中国のネットにおいて、日本に対する先制核使用攻撃を主張する動画が現れ、直ぐに200万回も再生されたのち、共産党のオフィシャルサイトに再度現れた。この件を報じるDEEP MAXさんの動画を共有したいと思う。

 

 

中国による日本に対する先制核使用の可能性については、中国の少将であった朱成虎の発言として何度も引用している。その際の朱による発言は、世界の人口削減のために、人口密集地であるインドや日本を核攻撃するという話であった。

 

中国人のアイデンティティは、以下に引用する記事に書いたように、中華思想にある。

 

 

この中華思想と暴力的な中国共産党政権は、非常に相性がいいのである。それが、中国で最後まで共産党政権が続く理由であり、習近平皇帝が今後も中国を支配する理由である。

 

我々日本人はもっと真剣にこのことを学ばないと、そして伊藤貫さんや西部進さんの討論で現れたように、そして、片岡鉄哉著の「核武装なき「改憲」は国を滅ぼす」などを勉強して、急ぎ核武装すべきである。

 

ここで参考のために、2015年8月6日の原爆の日に書いた記事を再録する。

 

原爆記念日に考えたこと:日本の今後と核兵器

20150806()

 

 

今日は広島に原爆が落とされた日である。原爆により14万人の一般市民が殺された。この大量虐殺(man slaughter)は、ナチスのユダヤ人虐殺と同じ類いの犯罪である。原爆資料館にある「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という碑文は、この人類の歴史の一頁に関する無理解、更に、この事実を隠す意図すら感じさせるものである。

 

この件、人類の歴史上類を見ない犯罪であるにも拘らず、また、日本がその被害者であるにも拘らず、その様な評価を口にすることを禁じる“空気が日本を支配”しているようである。その結果、核兵器への不思議な拒否反応が存続するだけでなく、「核や原子力という言葉」自体に対して、まるで祟りを恐れる様に忌避する感覚が日本人を支配している。

 

この日本人の核兵器アレルギー現象は西欧人には非常に不思議だろう。何故なら、それは、例えば、強盗に親族がピストルで射殺されたという理由で、その遺族がピストルアレルギーになる様な現象だからである。論理的思考が働けば、今後そのような悲劇を避けるべく、自分達はピストルを持とうというのが普通である。

 

昨夜のNHKのテレビ番組、クローズアップ現代でも、生存者の被害情況等の聴き取りや、被害現場と資料の保存などに話が及ぶのみで、「何の為に、原爆被害について記憶を新たにしなければならないのか?」についての言及や議論は皆無であった。原爆投下の事実とその経緯や原因・誘因などについての論理的解析は、まるで宗教的タブーの領域にある様な感じである。

 

核兵器は上空から投下され、巨大なエネルギーで町を破壊したこともあり、日本人の多くにとって、それを落した犯人とそれを落させた犯人が意識の外に遠ざかり、原子爆弾を悪魔の意思が臨在した存在、例えば地震や大嵐と似た感覚で把握されているのだろうと思う(注釈1)。

 

現実的でかなりの能力をもった政治家の反応は違っていた。1957年に岸信介総理が、そして1964年には佐藤栄作総理が(注釈2)、核武装の必要性について言及している。しかし、その後の1967年の小笠原の返還交渉に当たっての国会での論議の際に、野党の反対を避け円滑に話を進める為に佐藤総理が非核三原則を米国に主張する旨答弁した。それ以後は、表の舞台で核武装の必要性について言及した政治家は非常に少ない(注釈3)。

 

核兵器は21世紀の国際政治の方向を決定する(注釈4)最重要な武器である。それは、世界が再び経済的に行き詰まる時に、威力を発揮するだろう。2008年米国情報機関により発表された”グローバルトレンド2025”は、「世界人口は現在(2008)の68億人から2025年には80億人になるだろう。この人口増加の為に、食料・エネルギー資源・水資源などの獲得競争がおこり、各国のナショナリズムが強くなり、大国間の衝突や紛争に発展するかもしれない」と予測する。

 

“自滅するアメリカ帝国(2012,文春新書)”の中で著者の伊藤貫氏は、その頃、ナショナリズムの悪夢を人類は再び体験するかもしれないと書いている。最大の経済と軍事力を持つ国を隣国に持つ日本は、どう生き残るだろうか?そして、この問題の鍵となるのが中国が大量に持つ核兵器である。

 

ナショナリズムの高揚が敵性民族の非人間化をもたらしたのが、ナチスの犯罪であり原爆投下であった。そのような事態が、世界政治の多極化、人口増加、資源不足、経済低迷、ナショナリズム高揚、西欧的規範の消失(注釈5;国際法など)により、再び我々人類を襲う可能性が高いのである。問題にたいして何の対策もとれないとしたら、広島と長崎で原爆の灼熱地獄の中で死んでいった20万人以上の同胞の犠牲を全く無駄にすることになるのだ。

 

私は昨日一冊の本を発注した。それは日高義樹著の「日本人の知らないアジア核戦争の危機」である。その日高氏は最近もう一冊重要な本を書いている。その「アメリカが日本に昭和憲法を与えた真相」のおびには、“平和憲法は日本への報復だった”と書かれている。

 

伊藤貫氏の著書の中に、最も重要な核兵器の歴史における働き(或いは効果)が記されている。それは、「第一撃で破壊されない核兵器を数発持つ国は、全ての核保持国からの攻撃を避けることが出来る」という点である。つまり、50年後或いは100年後に生き残る可能性の高い国は、日本ではなく北朝鮮であるということである。

 

注釈

1)この言語感覚は、日本に独特であり、アニミズム的宗教が支配していることが原因であると思う。自分を取り囲む物の内巨大なもの、例えば山や海、更に大木や大河などに魂や神の臨在を感じるのである。そして、一般に日本人は言葉にも臨在意識を持つ。不幸なことを口にすると、それが実現してしまうことを恐れる。そして、『縁起でもない事を言うんじゃない!』と言って叱られた記憶が誰にでもあるだろう。その支配力は論理よりも強いのだ。

 

2)1963年に核兵器の独占を目指した米英ソの3国は部分的核実験防止条約を提案し、池田内閣はいち早くそれに調印したが、中国やフランスは調印しなかった。そして、1964年に中国が核実験に成功し、日本は中国からの核兵器の脅威にも晒されることになった。佐藤栄作総理の発言はこの時のものである。

 

3)その数少ない一人、核武装の必要性を公にしていた自民党の俊才中川昭一氏は不思議な酩酊会見の後、死亡した。孫崎亨氏(“アメリカに潰された政治家たち(小学館2012)”の著者)に何か特別な理由はあるのか、聞きたい気持ちである。

 

4)国際政治の方向を決定する、核兵器の最も重要な性質は、第一撃で破壊されない核兵器を数発持つ国は、全ての核保持国からの攻撃を受けないだろうという点にある。つまり、ナショナリズムの嵐の中で生き残れるのは核保持国だけかもしれない。

 

5)国際法は西欧の政治文化の中で出来上がった。多極化で中国など西欧以外の国がヘゲモニーを執る様になると、そのような文化と無関係な行動をとる。戦争は、クラウゼビッツの説く形ではなくなり、モリオリ族の悲劇が再び戦争の形になるかもしれない。

追加情報:(7/13/8:00)

英国での新型コロナ規制を19日ほぼ全面解除する計画を予定通り実施することを、ジョンソン首相は12日確認した。

 

上の記事には、「英国ではインド由来のデルタ株が広がっており、英国政府は、このペースが続けば1日当たりの感染者が夏の間に10万人を超える可能性があると認めている。そして、英国政府は、ワクチンによる「免疫の壁」構築に期待を寄せる」とある。

 

しかし、下の解析では、ワクチンを接種してもしなくても、δ株の被害は非常にすくない。つまり、英国政府が「免疫の壁に期待する」と言ったとしているのは、この記事を書いた人物或いは機関の嘘か、英国が米国及び米国の製薬資本に気を使っているだけだろう。英国政府の本音は、「デルタ株は恐ろしく無い」であると思う。

ーーーーーー 以上追加情報終わり ーーーーーーーー

 

元の記事:

今朝の記事では、具体的な数字に関してあまり書けなかった。そこで、英国から出された報告書16~17ページのテーブルを抜粋して掲載し、δ株に対するワクチン効果について、少し追加したい。

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1001009/Variants_of_Concern_VOC_Technical_Briefing_18.pdf

上のテーブルは、今年2月1日から6月21日までの英国における新型コロナδ株の感染数、救急受診数、死亡数である。それらは、大きな行見出しとなっている。夫々が更に、全体、50歳以下、50歳以上の3行に分かれて、人数が示されている。

 

4行目の大見出し、Cases with an emergency care visitsexclusion)は救急受診数だが、()内のexclusionは、救急受診と同時に検査でコロナ陽性と分かったケースは除いていることを示す。他の重い病気で受診し、たまたま陽性が判明した場合を取り除くためである。それを含めた数などは、元のテーブルを見ていただきたい。

 

一行目の列見出しだが、3 列目は全感染数、4列目は最近4週間の感染数(cases with specimen date in past 28 days)である。最近のケースは死者数には結びついていない場合をかなり含むので、伝染のステージを示すためだろう。α株など、既にピークを過ぎた株の死亡率などと比較する場合は、伝染のステージを揃えて比較する必要がある。第5列以降は、ワクチン接種に関する分類毎のデータを示す。

 

2)データの説明

 

ここでは、上のテーブル全部を(10行9列)の行列として、データの位置を示す。

例えば、2回ワクチンを打った50歳以下の人の、感染者数5600人(3行、8列)、一度は救急受診した人数exclusion)173人(6行、8列)、死者数2人(9行8列)である。上記緑色の数値を一列に並べて(5600, 173, 2)と表すと、50歳以下のワクチンを打っていない人の場合は、(70664, 2543, 21)となる。同様に、50歳以上の2回ワクチン摂種した人では、(5234, 264, 116)、ワクチンを打たなかった50歳以上では、(1267, 144, 71)となる。

 

このデータでは、ワクチン接種の人数が分からないが、ワクチンの効果の大凡は分る。それは全人口の60%621日ころまでに少なくとも一度ワクチン接種を終えているということと、全死者数の内、ワクチン接種者の占める割合を元に考えれば良い。

 

デルタ株感染で死亡した人(今年2月〜621日)257人中、少なくとも一回のワクチン接種者は163人(8行6〜8列の数値の和)で、割合は63.4%である。これはワクチン接種率より大きいので、ワクチン接種に死者数を減らす効果は無いことになる。

 

50歳以上の年代では、全死者数231名のうちワクチン接種者は68%である。感染者の内、ワクチン接種者の割合は、79.7%なので、この場合もワクチン接種して直ぐに効果が出ると仮定した場合でも僅かな効果しかないことになる。

 

同様に、救急受診の割合を見ても、ワクチン接種の効果はほとんどない。以上から、年齢を問わず、δ株感染後の重症化率に対するワクチンの効果はほとんどないというのが、結論である。

 

ワクチンがδ株への感染を減少させる可能性はある。しかし、最近の英国の毎日の感染数は35000人ほどであり、それは今年1月の一日感染者数の最大値の半分以上であるから、δ株の感染力が数倍になったのなら、一定の効果があったことにはなる。しかし、現在の日本政府が期待するように、実際の感染数をゼロ近くにする程の効果は無いだろう。もし、日本の流行が今後δ株が主となるのなら、ワクチン接種よりも治療法、例えば富山大の発明したモノクローナル抗体の実用化やイベルメクチンの利用などを考えるべきだろう。

 

α株、β株、δ株などの死亡率等の比較は、元報告の図3に年齢層に分けないでしめされている。その数値は、夫々1.9%, 1.4%, 0.2%である。闘病中の人が多いことも原因の一つであるが、デルタ株は三種の株の内、致死率が相当低い。δ株は、感染力は強いが、重症化率は相当低いのだろう。

ーーー 終わり ーーー

昨日のカナダ人ニュース(youtube)は、δ株に感染した場合の致死率、それに対するワクチンの効果等について速報&議論していた。(補足1)資料は、最近の英国の発表した以下のデータである。 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1001009/Variants_of_Concern_VOC_Technical_Briefing_18.pdf

 

結論としては、δ株での致死率は、①50歳前では0.02%程度であり、ワクチンを接種しても低くならなかった。②50歳以上の年代では、ワクチンを打たない場合の致死率は5.6%、ワクチンを2回打った場合が2.2%であった。つまり、50歳以上でも致死率という点では、完全には程遠い接種効果だった。

 

救急受診(emergency care visit)率の場合、50歳以下では、ワクチンの効果がほとんどない。50歳以上の人で既にコロナ感染が確認されている人で、救急受診の割合は、ワクチン非摂取の人で11.36%、摂取した人では1回摂取でも2回摂取でも5%であった。救急受診と同時に新型コロナ感染が確認されたケースを入れると、これらの数字が、それぞれ23.8%8.3%1回摂取では7.2%)となる。(補足2)

 

非摂取の人には、ワクチン摂取出来ない理由として、重い副作用が予想される体質なども考えられる。その様な事情(病的因子)も考えると、感染した場合に救急受診率や死亡率が高いのは当然だろう。したがって、ワクチン非摂取の人のδ株コロナによる救急受診率(前節の23.8%と8.3%)そして死亡率(5.6%)は、最大限の見積もりであり、実際にはそれより小さい筈である。

 

2)上記データを日本人にそのまま当てはめるのは危険である:

 

最近の論文に気になる話として、新型コロナの変異株、δ株(インド)及びε株(米カリフォルニア)が、日本で大流行するのではないかというニュースが流れている。東大らの研究コンソーシアムG2Pの研究によると、これらの変異株は日本人の60%が持つHLA-A24細胞免疫から逃避する能力を得ているというのである。https://www.cell.com/cell-host-microbe/pdf/S1931-3128(21)00284-5.pdf (https://www.nature.com/articles/s41586-021-03398-2

 

つまり、日本人の持つ白血球の型が、アルファ株などのこれまでのコロナウイルスに対する免疫に対してかなりの効果を発揮していたのだが、その恩恵をデルタ株では受けられないというのである。そのようなファクターを考慮すると、上記英国で公表されたデルタ株のアルファ株よりもむしろ小さい致死率や、感激的ではないワクチン接種効果の結論は、そのまま日本には当てはまらない可能性が高い。つまり、現時点では、ワクチンは受けておいた方が無難だろう。

 

 

補足:

1)カナダ人ニュースの速報には、誤解を招くものがかなりあるように思う。そこでコメントを書いた。このyoutube動画を見られた方は、是非以下の私の書き込んだコメントをお読みください:

 

 

興味あるデータ紹介ありがとうございます。しかし、解釈は今ひとつです。重症の基準を入院治療とおっしゃったのですが、救急治療の間違いでしょう。それに高齢者はワクチン接種率がたかく、死亡率は2回打った人で2.2%、ワクチンなしで5.6%です。ワクチン2回打っても、死亡率が2.2%なので、やはりδ株は恐ろしいです。

 

2)緊急受診と同時にデルタ株感染が確認されたケースには、新型コロナではなく心臓発作や脳内出血などの病気での搬送も考えられ、それをコロナによる入院又は死亡という統計に入れる場合が多いが、それはコロナの被害を過大評価することになる。そこで、この英国のデータセットでは、そのケースを除外した数字と算入した数字の両方を掲載している。

 

(8:30〜9:00;救急搬送=>救急受診に変更などの編集あり)

ーーーーー 以上 ーーーーー