ようござんすか?さあ、丁か半か? オレは、ハンやっちゅうねん! | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

都知事選も一つの話題となっているが、先日のニュースで岸田内閣支持率が発表され、その数値が19.1%と出ていた。かなりの低率。
これまでのチグハグな形で対応したり、変な決着を図ろうとする様子を見れば、この支持率も納得。
もちろん、まだ、更なる下降曲線を描くだろうと推測するに難くない。

難局は続くといったところであるが、中国の「元」の時代、
元朝の難局を支えた人物として耶律 楚材(やりつ そざい)なる参謀がいた。
この人物、隣国の「金」の人。
その「金」と「元」とが戦い、この耶律楚材は「元」に捕らえられ捕虜となってしまう。
ところが、”持っている人間”の勘というものはスゴいところがある。
彼は、「元」朝を創始したチンギス・ハンの目に留まり、
捕虜の立場から、一躍、政治の表舞台に登用されることになる。
そして、ついには参謀の位置にまで登り詰めた人物。
チンギス・ハン亡きあと「元」の最高顧問となり、
財政改革、税制整備などを行い、強固な元帝国を作り上げた。
「元」王朝は、すべて彼の業績と言っても過言でないほどの活躍を見せる。
耶律楚材の像
彼が素晴らしかったのか、捕虜の中から登用したチンギス・ハンがスゴかったのか?

この耶律楚材の名言として残っているものに「一利を興すは、一害を残すに如かず。一事を生ずるは、一事を省くに如かず」という言葉がある。
これは「利益になることを一つはじめるより、害になるものを一つ取り除く方が事が進む。
また、一つのことをつくり出すよりも、一つのことを省いた方が良い」
という意味となる。

会社でも組織でも、目ざすべきは、組織や会社の中で害になっているものを見つけ出し、
抉(えぐ)り出して取り除いてしまう方が、体制のために良い。
すなわち、害になる制度や人物をバッサリ切ってしまうに限る。

先日発表の内閣支持率を見ていると、耶律楚材のセオリーに従って、言葉はキツイが、
トップに立つあの人物こそ、バッサリ取り除いてしまうも一案か。

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<了>