1)ウクライナでのバイデン父子の疑惑

 

この件、2014年2月のウクライナ危機が発端にある。2013年11月にヤヌコビッチ・ウクライナ大統領がEUとの連合協定交渉の棚上げを発表したことに反発した民主野党や市民・学生らが、首都キエフで抗議運動を開始したのが切掛だった。

 

当時、国際政治評論家の田中宇氏は、ウクライナを欧米圏に近づける為に、米国などは反ヤヌコビッチのデモを支援していたと、欧米マスコミ記事などを引用し、主張していた。(http://tanakanews.com/)オレンジ革命や2014年の政変は、ウクライナでの親露派と反露派の対立を明確にし、国家としては不安定化した。

 

米国オバマ政権で副大統領だったバイデン氏は、ウクライナ問題を担当していた。つまり、2014年のクーデターにも深く関与していた筈であり、この件の米国側の主役だったのだ。https://tanakanews.com/e1130ukraine.htm

 

当時のヤヌコヴッチ大統領はクーデターの結果、ウクライナから逃亡し(2月22日)た。そのクーデター直後にウクライナに乗り込んだバイデンは、腐敗を克服しなければならないと言っていた。まるで、ヤヌコヴィッチが大統領に適さないのは、汚職で私腹を肥やすからだと言いたいのだろう。ウクライナのソ連崩壊後を継続してみていれば、明らかに親露か反露かにしか関心がなかった筈である。

(chukaのブログ;https://83k2ho1ux7ti.blog.fc2.com/blog-entry-294.htmlに引用の米国ABC放送)

 

その後のウクライナの政権だが、3ヶ月あまりの暫定政権(トゥルチノフ大統領代行、6月7日まで)の後、2019年5月20日までポロシェンコが大統領を務め、現在ゼレンスキーが大統領である。

 

ウクライナのクーデターの直後(2014年4月18日)に、バイデン副大統領の息子のハンター氏は、資格も経験もないままウクライナのガス会社(ブリスマ)の役員となった。ハンターは、少なくとも85万ドルの報酬を得、更にブリスマはハンターの会社に300万ドル以上支払っているという。

 

上で触れたように、バイデンはウクライナに乗り込んだときの記者会見と思われる場面で、「貴方がた(つまりウクライナ)は腐敗というガンと戦わなければならない」と言いながら(上記動画、1分のところ)、自分たち親子は私服を肥やしていたのである。ブリスマからの収賄などに関心があったとすれば、ヤヌコヴィッチ政権の中にいた人たちを掃除するためだろう。

 

2015年2月に、ブリスマのオーナーに融和姿勢を示していた検事総長に代わって、新しく検事総長になったヴィクトル・ショーキンは、ハンターを含むブリスマの取締役全員の捜査する計画を進めた。しかし、2016年3月に当時のポロシェンコ大統領は、突然に検事総長の解任を命じた。

 

その背後には、ハンターの父、ジョー・バイデンがいた。ショーキンを解任しなければ、米国は支援をしないと脅したのだという。(ジュリアーニ氏ら)ハンターの行為は上記ABCの動画でも言及されていたように、バイデンが承知の上で演らせた可能性があり、それは米国にとっての利益相反になる。

 

ショーキンはヤヌコヴィッチや新興財閥寄りで、腐敗が疑われる複数の人物を立件しようとしないから、改革を求める米国政府が圧力をかけただけと言う人もいる。ショーキンに代わって検事総長になったユーリー・ルツェンコは、後に公的にブリスマは捜査の対象ではなく、バイデン父子の不法行為はなかったとした。

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019092700005.html?page=2(日本の論座というネット記事、2019/9/30の記事)

https://www.bbc.com/japanese/49874817 (2019/9/30のBBCの記事)

 

疑いが山程ある新興ガス会社とバイデン父子の関係を、簡単に不法行為はなかったというのは、ルツェンコはバイデンの意を受けてウクライナの検事総長になったからだろう。

 

 

2)トランプ大統領に不正があるかどうかの鍵

 

外国の政変を画策することは重大な国際法(国際慣例)違反である。政変を理由に外国が干渉することも同様である。ただし、クーデターへの介入が、米国の利益に基づくのなら、国際慣例(国際法)からみて犯罪的であっても、米国での犯罪にならない。

 

しかし、クライナの一部から、理由なく巨額の金品を、そこに出向いた米国副大統領一族が受け取ったとしたら、それは米国の利益にならないので、犯罪である(利益相反行為)。

 

その捜査を、現在米国の指導者トランプが催促するのは、ノーマルな行為である。もし、その米国の利益に反する行為の主が一般人なら、誰しも反対はしないだろう。

 

嫌疑の主が将来の大統領候補になる可能性があるということだが、それが理由で、大統領の犯罪だというのはおかしい。その捜査に対する催促は、将来のトランプの選挙への間接的援助になる可能性はある。しかし、捜査の依頼は現在の直接的な国家の行政の一部だからである。

 

もし、その疑惑が晴れたのなら、バイデンが大統領候補になった場合、安心してバイデンに投票できるだろう。それは、トランプには不利である。つまり、トランプ批判の人たちは、詳細に捜査すればバイデン父子の罪が暴かれるという前提で批判しているように見える。

 

トランプに不正があるとした場合、それは大統領がウクライナへのその要請が、ウクライナへの軍事費支援という現在の行政に直接関係したかどうかの点だろう。しかし、米国の利益のために、米国が行う援助を取引材料にするのは普通のことではないのか?

 

尚、米国のトランプ大統領を応援する理由は、筆者にはない。(補足1)しかし、現在米国で起こっている、民主党を中心としたトランプ降ろしは何か変だと思う。それは、孤立主義的なトランプが、従来の米国支配層とそれに支持されている民主党にとって有害だという考えに基づいているのだろう。

 

補足:

1)トランプ氏が東アジアからの撤退を共和党の誰よりも考えている可能性が高い。しかも、トランプ氏は北朝鮮の中距離核ミサイルには無関心である。現在の日本の情況では、米国の東アジアからの撤退は致命的な影響が考えられる。

1)ソウル大元教授李栄薫氏の講義の概略

 

今韓国で週間ベストセラーとなっているのに、「反日種族主義」についてという題の本がある。この本は、李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学教授ら6人の研究者が執筆したものであり、それは既に本ブログでも紹介した。

 

この本の著者の一人である李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大学教授(李承晩学堂校長)により、youtubeに「李承晩TV」が開設され、日本に併合された韓国をレビューする動画が配信されている。昨日、「チャネル桜」により、韓国人が暴く反日韓国の嘘と題して、その第一回目が字幕付きで公開された。(韓国人が暴く反日韓国の嘘 -「李承晩TV」より- Part2「楯師団の慰安婦、文玉珠」) 

https://www.youtube.com/watch?v=wkDmu22L-NU 

 

李教授は、韓国で二番目に慰安婦であったと名乗り出た文玉珠さんの生涯を、彼女の生前の告白を書いた本「文玉珠—ビルマ戦線楯師団の「慰安婦」だった私」(文玉珠、森川万智子共著1996年)などを参照しながら解説した。その “慰安婦の実像”は、私の記憶では、朴裕河さんの著書「帝国の慰安婦」で書かれているものに良く似ている。 

 

それを李教授の言葉を用いて表現すると、「正式な軍属ではなかったものの、軍属に準ずる意識を持ち且つそれに相応しい待遇を受け、それに相応しい行動規範の教育を受けたと思います。」である。(動画32分あたり) 

 

2)文玉珠さんの経歴概略 (以下敬称略)

 

文玉珠の慰安婦としての数年間(3年ほど)は、世界戦争と貧困のなかで、売春婦、戦場における“銃後の母”(補足1)的存在、兵士との恋愛などが同居する(補足2)、過酷で近代社会の日常になれた我々の想像を絶する境遇であった。その中で李教授の語る文玉珠は、必死に、且つ、逞しく生きた。そして、その後の生活を支える財も蓄えた。 

 

1946年に帰国後、28年間は料亭などで芸妓として生活し、その人生も豊かな時から悲惨な情況まで、浮き沈みの激しいものだった。12年間一緒に暮らした男に裏切られ、その男と自分の間に生まれた三人の子供を育てた。三人は成人した後、就職と結婚をして、普通に幸せに暮らしている(1993年当時)という。

 

その後、本妻のいる男性と知り合い、事情がありその子供も育てることになった。その子の浪費癖などで預金も家も失い、経済的に困窮するようになる。その男との関係もなくなり、彼女は一人ぼっちの立場になってしまう。その時、従軍慰安婦問題に関係してしまったのである。

 

1990年金学順という女性が元慰安婦であったことを公開した。挺対協(韓国挺身隊問題協議会)は、「挺身隊の御婆さん達は、世の中に出てください。日本政府に対して公的謝罪と賠償を要求しましょう」というような広告を全国に向けて放送した。

 

ある時、30年以上の知り合いのイ・ヨンナクという男(眞城李氏で退渓李晃(最後の字は氵に晃)の子孫)が「貴方は日本軍慰安婦だったと思う、真実を明らかにするのには大きな意味がある」と挺対協に名乗り出ることを勧誘した。「自ら連絡しづらいのなら、代わりに連絡してあげる」との話を聞いて、文玉珠は恥ずかしくて身が縮まるようだったと言った。

 

その男が文玉珠の前で挺対協に電話をかけた。二番目に慰安婦であることを告白した後、暮らしは一変する。文玉珠が放送に出た後、彼女の知り合いから批難の電話が殺到した。その後文玉珠は本当の意味で孤独になった。慰安婦時代の知り合いを訪問したが、その時も「姉さん、どうして今になって、自分の恥ずかしい過去を明かすの?」と叱責された。

 

3)挺対協は、元慰安婦の文玉珠氏を身包み剥いで崖に突き落とした

 

当時残っていた同じ境遇の女性たちは、李教授の試算では数千人(5000人以上か)生き残っていた筈だが、彼女らは全て息を潜めていた筈だという。それが素直な朝鮮民族の意識であると語る。恐らく世界中の国々でも、人は同じ様に思い反応するだろう。

 

挺対協は、「慰安婦だった事実はあなた個人の恥辱でも家族の恥辱でも村の恥辱でもない、それは日本が犯した戦争犯罪だった。それを暴露することであなたは自ら恥ずかしい過去から開放され、一人の人間として尊厳と名誉を回復することができる」と言って、慰安婦の告白を勧めて日本批判の最前線に立たせた。槍や刀をよける為の盾のようにも思える。

 

挺対協は、数千人の集団から理想論的甘言を巧みに用いて、数人を剥がし政治利用した。そして作り上げた主張は、正しいものなのか? 正しい主張なら、その様な盾として、旧慰安婦の人生を身包み剥ぐようなことは不要ではないのか?

 

文玉珠さんの心の底から絞り出したような言葉が、その本に書かれた内容、そして、李教授の講義の内容の通りなら、挺対協の云う慰安婦像は自分達の政治運動のために捏造したものに過ぎない。

 

慰安婦としての3年間は、家を家族にプレゼントする収入や日本軍兵士山田一郎との思い出はあったものの、売春婦としての仕事や兵士とともに戦い、そして山地を移動することなど、苦しい生活だっただろう。しかし、その後の45年間はそれとは切り離せない全体として、文玉珠さんの人生を形つくっていた。

 

挺対協の勧めで慰安婦であったことを告白した後は、政府から補助金をもらい住居も食事も無料で提供されたものの、それと引き換えに彼女の全人生が消されることになってしまったのである。文玉珠さんの残りの5年間の人生は、家族や友人から別れを宣告され、挺対協に政治利用される、悲惨なものだったに違いない。文玉珠さんはウィキペディアによれば1996年10月、72才で死亡している。

 

 

補足:

1)戦場の後方。直接戦闘に携わっていないが、間接的に何かの形で戦争に参加している一般の国民。

 

2)山田一郎上等兵と慰安婦としての藤原よし子の付き合いの中で、山田による4首のよし子を慕う和歌が紹介されていた。山田一郎はその後戦死したようである。文玉珠さんは慰安婦としての生活も、山田との付き合いで耐えることができたと云う。

1)日本帝国による朝鮮支配については、初代朝鮮総督の伊藤博文は反対であった。何故なら、独自の文化を持つ民族を束ねて統治することの困難さを知っていたからであった。しかし、そう考えるのは知的な少数派でしかなかった。その伊藤博文を暗殺し、安重根は韓国の英雄となった。

 

日本の支配層は、倒幕を行なった薩長土肥と言われる外様諸藩の下級武士とそれに協力した下級貴族たちであった。日清戦争に勝利し、朝鮮から満州に支配を広げる時、それまで蔑まれていた外様の下級武士たちは、江戸時代の精神のままに、外地の住民たちを睥睨し支配したのだろう。

 

朝鮮併合の失敗の原因としては、日本人支配層、特に軍人などに驕りがあったのも一因だろう。薩長の下級武士にも優秀なものは大勢いたはずであり、彼らは伊藤だけでなく支配される側の気持ちと力を理解した筈である。しかし、四民平等の立憲主義の国では、時間が経てば多勢に無勢であり、愚者の驕りの前に賢者の知恵は雲散霧消する。

 

以前に紹介した加耶大学客員教授、崔基鎬氏の著書「歴史再検証 日韓併合」によれば、日本帝国の朝鮮支配が始まる前には、李氏朝鮮末期の停滞と貧困の中で人口が減少する程だった。それは呉善花さんの「韓国併合への道」の中の記述でも同様である。

 

しかし、その国は中華文明を日本よりも早くから吸収していた国である。その国の歴史は、文明国としてのプライドを持ちつつ、モンゴル、明とその後の清、ロシアなどの強国の影響下で、半独立国としての体裁を整えるだけで精一杯だった。丁度、戦後の日本と似た情況だろう。

 

その中で、高麗や新羅などの文化(補足1)は古く深かったが、複雑に屈折していた。そこから500年間、窓から明(中国)の方を眺める他は、殆ど孤立出来る情況になり、それが暗黒の時代に導いたと思う。李氏朝鮮である。李氏朝鮮は、明の冊封体制の中に存在するとの約束で、高麗を裏切った李成桂により建国された。最初から、独立の気概を捨てたのが(そしてそれが可能だったことが)、内向きで暗い国となった原因だろう。

 

視線を外に向けて、独立と繁栄を模索する国は、国の内部の団結と連携に知恵と力を尽くすが、宗主国の下で内向きの視線しか持たない国は、ただ統治の視点から国民を見る。反抗を抑えるために知的水準の高まりを警戒し、第4代の賢帝が作り上げたハングルも、10代皇帝の時に公的使用を禁止する。全体として、現在の日本の情況も似ている。(補足2)

 

このような屈折した歴史の克服は、朝鮮自身でなされなければならない。ところが、その克服すべき暗黒時代の肩代わりを日本帝国が自分の意思からすることになったのである。つまり、それが後の時代になって見た場合の、朝鮮併合の評価である。極めて愚かな選択だった。それは、日本にも朝鮮にもプラスになっていないかもしれない。

 

そして現代の韓国は、李氏朝鮮という自国の歴史の客観評価という厳しい仕事をしないで、日本帝国という他者の否定という安易な道を取ることになったのである。それは欺瞞であるが、その誘惑に負けるのはわからないでもない。しかし、自分の智慧となり力となるのは、ごまかしではなく真実に基づく自己評価である。

 

例えば、韓国が5つの国慶日の中に50年ほどの日本帝国の影響下からの脱出に関するものを3つ入れ、李氏朝鮮時代500年余の出来事から、ハングルの日のみを入れるのは、決して客観的な韓国の歴史を表現していないだろう。(補足3)

 

因みに、中国は広い国土と大きな人口を抱えた国であり、周辺への野心を具体化するには、自国の統一と強力な兵器の両面で準備が出来ていなかった。そこで、将来の統一への予約席に周辺国を朝貢国として入れた。朝貢は差し当たりの安全と緩やかな影響力行使のため、周辺国を家畜的国家(現状優遇で将来の搾取対象)の情況に置いた。因みに現在の中国は、準備が完了したと考えて行動を開始した情況にあると思う。

 

2)日本は歴史的に単純な国だった。つまり、一つの王朝(天皇制)が1400年間続いたのである。屈折した心を読むほどの修練はなされていなかった。大陸の国のような厳しい環境に居なかった為、必死に独立を維持するという経験に乏しかったことが、その原因だろう。

 

国境を挟んでの価値観や言葉の用い方の変化などを理解していなかった。それは宗教とも関係する。日本の宗教は、戦いの宗教ではなく、個人の死や運命と対峙するための宗教である。仏教は自然の中での自分を見つめる宗教であり、神道は自分に生を与えてくれた自然を崇める宗教である。(補足4)

 

大陸では、善悪や真偽の価値が、敵味方の境目で逆転する。それは戦うための宗教の教えとともに習得されていた。(補足5)聖書にあるように、異教徒の殲滅は善である。その宗教の人にとっては、偽証が禁止されるのは味方の中だけであり、敵を相手には禁止されない。これらのことを、頭ではなく血肉の段階から習得している。それは孔子、孟子、荀子、孫子、朱子(朱熹)らを詰め込んだ者たちも同じだろう。(補足6)

 

繰り返しになるが、日本人に於いては、棲息する範囲と思考の範囲が一致する。一方、世界の他の国々では、生息する範囲の10倍程度の範囲を思考の範囲とすると思う。つまり、世界の普通の国では、敵があってこそ味方があるという思考法をとる。敵の範囲を含めれば、10倍程度の範囲に目を光らす必要がある。日本人のように、敵は異常発生した(宇宙の彼方から現れる)害を及ぼす存在という考え方をしない筈。

 

更に、日本人は敵であっても味方と同じ言葉(通訳を通しての場合もある)を同じ意味で使うと常に考える。それが、出雲の国譲りから江戸城の無血開城を可能にした。大陸なら、無血開城を含む約束は虚しく反故にされ、徳川家は皆殺しになっただろう。

 

そんな日本人だからこそ、思わぬ力を得て、大陸侵略を開始したとき、異国の人たちも同じ(翻訳を入れれば)言葉を、同じ用い方で話すと考えた。自分達は威勢よく異国民を蔑視しながら、併合した後は自国民となる筈の異国民の為、彼の地のインフラ投資から始めたのである。それが後々、自分たちに向けられる刃の製造に利用されることなど考えもしなかった。

 

しかし、異国の人にとっては、自分達のインフラの整備は、太らせて食べるための投資の筈だと考えるだろう。それは世界の思考法からすれば至極当たり前であり、あとで日本人にしか通じない言葉で言い訳(日本人には本当のこと)を聞くのは、あまりにも虚しいし、異国の人にとっては空々しいだろう。言葉は所詮、同じ民族でしか通じない。(補足7)

 

因みに、グローバリストの中心にある人たちは、「人類を一つにまとめて人類皆兄弟の情況を作ろう」としている風に見せながら、心の奥には「但しそれの中心に座るのは自分たちだ」という奢りがある。つまり、グローバリズムは自分たちの為の世界を地球規模でつくるための思想である。この時、それまでの投資は異国の人たち(つまり人類)の為ではなく、単に肥らせて利用するためだろう。(補足8)

 

世界最低の高度に沈む(海面下数百メートル)彼の国で、上記運動の中心に居ると思われる民族は、殆ど独立国を形成出来なかった。アッシリアやローマなど、常に外国の支配の下におかれた。ジム・ロジャーズが朝鮮の応援をするのも、反日思想の他に民族の運命と云う点で共通性を感じるからだろう。(翌朝編集あり)

 

補足:

1)日本の文化は渡来のものを元に作られた。それらは恐らく全て(地理的には)韓半島経由で日本に送られた。仏教も儒教もである。高麗には仏教が残っていたが、李氏朝鮮が儒教や朱子学を持ち込み、半島での仏教は滅んだ。それ以降、朱子学の空理空論で両班層は時間を空費したと、崔基鑛氏は「日韓併合」で書いている。

2)宗主国である米国の下で平和を享受している日本は、李氏朝鮮にそっくりである。政府は東側の窓は見るが、視点は殆ど内部に向かっている。国民には外(外国)をなるべく見せないようにし、地上波テレビはもっぱらエロ・グロ・ナンセンスを放送している。今でも、米国のバイデンやハンターの件など知る由もない。政府は両班的な政治屋貴族が支配し、都会の知的な人たちに発言の場を与えない様に、田舎の1票を都会の2票から3票の価値にしている。

3)韓国の祝日の内、国慶日と呼ばれる日が5つある。上記、三一節、制憲節、光復節、ハングルの日ともう一つ開天節である。 開天節とは13世紀に作られた檀君神話という朝鮮建国神話に由来する建国の日である。三一節(反日運動)、光復節(日本の敗戦)は、各人の心の中に“抗日の歴史”をより強く意識する為の祝日である。憲法の日の制憲節も、日本からの独立を記念する日と言えなくもない。そのような“骨組みから反日”の韓国が、骨組みを組み替えるほどの改革などできるだろうか?

4)諸外国に囲まれた日本という視点の重要性を知った新政府が、天皇家がその昔敵と対峙するために作った一神教である伊勢神道を、急いで国の宗教とした。それを更に国民国家として生き残る上で必須である近代軍の創成のために変形したのが、靖国神道である。

5)宗教には2種類ある。個人が、自分を含む自然の中で、自分の生の原因を考え、その輪廻転生或いは永続を祈願するための宗教と、集団が敵と戦う為、その時の自分の死を集団の中での永遠の生に転化する為の宗教である。古代神道や仏教は前者に、キリスト教やイスラム教は後者に分類されるだろう。

6)中国の思想や宗教が、補足4の後者に分類されると考える。このあたりは全くの素人ですので、コメントしてくだされば幸いです。

7)国連で小泉進次郎がセクシーに環境問題をやらないと、隣の女性を見ながら言った。しかし、セクシーの意味は、民族により全く異なるだろう。そのような言葉を国連で使うのは、従って、余程の曲者のすることである。同様に「愛(Love)」、「徳(virtue)」、「罪(sin, guilt, offense, crime)」などを含め、あらゆる価値に関する言葉は、異国民に対して使う場合、十分吟味しなければならないと思う。

8)第二次大戦後、かなりの日本兵はインドネシアなどに残って、独立のために戦った。インドのインパールでは、援蒋ルート壊滅という日本の目的の他、インドの独立を支援する意味もあった。

 

以上、間違っていると思われる部分は、遠慮なく指摘してください。