ありがた〜いトモダチが欲しいなー。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

『徒然草』が書かれたのは14世紀、鎌倉時代の末期あたり。
およそ700年前となる。
随筆ないしエッセイと呼ばれる形式の本。
寝転びながら気軽に読めて「ああ、そうそう!」などと思い浮かべることが多い。
『徒然草』

その一つ、117段に、友人について書かれた箇所がある。
まず、この段の前半では、友人にするのに悪き人物を7人挙げている。
それは、「身分の高い人」「若い人」「病気をしない頑強な人」「酒吞み」
「武勇を誇る強者」「ウソつき」「欲深い人」。
これらは、総じて他人のことを理解できない人。
こんな人たちとは、お近づきにならぬ方が良いというところだろう。

また、この段では、友とするに良いとする人物像を挙げている。
それは「ものをくれる人」「医者」「知恵ある人物」というもの。
これらは、自分にとってプラスになる人物。
変な人情をかけたり、腐れ縁で友人関係を作るより、
自分にプラスになる人物として割り切れ、ということらしい。

また、A・ビアスの『悪魔の辞典』の「友情」の項目を探ってみると、
「友情(すなわちfriendship)とは、天気のよい時には2人を乗せることが出来るが、
天気の悪い時にはたった一人しかのせることが出来ない船(ship)。」
と出てくる。

すなわち、友情を感じるべきは、「ものをくれる人」「医者」「知恵ある人物」
こんな人にだけ乗ってもらいたい船(friendship)。

年を重ねた今、これはそうかも知れぬ...
などと思えてきた。

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<了>