梅もどきは、梅に似ているが梅ではないので「梅もどき」。
ニセアカシアもアカシアのようだがアカシアでないので「ニセアカシア」。
何も語らぬ木だから仕方ないにしろ「ニセ」や「もどき」は、
どうも、木の個性を奪っているようにも見える。
今から千年ほど前に時代に書かれた清少納言『枕草子』にもそのような記述を見つけることができる。
その40段は「花の木ならぬは」と呼ばれる段。
そこには、様々な花木についての講釈が出ている。
「楠木」「檜(ひのき)」「かえでの木」「白樫」などの木についてのアレコレが出てくる。
その中で、ちょっと面白いのが、「あすはひの木」についての講釈。
この木はそれほど知られた木でもなく、枝ぶりのいいのもではない。
ただ、この名が気になる。「あすはひの木」すなわち「明日は檜」。
清少納言が「誰がこんな名前をつけたんだろうね」と憤っているようでもある。
「明日は檜になる、という名前だけど、つまらぬ予言をしたもんだ。
誰がそんな保証ができるのかと思うと、こんな名前をつけた人に聞いて見たいもんだ。
だけども面白い」と表現している。
まるで現代の若い女性が語っているようでもある。
実際に今も「明日は檜」と呼ばれる木がある。
一般的に「あすなろ」と呼ばれる木で、漢字にすれば「翌檜」となる。
あすなろの葉昭和の時代の小説家・井上靖の作品にこれを題材とした『あすなろ物語』
という小説がある。その一部に、
「あすは檜になろう,あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
でも,永久に檜にはなれないんだって!それであすなろうと言うのよ。」
とある。
清少納言が笑った「明日は檜(翌檜)」だが、
コレって、人間の宿命か?(-_-;
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<了>