1)日本人は何もしないで祖国を消滅させるほど臆病且つ卑怯な国民なのか?

 

このようにニューヨーク在住の政治評論家伊藤貫氏は言う。ウソであることを実証してほしいと日本人を叱責又は激励する言葉だと思う。日本人がそのように見えるのは、敗戦後の米国の対日政策の骨組みとでも言える三つの巨大な嘘に対して、まともな反応が見えなかったからである。それらの嘘とは:

https://www.youtube.com/watch?v=Y3oFn3jjJ0o&t=14s

 

日本国憲法は占領軍憲法であり、本来無効である。この憲法のウソを日本人は平和憲法といって有難く受け入れている。

 

日米同盟は、一見独立国家同士の軍事同盟だが、米国にとってロシア或いは中国のような地域の覇権国の封じ込めに用いるためための道具であり、日本の属国化協定である。この日米同盟のウソを日本の防衛の基軸としてありがたがっている。 

 

核の傘は、北朝鮮、中国、ロシアの核兵器から日本を守るというが、それは日本人の命を守るために米国市民の命を犠牲にするというあり得ない幻のモデルである。それは、国際政治に於いて嘘をつくことを常としてきた歴史を持つ米国による核の傘のウソである。

 

 

以下、伊藤氏が語るこれらの嘘に支配されてきた日本の現状について、私の理解を書く。文責は本ブログ記事の筆者にある。

 

この嘘による日本支配は、Fルーズベルトからトルーマンの政権による対日戦争と日本の占領政策、そしてその延長(現在もその延長上にある)として実行された。上記①~③の大きな嘘の枠組みが、米国の日本支配の体制である。従って、米国は多くの核武装国に囲まれていても日本だけには核武装を絶対許さない。

 

国民の多くが、これらのウソを見抜けないこと、そして日本の政治に根本的疑問を感じないことが、劣悪な日本外交と政治家が無能であり続ける原因である。無能な人間が高い地位にあれば、かれらに誠意(反卑怯)や勇気(反臆病)が期待できないのは当たり前であり、それが外からの日本が副題の様に見える原因である。

 

これら三つの大嘘が見抜けない理由の一つは、それら大ウソの下の政治体制が長年続いたものの、戦後からこれまで一応平和と発展の中で生活できたことである。戦後生まれ育った若い世代が日本の骨格に疑いの気持ちを持つ筈はないのは、卑怯な日本政府が教育項目からそれらを除外してきたからである。

 

その体制は、広島と長崎に原爆投下を命令した米国トルーマンが、日本の今後について語った「猿(日本人)は家畜として虚実の檻で育成する」という言葉における「虚実の檻」である。(補足1) 

 

その理由の二つ目は、自民党や外務省など日本のエスタブリッシュメント層が、これらのウソを背景に出来上がった体制の下で利益を得てきたことである。彼らは、NHK等のマスコミを支配して、それらのウソがバレないように隠ぺいしてきたのである。日本の保守とは、この売国奴的保守のことである。
 

これらのウソを暴く姿勢を見せた例外的政治家はすべて潰され、最悪の場合は殺された。彼らの何人かは元外交官である孫崎享氏が書いた「アメリカに潰された政治家たち」という本に記載されている。孫崎氏には、是非この夏の殺人事件も入れて改訂本を出してもらいたい。(補足2)
 

また、自民党の作る対米従属体制に協力してきたのが、CIAから自民党とともに資金供給を受けていたといわれる野党の日本社会党である。政治の表舞台では、これらインチキ与野党の茶番劇がサンフランシスコ講和条約後の70年余続いてきたのである。

 

伊藤氏は、このウソが支配する体制が続けば数年後、遅くて十数年後には日本国は無くなっているだろうと言う。最もあり得るシナリオは、中国の属国となる日本である。それを知る環境にありながら、ほとんどの日本人は何も言わず何も動かない。日本人は、国外からは世界一卑怯且つ臆病な国民に見えると言うのだ。


 

2)何故日本人は卑怯で臆病に見える様になったのか?

 

日本は現在までアメリカの属国であり続けたが、様々な隠蔽工作により、その事実を知る国民は極一部に限られた。そのため、十分に激しい反抗活動にはつながらなかった。この日本の属国化は、実は明治のクーデター(明治維新)に始まっていたのである。従って、事実を知る国民は明治の初めから極一部だったのだ。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12745118632.html

 

明治以降、現実の政治から国民を遠ざける体制に利用されたのが天皇である。天皇の御簾の裏に薩長が隠れ、その後ろに英国が居たのである。(補足3)戦後、英国が米国に交代しただけなのだ。それが政治というものだと調教された国民には、米国による支配を異常と考える感覚が発生する筈がないのだ。

 

その分裂した日本の本質は、自国兵を消耗品のように扱った明治政府の体質からも、国民のほとんどはマッカーサーを歓迎したことからも明らかである。(補足4) そして、原爆の悲劇も戦争を一日でも早く終わらせ本土決戦の悲劇を避けるためとの米国の論理を、日本国民のほとんどは鵜呑みにすることとなった。

 

もし本土決戦となれば、日本全土が敗戦直前の沖縄の惨状を呈することは想像に難くない。マッカーサーは国民一般にとって救世主だったのかもしれない。多くの日本人にとって、敵は薩長政権なのか米国なのか、不明になったとも言える。

 

何故、日本政府はビルマやレイテなどで補給なしに多くの兵士を無駄死にさせたのか?何故、満州にソ連軍が流れてきた時に、軍隊が先に引き上げたのか?何故、本土決戦&一億玉砕などという恐ろしいことを主張したのか?

 

彼ら日本政府の薩長の高官たちは、兵士や国民の多くを自分たちの大事な仲間とは思わなかったからだろう。このような何故?は昭和の歴史には山ほどあるだろう。それを誤魔化してきたのだから、米国の誤魔化しの論理も特別に卑怯だというのは説得力に欠ける。

 

日本人が卑怯で臆病に見えるとしたら、それは現在の日本の政界や官界を形容した言葉である。彼らは日本国民一般に、幕末以降の自分たちの歴史を明らかにすることを150年間拒否し続けたのだから。最近になって、原田伊織氏、林千勝氏、西鋭夫教授らにより徐々に明らかにされつつある。

 

「巨大なウソの支配」を片耳に挟んだとしても、気づいたことが相手側(米国か日本政府かわからない)に知れたら被害者になるかもしれない。それでは元も子もない。これが大多数の日本国民の隠された本音なのかもしれない。つまり、「日本国民は」と単一の主語で何かをかたることなどできないのだ。

 

「国民は皆、天皇の下にあって等しい存在である」という論理(補足4)は、全くの作り話である。その証拠に、あのような馬鹿みたいなのが天皇から各省大臣に任命されるのは何か変だと思う人がほとんどだろう。彼らの地位は、高い供託金と大きな一票の格差という現行選挙制度で守られているのだ。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12781714628.html


 

おわりに:

 

上に紹介したように、伊藤貫氏は、このままでは遅くとも10数年後には日本は消滅すると言った。しかしそれは今世界を席巻している左翼勢力がこのまま力を増していった場合のことである。ところが最近、左翼の人いたちにも何か異変が起こってきたような気がする。

 

総本山の米国民主党ホワイトハウスでは、主人であるバイデン大統領の身分に異変がおこりそうである。米国の左翼ネオコンたちは“機密文書持出疑惑”という武器でトランプを倒すことに失敗したのだが、その武器が現在バイデン大統領に向けられている。米国の極左勢力が最近すこし焦りだしたようにも見える。

https://www.youtube.com/watch?v=GoGlzhJ1bkI 

 

また、世界の左翼の総本山だと思われてきた世界経済フォーラム(WEF)主催のダボス会議を、世界の首脳の多くが欠席したり、ダボス会議は茶番だという有力者が現れた。ツイッターのオーナーであるイーロンマスク氏や、保守活動家のクリストファー・ルフォー氏である。(補足4)

https://www.youtube.com/watch?v=vgej6oGcoMY

 

ここで少し時間ができたような気がする。日本人もできるだけ多くが覚醒すべきである。

 

世界を破滅から救うのなら先ず、ウクライナ戦争を終結させなければならない。このままの延長上には、ロシアの核兵器使用から最終戦争が始まる。それには、バイデン政権の方針からドイツやフランスが離れるべきである。

 

21世紀が始まって以来、アメリカのネオコン政権がロシアつぶしのためにウクライナを利用する長期計画を実行してきたこと、そしてゼレンスキー大統領はその手先となって現在働いているとのモデルが、ウクライナ戦争の実相だという見方があることをウクライナの人たちは知るべきである。

 

そして、地図上のウクライナの国境線よりも、家族と同胞の命のことを、そして世界の人類の命のことを考えるべきである。現在ゼレンスキー独裁政権に逆らうのは命がけである。それを実行しなくても、その考えを先ずもってもらいたい。ウクライナ政府は分相応の地理的位置と国際的地位を受け入れるべきである。

(18:45最後の2節編集)

 

補足:
 

1)「猿(日本人)は家畜として虚実の檻で育成する」「家畜はいざという時(屠殺のとき)のために肥やしておく」というトルーマンの言葉は、ウイキペディアの最下段「語録」に書かれている。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BBS%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3 

実際、広島と長崎で大量の屠殺が行われた。

下の林千勝氏らによる動画によると、英国チャーチルと米国ルーズベルトがニューヨークのハイドパークで1944年11月に会談し、原爆による日本人の大量虐殺の合意がなされた。原爆投下は苦渋の決断ではなく、冷徹な現実主義の下で行われたことを知るべきである。つまり、現在でも彼らが日本人を同じようにみているだろう。https://www.youtube.com/watch?v=k7Gj1zNE6zk

 

2)私は、安部元首相の暗殺実行犯は中国だと最初思ったが、やはりその実力があるのは米国だろう。もしかしたら、両国はこの件で同じ穴のムジナかもしれない。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12761231304.html

尚、外交官の多くは孫崎享氏や馬渕睦夫氏を、「陰謀論を語る連中」という所謂グローバリストが用いる常套句で攻撃している。これについては、「二つの陰謀論」という題で文章をブログにアップしたことがある。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12553015761.html


3)「天皇は日本国民をまとめる存在であり、統治すると言っても西欧の国王のような存在ではない。その原点に、ニニギノミコトが日本(豊葦原瑞穂の国)に降臨された時にアマテラスに授けられた神勅がある」と語る人は右の人に多い。明治以降、日本の政治と国民の間に大きな溝ができた。それをつなぐ特効薬として、天皇を利用しようと薩長政府はかんがえた。それに天皇家は本当に心から協力したのだろうか?https://www.youtube.com/watch?v=76isINej6L8 

 

4)マッカーサーがトルーマンに連合国司令長官を首になり日本を離れるとき、その沿道に25万人の日本人が見送ったというのである。https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2378/


5)「クラウス・シュワブ、ダボス、WEF などに注目することは意味がない。我々米国での我々の生活にはたいした影響はない」などと、ダボス会議などを軽視するツイートを公開している。https://twitter.com/realchrisrufo/status/1615137622715953153

 

米国が平和裏に統一を保つには、民主主義の原則がなければならない。多民族共住で民主主義を実現するには、平等の原則とその論理的確認(公正性の確認)が必須である。前回の文章では、その政治の公正性確認にエネルギーを使う米国議会の姿を紹介した。

 

しかし、それら原則に反し、利益を得ようとする個人或いは特定の層が現れるのは人の世の常である。米国でもこれまで、特定のグループが論理は確保しつつ事実を誤魔化すことで国内国際を問わず政治をゆがめ、莫大な利益を蓄積して来たと私は思う。

 

それらの結果が、表向き公正で現実不公正と思われるような政治の継続と莫大な富の偏在である。そのような政治は、情報の独占と捏造による世論誘導でなされて来たのだろう。情報を操れば数日で億万長者になれることもあり得るのだ。(補足1)

 

世論誘導には大衆心理の操作も必要である。その緻密な作戦は、まず相手方の文化の研究からスタートするようだ。例えば、米国の対日政策の組み上げに際し、日本文化の研究が為された。「菊と刀」とか、「ひよわな国日本」などの日本に関係する書物は、その一端を現しているのだろう。

 

米国には、このような緻密な支配計画を行う「機能体」が存在する。最近、トランプ氏とその支持者が、それをDeepStateと呼ぶようになった。(補足2)現在の米国の内紛の深層に、トランプ等(MAGAと呼ぶ人もいる)とDeepState民主党の争いが存在する。似た構図の国際バージョンは、ウクライナ戦争の深層に、G7と欧州を含めた米国側とロシアの争いがある。

 

この現実を理解することは、米国だけでなく日本など米国の周辺国にとっても極めて大事だと思う。米国の支配層は、その手法でグローバルな覇権を実現し、それをより完璧なものにしようとしている。その支配層の中核には国境という概念はもともと重要ではない人たちがいる。(補足3)


 

2)事実は誤魔化せても論理の誤魔化しは難しい

 

殆どの出来事は、何時何分かにある国のある場所で発生する。つまりローカルである。一方、そのニュースはその出来事と言葉で論理的に組み上げられ、一瞬のうちに全世界に報じられる。事実は多くの人々にとって確認不可能だが、「出来上がったニュース」は簡単に伝えられる。
 

人は人の言葉を信じる様にできている。それは、人が社会的動物であることの必要条件である。その特性は、人間がグループを為し、言葉によって幾つもの事実を繋ぎ合わせ、ある大きな“真実”(彼らの真実)を含むモデルを共有するためである。

 

そのモデルが、そのグループにとっての善悪を決定し、その悪に向かって立ち向かう行動の動機とエネルギーを産む。集団での行動(戦い等の社会的活動)の背後にはこのような善と悪の創造が存在する。問題は、その前提となる事実も、結果である善悪も、グループ間で異なることである。
 

追補1)善悪は社会的概念である。19世紀の偉大な哲学者が神など存在しないことを明確にしたことで、人の本質をなすような善悪の基軸が消失したのである。その結果、社会の善悪の座標軸は、その社会の現在から未来にかけての繁栄に寄与することが善、それに反することが悪となった。

 

一定の大きな社会においては、ほとんどの人にとっては遠い現場における事実の確認は困難である。従って、支配層を為す側は、事実の選択と捏造によって、如何様にでもそのシナリオを創造することができる。論理を誤魔化すよりも事実を誤魔化し捏造する方がはるかに簡単だからである。
 

現場へのアクセスにおいて特別の能力を持つマスコミが、大衆の事実を知る唯一の手段であった場合、不公正に利益を得ようとする支配層が、その独占を狙うのは当然である。ただしそれには大きな経済的実力を必要とする。

 

近代以降現代までに、経済的に裕福な特別な人たちの固いグループが、上記手法で国々の政治支配をほぼ完成しているだろう。それらを統合する時期がいよいよ始まるのかもしれないし、既に始まっているのかもしれない。それがグローバルリセットと呼ばれるたくらみなのだろう。
 

以下に二つ程、事実の独占とそれによる支配の実例をあげてみる。

 

例1:

ウクライナ戦争を例に取り上げれば、ウクライナを含む西側諸国はロシアという悪を創造し、それと戦っている。その一方で、ロシアはウクライナのゼレンスキー政権と米国バイデン政権に悪のラベルを貼り付けて戦っている。

 

彼らが戦う善悪のモデルを組み立てる際の基礎となる事実が共通ではないことに注意すべきである。ただそれが日本のマスコミでは全く報道されていない。米国等西側諸国とゼレンスキーの側は、主として2021年の秋からの事実を用いている。一方、ロシアはソ連崩壊の1991年からの事実で論理を組み上げている。
 

その違いにより、善悪が逆転する。それぞれの論理展開はおおむね分かりやすいが、米国側はこの歴史的経緯を隠している。具体例的は、2014年のマイダン革命の際に、米国が民主的手法で選ばれたウクライナ大統領を国外に追い出す運動に深く関与した事を意図的に無視していること等である。

 

例2:

敢えて日本の出来事に触れる。これは必ずしも米国支配層が関係するかは未だ不明である。安部元首相暗殺事件では、日本政府は最初に救命医療に従事した奈良県立医大の福島教授の記者会見の内容を意図的に無視している。銃撃犯とされる山上徹也氏の異例の長期の鑑定留置を行った。
 

今月7日に鑑定留置を終えて、奈良県警に戻され、起訴がなされた。裁判への政府の介入は必至だろう。上記福島教授の発言内容から、死因の特定に関する議論が何らかの形で封じられる筈である。その算段の成果が二審以降に発揮されると思う。そして、山上氏の長期勾留の意味が明らかになる筈。
安倍元首相暗殺事件:山上は精神異常で無罪? | Social Chemistry (ameblo.jp)

 

 

3)おわりに:

 

21世紀になって、情報と捏造と独占という伝統的手法が徐々に通じなくなってきた。この30年間のデジタル技術の発展とその市民文化への展開が、この方法の万能性を排除したからである。つまり、スマホとパソコンの利用が一般的になって、事実を見る目が支配層が牛耳る巨大マスコミの独占ではなくなったからである。
 

そこで、かれらが新たな手法として用いているのが、ルールの大元にある人間の価値基準を混乱させる(或いは再構築する)手法である。それらが、例えばクリティカル人種理論でありそれを用いたBLM運動などである。この運動は、黒人の利益を守るように見えて、内実は米国の白人マジョリティに対するユダヤ人などマイノリティの権利拡大の運動である。(補足4)
 

尚、クリティカル人種理論とは、「白人は黒人を奴隷として使役した歴史を持つ。従って、現代に生きる白人はその債務を黒人に対して償う責任がある」と考える人種理論である。(補足5)この考え方では、過去の歴史をさかのぼって再評価する。それは近代的な価値とその論理を根底からの組み換えることを要求する。

 

以上は理系素人老人による言葉遊びかもしれません。議論などあれば是非お願いします。
(16日早朝大幅に修正)

 

補足:
 

1)英国ロスチャイルド家の第二代目ネイサンロスチャイルドは、英国がナポレオンに侵略されるだろうという噂の拡散を利用して、英国公債を空売りし、膨大な利益を得た。その手法の中心に、噂の利用と誰よりも早く情報を入手したことがあった。その膨大な資産で、英国の政治を支配することになった。今もロスチャイルドの力は国王より大きいという

人もいる。(写真左が英国ロスチャイルド家当主)

 

2)現実の政治では、上級公務員層が深層支配層の意向を汲んで動いているようである。この上級執行官はSenior Executive Service (SES)と呼ばれる選挙でえらばれないで雇用される人たちで、任期はない。 200505_26.pdf (lec-jp.com)

 

3)この世界支配の計画は、スイスに拠点を持つ世界経済フォーラム(WEF)の主張する世界革命グレートリセットと同一だろう。つまり、米国の多民族の民主主義は、グレートリセットで実現を考えている世界帝国のモデルなのだろう。ただ、中枢から少し離れたところには、その計画よりもそのプロセスで金儲けだけしたい人たちも群がっているように思う。なお、国境が重要な概念でない人たちとは、世界に散らばり多民族の中で生きる人たちである。

 

4)元大統領補佐官の故ブレジンスキーの言葉にある。ユダヤ人たちは、マイノリティ(少数派)の権利確保という名目で、黒人やヒスパニック等と連携して運動を組織化し、米国を牛耳ることに成功したというのである。 https://www.youtube.com/watch?v=Z85BnnOPmZ4&t=412s

 

5)この理論を批判が少なくなるように言い換えた場合、以下のようになるだろう:

米国には白人至上主義の遺産が現代もなお社会制度のなかに組み込まれている。その結果、米社会は白人に有利なので、人種間に制度的な逆差別を定めれば定めればばより公正な社会になると主張する。 米で議論沸騰 「批判的人種理論」とは何か - WSJ

米国下院議長が15回目の投票で漸く決まった。Kevin McCarthyは名前だけ共和党員(RINO: Republican in name only)の一人と言われているが、ウクライナに白紙小切手は出さないと過去に発言しているので、今後バイデン政権のウクライナ戦争への無制限支援の姿勢が制限される可能性が高い。

 

この共和党への下院議長交代が、2025年の新大統領就任までの繋ぎの役割を果たすと思う。このあたりについて、そして予想される具体的な期待については、中国から日本に帰化された張陽さんの解説に詳しい。本当に素晴らしい解説です。https://www.youtube.com/watch?v=gtnzxNKuL9w
 

議長選出から交代までのプロセスが以下のyoutubeにリアルタイム動画としてアップされている。そこには日本の議会とは全く異なる政治光景があったので、それについて少し覚書を残したい。英語の能力は残念ながらあまり無いが、その概略と雰囲気を知ることはできる。

 

 

書記官が第15回目の投票結果を発表し、選挙を担当した方々の紹介の後、登壇した民主党からのHakeem Jeffries候補 と共和党から立候補したKevin McCarthy候補が登壇して、引継ぎのスピーチを行った。

 

ハキーム・ジェフリーズは、前議長のナンシー・ペロシを褒め称え、彼女及び下院民主党リーダーのSteny Hoyerと副リーダーのJim Clyburnのリーダーシップの下で戦ったことを名誉に思うとの言葉に続き、この二年間のバイデン大統領府と議会の成果について語った。

 

彼は、長引いた選挙を振り返り「聖書はガラテオ人への手紙でこう言っています。 良いことをすることに疲れないようにしましょう。あきらめなければ、適切な時期に収穫を得ることができます」と語った。聖書は欧米の知恵の中に生きている。(補足1)

 

そして、今後二年間もより良いこの国の政治の実現にむかって戦おうと発言。少数党になった今、あらためて米国について信じる所を語る。その語りの中で印象的なのは、世界中からの人々によるモザイク状を為し、その中で平和裏に政権の移譲が為されるという“広がり(diversity)の文化”の国だという下りである。(補足2)

 

その信じる米国の姿を述べたあと、人民の槌(議事進行のために打つ槌)をケビン・マッカーシーに手渡す。(補足3)議会の体制が整ったその瞬間に第118議会が始まり、マッカーシー議長が就任の所見を述べた。

 

その光景とその中での言葉を実際に聞いて感じたのは、米国の民主主義は正常に機能していることである。これは後の方で、マッカーシー自身の口からも語られている。(彼の言葉:Democracy will thrive in this country.)

 

議長は議員の投票で決まる事実が、15回繰り返された投票を見る国民の目前に示される。議長の選出までを仕切るのは、下院の書記官つまり選挙で選ばれない公務員である。議長選出直後から新議長が仕切る。この当たり前のことに妙に民主主義を感じた。

 

日本では新議長選出はニュースになるが、議長たちが何を信じて政治に拘わっているか全くわからない。それは議長だけでなく、内閣総理大臣や各省大臣についても同じである。彼らは何を信じ、何を目指して政治に関わっているのか、論理的且つ具体的に述べる光景をみたことがない。

 

マッカーシーは、民主党のハキーム・ジェフリーズに、意見の対立があろうとも熱意ある議論を行うとの約束を行い、自分の責任は自分や自分の党に対してではなく、我が国に対して存在すると言う。党利党略を優先する気持ちなど無いと宣言した。

 

我々が今仕事をしなければならないのは、強い経済の実現であり、それは我々の燃料タンクを満たし、我々の家庭に食べ物を運ぶことである。そして、人民の為の仕事であり、人民の安全と地域の保安の確保、法が正しく執行され、犯罪者が告発されることである。


つまり、理想論は語られるが、具体的で人民の生活を守る政治がいままで蔑ろにされていたと言いたいのだろう。

 

この動画で米国の政治文化を覗き見ることができる。上記に加え、米国文化で日本文化と異なる点もう一つに言及したい。それは両候補とも、自分と相手の生まれについて言及しており、個人主義の国でも系図を重んじることである。(再度、補足3)

 

以上、中途半端な文章だが敢えてアップロードします。今回の米国下院議長選出の意味については、張陽さんの解説の他にもカナダ人ニュース、HaranoTimes、及川幸久THE WISDOM CHANNEL等で詳しく語られているので、それらを推薦させていただきます。

https://www.youtube.com/watch?v=F2OzT0TA2SQ

https://www.youtube.com/watch?v=GuXx_8o5G-0

https://www.youtube.com/watch?v=qqFNrwtF7-E


 

補足:

 

1)いつも憎まれ口を聞いて恐縮だが、日本には辛うじて儒教など中国由来の名言があるのみで、それは血の通った人の言葉という実感がない。そしてそれらは、体系的でなく断片的である。

 

2)これは民主党の理想論であるグローバリズムであり、その模型が米国の政治であることが分かります。この語りの中で印象的な部分をとりあげます。このスピーチを聞いて、日本の政治とその担当者たちの能力を考えてほしいと思います。

We believe in a country with the peaceful transfer of power. We believe that our diversity is a strength.  It’s not a weakness. An economic strength, a competitive strength, a cultural strength. We are a gorgeous mosaic of people from throughout the world. As John Lewis would sometimes remind us on this floor. We may have come over on different ships, but we are all in the same bout. We are native american, we are christian, We are native american, we are christian, we are Jeuish, we are muslim, we are hindu, we are religious, we are secular, we are gay, we are straight, we are young, we are older,…. That’s what makes America a great country.  No matter what kind of haters are trying to divide us, we are not going to let anyone take that away from us, not now, not ever.  This is the United States of America, the land of opportunity. 

 

私たちは、権力の移譲が平和的に行われる国を信じています。 私たちは多様性が私たちの強みであると信じています。 それは弱点ではありません。 経済力、競争力、文化力。 私たちは世界中の人々の豪華なモザイクです。ジョン・ルイスがこのフロアで時々私たちに思い出させたように。私たちは別の船でやってきたかもしれませんが、私たちは皆同じ戦いに参加しています。 私たちはネイティブであり、キリスト教徒であり、ユダヤ教徒であり、イスラム教徒であり、ヒンズー教徒であり、宗教的であり、世俗的であり、同性愛者であり、ストレートであり、若く、年をとっています.... それがアメリカを偉大な国にしているのです。 どんな種類の嫌悪者が私たちを分断しようとしても、私たちは誰にもそれを奪わせません.今もこれからも. ここはチャンスの国、アメリカ合衆国です。

 

3)この槌は人民の槌であると、ハキーム・ジェフリーズが引継ぎの時にかたっている。そのあたりの彼のことばを引用する。ここでもう一つ注目すべきなのは、マッカーシーの出自について紹介している点である。

It is now my solemn resposibility to hand over the people's gavel to teh son of bakerfield, a former small business owner.  A proud product of a firefighter's household. The gentleman from the great state of California and the next speaker of the 118'th congress.

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