳の人と結婚するなど信じられない出来事だっただろう。
多くの女性と関係で浮名を流した野崎氏である。60代に入れば、そして70代になれば、その遺産との関係で近づいた人も、二人の方以外にかなりいただろう。それらの方々の内、この2月の結婚で強く怒りを感じた方が、今回の殺人事件(ほぼ間違いないだろう)の主犯である可能性が高いと思う。
犬が覚醒剤による他殺死だとすると、事件解決は近いだろう。