テスラ〜や、テスラ〜 ♪ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「賢者の石」という言葉で思い浮かぶのは『ハリー・ポッターと賢者の石』。
このシリーズ第一巻のタイトル。
これは実際の石ではなく、中世ヨーロッパの錬金術師が、
卑金属を金に変えるための触媒となる霊薬をこう呼んでいた。
この本の中にも、その錬金術師が登場する。

錬金術の奥義を究めたとされたのは、ニコラ・フラメル(Nicolas Flamel) 。
彼は、14、5世紀のパリに実在していた人物。
スペインで「賢者の石」を見つけ、財をなし、パリに幾多の教会や病院、礼拝堂などを建てた。
今となっては、記念碑のようにサン・ジャックの塔だけが残っているが、
その周りの建物のほとんども、彼の所有物。
富者として目立った存在であった。
その彼が死ぬと、偉業をたたえるよりも、すぐに「賢者の石」探しが始まった。
かまどの灰に至るまで捜索したが見つからなかった。

今や世界的なレベルで富者となっているのは、イーロン・マスク氏。
宇宙開発、テスラなどのEV、X (twitter) など、彼が触れたものが、
「金」に変わったと言われるほどに巨万の富を築いている。
まさに現代の錬金術師とも呼べるようなところがある。
このたび、マスク氏に関連して話題になっているのは、柴犬の「かぼす」。
マスク氏がXにその写真を掲載するや世界から注目を浴び、
その表情を模した絵が世界中に氾濫することになった。

マスク氏のXを機に世界で知られることとなったが、先日死去。
柴犬「かぼす」の死に際しては世界から弔問に訪れたり、
哀悼の意が寄せられたりした。

マスク氏は、最近ちょっと陰りが見えるなどと言われることもあるが、
それでも、彼が、ちょっと触れることで世界に大きく知られることとなる。

まるで「賢者の石」を持っているかの如し。

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<了>