アラブの春という怪しげな騒動は、西欧諸国の仕組んだことだという。カダフィ、ムバラクを殺害して、何が得られたのか? 私には十分説明する知識がない。
最近、あのスタンフォード・フーバー研究所の元教授を名乗る人物の組織から、メイルでこれらの謎を解くという講座への勧誘があった。3万円弱するので、参加はしないがネットでそのような情報がないか、検索してみた。 
 
そして、以下のサイトを見つけた。 
カダフィ大佐は石油の利権を傀儡政権とその背後の欧米から取り返し、それを国民に還元することで高度な福祉国家を建設していたというのである。それは、欧米資本の利益に反するので、欧米の支配する国際組織を動員し、「カダフィは独裁体制を敷いて、国民を弾圧している」というデマを世界に流したというのだ。 
 
その上でリビア国内では、反カダフィデモを組織させ、その様子は世界に報道した。一方、大々的に発生したカダフィを応援するデモは報じないで、世界を騙したという。そこに引用されている独立系の英国女性記者(https://www.youtube.com/watch?v=w4lx1fwftIQ)やロシアのプーチン大統領の話(https://www.youtube.com/watch?v=QHLrbz-t8CY)には説得力がある。恐ろしい話だ。 
 
NATOがリビアを攻撃したとき、リビア国民の約1/3に当たる170万人が、カダフィーを支持する「緑の旗」を振りかざして反NATOデモを行ったという。そのようなことは西側の端に位置する日本には一切報道されなかった。日本では米国の犬的な評論家が、カダフィはアラブの狂犬という宣伝をするのみであった。

1) 国別データの比較:

 

「新型コロナ肺炎は7月頃収まるだろう」と題する記事を2月28日に書いた。その根拠の一つは、夏の地域或いは常夏の地域での流行があまり起こらなかったからである。例えば、オーストラリアやニュージーランドでは、1月−3月は夏であり流行は小さかった。

 

そして、当時流行が確認されていた国でも、台湾、タイ、マレーシアなど南の国々では、中国からの早期伝染が考えられるにも拘らず、患者数も小さかった。そこには以下のように書かれている。

 

本日(2月28日)午前7時現在、日本ではダイヤモンド・プリンセス号での感染者を除いて、189名が感染し、3人死亡、22人が回復している。韓国では、(1766名感染、13人死亡、22人回復)、イタリア(528、14、40)、ドイツ(26、0、15)、英国(15、0、8)である。中国河北省(65600、2641、 23400)、中国重慶(576、6,384)、タイ(40、0、22)、シンガポール(93、0、62)、マレーシア(23、0,18)、台湾(32、1、5)(補足1)

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12578338386.html

 

その後80日経過し、イタリア(225880, 32007, 127326)、ドイツ(177289, 8123, 154600)、英国(246406, 34796, N/A) の悲惨な情況に比較して、タイ(3031、56、2857)、マレーシア(6941、113,5615)、台湾(440、7、398)、オーストラリア(7060, 99, 6392)、 ニュージーランド(1499, 21, 1433)など、総じて感染者数や死者数が少ない。

 

以上の比較から、温かい地方では実際に被害がそれほど進まないと言えるだろう。

 

2)夏にはコロナウイルスの感染は弱まるという物理化学的仮説

 

夏に流行が収まると考えた二つ目の理由は、ウイルスの構造と水の関係である。ウイルスなど全ての生物の構造を支えているのは、水である。夏には、その水分は簡単に大気中に蒸発するので、ウイルスでも細菌でも、空気中に孤立して存在する場合、短時間で破壊される。

 

例えば、コロナウイルスのエンベロープは脂質二重膜でできている。脂質分子は、長鎖の炭素と水素からなる鎖状グループと、カルボン酸(酢の酸性を示すCOOHグループ)からなる。それが、コリン分子についたリン酸基と結合した長鎖分子が、下図のように並んで出来るのが脂質二重膜である。

ここで、多数の脂質分子が並んだ形の膜構造は、油性の炭化水素の鎖が周囲の水から反発することで可能となる。この他、蛋白分子が所定の三次元構造をとる原動力も、水との相互作用である。このように、生体の構造は水が支えている。

 

つまり、ウイルスも細菌も、人体の中の細胞同様、水に浮かんだ形でしか存在できない。上記脂質膜の場合、リン酸基(図の赤い部分)は水に馴染むので、両側に水を引きつけているだろう。そして、その水の大部分を失った場合、二重膜は破壊されるだろう。高温になると、そのプロセスが早く進むだろう。

 

 

上の図は、湿度と空気中水の分圧(補足2)と温度の関係を示す。横軸が示す温度で、100%の線のところの縦座標の圧力にまで、水は蒸発し得る。例えば摂氏23度では、水の圧力が280ヘクトパスカルになるまで、水は蒸発可能である。また一般に、蒸発可能な水の量が大きいほど、蒸発の速度も大きい。

 

つまり、コロナウイルスが空中に存在する場合、夏には気温が上がるため、冬に比べて、エンベロープなどが水を失うことで破壊されやすく成るだろう。(補足3)

 

一般に、咳などで吐き出されたウイルスは、唾の成分に保護されて存在するだろう。それがドアノブなどに残るとして、どれだけ病原性を維持できるかだが、やはり高温の季節ほど短時間となるだろう。ただ、梅雨の湿気がウイルスの生存にマイナスになるとは思えない。

 

冬には空気が乾燥して、この肺炎を含めて風邪に罹患しやすいのは、ウイルスの構造維持が難くなるのではなく、人の喉などの荒れにより、ウイルスの侵入が容易になるのが原因だろう。何故なら、冬には空気中の水分が減少するが、蒸発可能な水の量も少なく、速度も遅くなるからである。

 

以上、物理化学の知識だけで、ウイルスの生存の季節依存性を考察した。生物学の知識が乏しいので、何か間違いがあるかもしれないので、指摘していただければ幸いです。

 

追補: 南半球は今後冬になるので、オーストラリアなどでは第二波が発生する可能性がある。また、夏にも拘らず南半球の国々でも一定の伝染性をしめしたことにも注意が必要です。更に、梅雨の季節には喉など呼吸器の荒れが少ない場合、感染などが減少する可能性が高くなります。従って、上記はあくまでコロナウイルスの空中での形態維持に関する部分のみの考察です。

 

補足:

 

1)この時、「以下のデータが示すように、早期発見、早期隔離及び治療を原則とし、その有効性に疑問があるのなら、ドイツや英国の高い治療実績を視察すべきである」と書いたが、英国については評価ミスであった。

 

2)空気の圧力は平均して一気圧(1013ヘクトパスカル)である。摂氏23度で湿度が100%(50%)だと、そのうちの28(14)ヘクトパスカルが水蒸気(気体の水)による。このように、水蒸気が受け持つ大気圧の部分を、水蒸気の分圧と言う。

 

3)よく耳にする疑問は、水の中に完全に入った場合のウイルスの情況である。この場合、空中に単独で浮遊するよりも、長く構造が維持されるだろうが、塩分などで水部分の浸透圧が調整されていなければ、短時間で破裂する可能性が高い。

日本政府の隠蔽体質や捏造体質は、中国に極めてよく似ている。政治が独裁化する危険性も中国同様であり、その原因は、事大主義が特に政界を席巻しているからである。政界において、相互に批判する文化がない(=事大主義、儒教精神)のは、上級官僚、地方やマスコミの”貴族”から政治家になる人が多いからである。
政治改革には、政治の現実を国民が知る必要があると思うので、ここに再投稿する。(original 2014-11-02 18:49:14)
 
北朝鮮から拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨として送られた骨を日本政府が鑑定して、めぐみさんのものではないと結論された。そして、声だかに日本のDNA鑑定の技術の高さが報道された。しかし、今日中部地方で放送された「たかじんのそこまで言って委員会」において、内閣参与の飯島勲氏は、次のようにこの件について発言した。それらは、1)鑑定者本人がイギリスのNature誌の取材に”偽物とも本物とも言えない”と答えたこと、そして、2)その事実が広がらない様に、鑑定者の学者を隔離したこと、そして、3)それらの手配は日本の外務省が行なった、の3点である。 
 
この発言に驚き、ネット検索をしてみたところ、その件に関して国会の外務委員会で質疑されていたことを知った。それを記したサイトは、http://deztec.jp/design/06/07/02_science.htmlである。そこでの記述によると(第162回国会 外務委員会 第4号(平成17年3月30日(水曜日))、質問者は民主党の首藤信彦氏で答弁は町村信孝氏である。国会質疑の記録はクリックしても読めない(これも変だ)ので、上記サイトに引用された文章を読むしか無い。それによると、首藤氏の質問は論理一貫しているが、外務大臣の町村信孝氏は:
 
ネイチャーが立派な雑誌であるということは私も承知をしておりますが、一々の報道等には、それは必要があれば反論してもいいのですが、私どもは一々それについて言う必要はない、こう考えております。
 
御指摘の取材を受けた関係者に対しても、これは私ども、直接というよりは捜査当局の方から事実関係を確認したわけでございますけれども、その関係者は取材の中で、焼かれた骨によるDNA鑑定の困難性一般論を述べたにとどまっておりまして、当該鑑定結果が確定的ではないんだという旨を言及したことではないということをその方が言っておられると私どもは聞いております。
 
いずれにいたしましても、この当該報道が今回私どもがやったこの鑑定結果に何らの影響を及ぼすものではない、私どもはそう判断をいたしております。
 
と答弁しているが、説得力はない。 
 
最初に引用したサイトによると、鑑定を担当した帝京大の吉井氏は警視庁に引き抜かれたという。これが今日のテレビ番組で飯田勲氏が「鑑定した学者を隔離した」の人事的な表現なのだろう。そして、質問した首藤信彦氏は衆議院議員選挙で落選した。 
 
 2005年のことであり、私は仕事に集中していた為深く考えなかったが、火葬した遺骨からDNA鑑定したということに疑問をもった記憶が甦って来た。そして、上記サイトによると、Nature誌はEditorialつまり、新聞で言えば社説にあたる部分で、この鑑定に疑問を呈したという。この件、日本の研究者の声も聞こえてこなかったため、不思議だと思いながらも深く考えなかった。しかし、私の専門である化学の常識によれば、火葬すれば核酸はすべて、二酸化炭素、酸化窒素、そして、リン酸化合物(リン酸塩)になる筈である。
 
 この核酸の火葬による焼失は常識であり、鑑定者によって出された、横田めぐみさんのものではないという結論は、デッチあげかもしれないと思った。しかし、科学者は一般に自分の論文は、専門外の者は容易に理解できないと思っているから、逆に、専門外の分野の研究者が出した結論、つまりこのDNA鑑定には安易に口出し出来ない。ただ、上記サイトにある町村氏の説得力の無い答弁、鑑定した学者の警視庁への引き抜き、そして今回の飯田氏の発言から考えて、今はっきりと日本政府の捏造と言える。
 
 日本政府のこの愚かな行為は、日本政府の体質を表わしており、全ての今までの政府声明に疑いを抱かせるものである。戦中戦後の様々な出来事について、韓国や中国ともめているが、それらのことについても日本政府が事実として発表していることは国際的にも国内的にも信じられないことになる。従って、私も今後ブログ等でこれらにことについて発言しないことにする。
 
 一般の人は政府発表を信じているようである。例えば、ヤフーは次のサイトを類似記事としてreferしている。http://blogs.yahoo.co.jp/tncfn946/30415411.html 化学に無知な人は、このように火葬した骨からDNA鑑定できるという発表を信じてしまうのである。しかし私の記事は決してヤフーのreferenceに掲載されないだろう。
 
補足:上に引用した外務委員会での質疑は、現在見る事は出来ない。しかし、それをコピーして示したサイトをヤフー知恵袋で教えて貰ったので、下に示します。
 
 
 
 
赤字部分:日本の研究者は、その責任を果たしていない。研究者を職業としている者は、その分野で明らかに変だと思うことがあれば、社会に発信する義務がある。
 
追補:
拉致問題の本質は、日本政府が日本国民の自由と安全を守れなかったことにある。その政府の責任を隠すために、国交のない北朝鮮を国内の悪者のように仕立て上げ、国民の頭の中に一般の犯罪と同様に植え付けている。解決は、北朝鮮に経済的軍事的圧力を掛けることしかない。それは最終的に戦争も視野に入れなければ出来ないことである。つまり、拉致問題の本質は憲法前文と憲法9条が、現実の国際政治において、欺瞞的であることを示している。拉致問題は、現在の与野党議員の全員が、自分の利益を最優先して、国家の基礎を構築してこなかったことの証明である。