もうこうなったら、ヤケッぱちのウソっぱち。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「ウソをつく子は、エンマ(閻魔)様に舌を抜いてもらう」
昔の母親は、ウソをついた我が子に対して、そんなことを言ったものだった。
このエンマ様は、いわゆる冥界の王。死者の生前の罪を裁く神でもある。
ウソをついてきた亡者は、そこでヤットコのようなもので舌を抜かれるとされる。
こんな言葉で母親から諭(さと)され、糺(ただ)された記憶をお持ちの方も多かろう。

ところがウソも時には、画期的な佳きものを運ぶこともある。
ジョン・マンデヴィル(Sir John Mandeville) という人物をご存知だろうか?
この人物の著書に『東方旅行記』、別名「マンデヴィル旅行記」とも呼ばれる本がある。
これには、中東からインド、中国、さらにはジャワ島などの見聞が書かれている。
マンデヴィルは、大航海時代を前にした14世紀のイギリス人。
”Sir” を名乗っているが、その素性ははっきりしていない。
この人物はエジプトで生活していたという記録もあるがそれ以東に向かったという記録はない。
それゆえに『東方旅行記』は、全くの空想物語ということになる。
『東方旅行記』ドゥンデヤ島の近くの島に住む一本足の人間 (photo by Wiki)

かのコロンブスは、この本の熱烈な愛読者だったという。
机上でのウソ八百をコロンブスが熱烈に信じ、スペイン王に対して西回りの航路を説き、
出航の援助を受けて出発した。
ただ、到着したのはインドではなく、バハマ諸島。
コロンブスは、生涯、そこがインドだと信じて疑わなかった。
ただ、この空想の本がなければ、このような大航海に至る道を選ばせなかったとも言える。

逆にいえば、ウソが生み出した快挙。
ウソならエンマ様に舌を引っこ抜いてもらわないといけないが、
「ウソから出たマコト」
ウソが、暗黒時代のヨーロッパを夢ある世界へと導いたことになる。

「ウソ」は世界を豊かにした ☆*o(≧▽≦)o*☆

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<了>