私はイエスマンではない、ノーの生涯 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

映画監督マーティン・スコセッシ氏は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画作品『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で知られている。
その彼は、2016年には遠藤周作が原作となる『沈黙ーサイレンスー』が公開され話題を呼んだ。
その巨匠が今度手がけるのは、同じく遠藤周作氏を原作とする『イエスの生涯(A Life of Jesus)』だという。
遠藤周作と言えば、「狐狸庵(こりあん)」先生とも呼ばれ、
おとぼけのエッセイ『狐狸庵閑話』などを書いていた。
「シリアス」か「おとぼけ」か?といった人物評がなされた人物。
もっぱらテレビに登場するときは、おとぼけの側面が強く、
学生時代から友人でもあり、同じく芥川賞作家でもあった安岡章太郎は、
エッセイでも、おとぼけの遠藤周作ばかりを語っていた。
遠藤氏が残した2つの作品が鬼才の映画監督によって映画化されるのは、
彼にとってこの上ない喜びに違いない。

彼がテレビ出演してお茶の間の人気者となったのは『ほんものは誰だ!』という番組。
そのレギュラー出演者でもあった。
その番組は、毎回、ある特技を持った3人の一般視聴者もしくは著名人がスタジオに登場し、
「私がほんもの」という人物に質問を投げかけ、
その受け答えから『ほんもの』を当てるというクイズ。

出演者の遠藤氏は、ニセもののウソを見分けるのに、
素直な質問をするのではなく、
私は、知っているぞとばかり、有りもしないウソを使ってカマを掛け、
嘘を見分ける手法をよく使っていた。
つまり、「嘘つきにはウソで対処するのがいい」。
こんな手法を使えるのは、大ウソつきに限られる。

映画界の巨匠による映画作品が、近々製作される。
私には、遠藤周作氏の
「してやったり」の表情が思い浮かんで仕方がない。

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<了>