国際政治関係のyoutuberである及川幸久氏が、「タッカー・カールソンが暴露:ネタニヤフがトランプをコントロールしている」と題する動画をアップした。

 https://www.youtube.com/watch?v=A22BK77TbI8

 

 

タッカー・カールソンは命を懸けて、イスラエルのネタニヤフ政権が行っているガザでのホロコーストやヨルダン川西岸域での暴力的な入植活動と、そのイスラエルを支持している米国のトランプ政権をXで批判し続けている。

 

以前にも紹介したが、今年7月初旬のことになるが大学等のキャンパスで保守政治を広める活動をしている非営利団体Turning Point USA の集会で、タッカー・カールソンはジェフリー・エプスタインの顧客ファイルの公開を中止したトランプを批判した。

 

 

 

エプスタインは、誘拐した少女を孤島に閉じ込めて米国内外の著名人に売春させ、設置したカメラでそれを撮影していた。タッカー・カールソンは、それがイスラエルの諜報機関モサドの指令による活動だった可能性に言及したのである。

 

タッカー・カールソンを集会に招待したのが、Turning Point USA の創始者であるチャーリー・カークであり、彼は今年9月に暗殺された。

 

その犯行の裏にイスラエルが存在する疑いはあるが、これも確かではない。チャーリー・カークはガザでの虐殺とその実行者であるネタニヤフを強く批判していたのだが、彼の死後ネタニヤフは不思議と「彼はイスラエルの友だった」という類の発言を繰り返しているという。

 

及川氏は上記動画で、米国内でネタニヤフ首相に対する批判を強めている人物として、作家のキャンディス・オーエンズ氏や「イスラエル・ロビー」の著者であるシカゴ大学のジョン・ミアシャイマー教授をあげている。

 

及川氏の動画では触れられていないが、国際機関で活動をしてきたコロンビア大のジェフリー・サックス教授も、イスラエルのネタニヤフ政権に批判的である。

 

ジェフリーサックス教授は、中東での米国の戦争は全てイスラエルにとっての理想の中東を建設するために、イスラエルロビーとネタニヤフが米国に実行させた戦争であると講演で語っている。https://www.youtube.com/watch?v=hA9qmOIUYJA

 

 

つまり、イラク戦争などは米国がイスラエルの代理で引き起こした代理戦争だったというのである。

なお、ジェフリーサックス教授の講演内容は、長周新聞により日本語に翻訳されている。https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/34317と34414

 

トランプとネタニヤフの関係を暗示するものが存在する。今年二月に米国を訪問したネタニヤフがトランプに贈った品である。

 

ネタニヤフは、二人の関係は地面に深く根を張った樹木のようであると言いたいのだろう。ただ、その真ん中にセットされているのは、ポケベルのようなものである。その深い意味は、「お前(トランプ)は俺(ネタニヤフ)の指示に従うべきだ」と米国でも話題になったようだ。

 

(12:00 編集)