うまいもん喰って、肥満になって、長生きするねん。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

トルコという国は、「親日」だという説がある。
「トルコ人は日本人を兄弟だと思っている」ということも言われる。
そこで、わがトルコ人講師に訊いてみると「それは本当だ」という。
「兄弟?それは、血のつながりがあるということか?」と聞けば、
これも「そうだ」という。
「おいおい、そうは言うけど、お互いの顔は似てないじゃないか?」と言うと、
「長い年月を経てお互いの顔かたちは、違うようになったが、元々は兄弟。
それが証拠に、生活習慣や精神性で似ている」などと返ってきた。
まず、その一つが土足で家の中に入らない。
シャイだ、武の伝統がある。などの例を挙げたりする。
一方的に兄弟と言われるのに戸惑うが、その気持ちは純粋なようだ。

トルコ人は、もともと中央アジアに住んでいたという。
その関係から、13世紀のチンギス・ハンのモンゴル帝国とも関係が深い。
歴史の話になるが、モンゴル帝国の官僚の一人が耶律 楚材(やりつ そざい)。
彼は、帝国の官僚でありながら詩人。
『西域河中十詠』という詩を残している。
その一部に「人生唯口腹(=人生ただ口腹のみ)」というのがある。
この意味を探ると、「栄えたサマルカンドの街で、みんなが食べ物を分かち合ってうまいものを食べている、人生とは、うまいもの食べること」という意味の詩。
「食べること礼賛」といったところの詩だが、うまいものばかりを喰っては居られない。
最近は、肥満が世界的な問題になっている。
肥満は糖尿病や心疾患などの重要なリスク要因となるとされる。
そのため、過食が禁止。
ただ、不思議なことがある。それは「肥満パラドックス」なるもの。
通常、肥満は様々な成人病リスクが高まるとされるが、
実際の統計上では、やや肥満者の方が長生きするという。

そうであれば、肥満を恐れるより美味しいものを食べて楽しく過ごすのがいい。
トルコ料理は世界三大料理の一つ。これを食して舌鼓を打つのもいい。
「人生、ただ口腹のみ」

ただ、いつの間にやら体重オーバー。
ヤ、ヤバい...。

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<了>