2005年 京都 某所
昼間におき、酒を飲みだれにもしられず、誰にもしられてない土地で
自堕落な生活をし始めて、10日目。
ある夢をみた。
映画のワンシーンのセリフがリピートされる。
なぁ、まーちゃん。
俺たちおわったのかなぁ。
バーカまだ、はじまってもねぇよ。
北野 武監督のキッズリターンズという映画。
一人はボクサー。
一人は極道。
ジャパニーズドリームを夢見て、
疾走するが、挫折して二人、
母校の校庭を二人乗りしながら
つぶやく名シーン。
自分ももうおわったんだろうか。
まだ、はじまってもないんだろう。
昼夜逆転していた生活を
朝のジョギングを日課にとりいれることで改善し、
真綿が水を吸収するように、
お金や仕事に関する本を乱読し、
とにかく知識をつめこんだ。
自分にあるものとないものをしっかりとノートに書き連ねた。
金持ち父さん、貧乏父さんという本を
を開き、脳みその中でなんだかカチャっと音がするようにスイッチが入る。
そこに書いてある内容は衝撃的だった。
日本人なら誰しもが欲しがる持ち家を
持ち家は資産じゃないといいきった。
資産とはお金が入ってくる流れ、つまりキャッシュフローを生み出すものだ。
ローンで買っている持ち家は
資産ではなく、負債だと。
自分が今まで信じて来たものは、
全てただしいと思っていたが、
単なる思い込みに過ぎない。
そんなことがいくつあるだろうか。
本当の真実は何なのか、
見極める必要がある。
またビジネスマンは四つに分類される。
従業員。Eクワドラント
自営業者。Sクワドラント。
ビジネスオーナー。Bクワドラント
投資家。Iクワドラント。
クワドラントとは円のうちの四分の一という意味で、
もちろん、サラリーマンはどれだけ出世して偉くなってもEクワドラント。
つまり従業員のまま。
誰かに雇われて、誰かのためにはたらく。
そのEクワドラントへ給料を支払う立場にいるのが、Bクワドラント、つまりビジネスオーナー。
だれにも雇われることなく、
自分の裁量で時間とお金を管理する。
昔、教えられた、
いい学校に入り、いい会社に入れば将来は安泰という話はいったいなんだったんだろう。
とにかく、キャッシュフローや
クワドラントという聞き覚えのない単語に
鼓動が踊りはじめるのがわかる。
どうやら、
会社で出世することのみが、
成功者の証だと信頼してきたのだが、
どうやら、そうではないらしい。
持ち家は資産ではなく、
大切なのは、お金が入ってくる仕組みで
つまりはキャッシュフローだと。
今自分には
車のローンしかない。
つまり、マイナスのお金の流れ。
負債しかない。
プラスのお金の流れをつくるにはどうすればよいのか。
どん底の暗闇の中、誰もしらない、しられていない街でひとすじの灯りが見え隠れするようになり、
それに向かってひたすら走り続けてみようと思った。
2005年 京都 某所。
うだるように蒸し暑い夏の終わりをつげる激しい雨のふるとある夜の出来事でした。
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