この夏、北海道などで思わぬ豊漁となったことがニュースに出ていた。
やはり、この季節に愛される魚といえば「さんま」。
秋に旬を迎える味覚らしく「秋刀魚」の名が宛てられている。
そんな、サンマを詠んだ佐藤春夫の詩に『秋刀魚の歌』というのがある。
その詩を紹介すると、
「あわれ秋かぜよ 情(こころ) あらば伝えてよ 男ありて 夕げに ひとり
さんまを食らひて 思ひにふける と。
さんま、さんま、そが上に青き蜜柑の酸(す) をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり」
この詩が発表されてより大きな反響を呼び、爆発的人気を博した。
人気の秘密の一つは、男がわびしく秋刀魚を食べている姿。
そこから、垣間みえる人間模様の機微もそうだが、
後半にある、「さんま、さんま、さんま苦(にが) いかしょっぱいか」
と呼びかけるような語呂がよいこと。
そんなものが、短い詩の中に組み込まれているのが人の心を掴んだとも言える。
そして、何よりも「秋刀魚」と言えば、庶民の人気の食べ物。
これが奏功し、一世風靡の詩となったとも言える。

わが子供の頃の日常生活の中にあったのは、七輪(しちりん)に網をのせ、
団扇でバタバタ扇ぎながら炭火で焼くサンマ。
詩にもあるように、青い柑橘系の酸(す)をふりかけて食べる。
それを思い起こしただけで、その匂いと雰囲気が蘇ってくる。
その当時は、日本が貧しかった時代のはず。
今から思えば炭火で焼く秋刀魚とは。なんと贅沢な生活だったことか!
昔に戻って、そんな秋刀魚を食したい、、、。
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