もう、散り散りバラバラでんがな〜。 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

桜を詠んだ芭蕉の句
「木(こ)のもとに 汁も膾(なます) も 桜かな」
この俳句の意味は「花吹雪の舞う中、桜の木の下では花見の会や宴が催されている中で、
無作法など雑多なものが交錯しているが、それは桜があればこそ」
やはり桜には、そのような人を惹く魅力がある。
近所の神社の桜
そんな桜の季節の一方で、日本にやってくるものに「黄砂現象」がある。
これらは、一括りで表現されるが、
同じ黄砂でも目に見える塵(ちり)から、PM2.5 のように目にも見えない塵まで様々ある。

この「塵」という文字が入った中国の言葉に「蒙塵(もうじん)」という言葉がある。
読んで字の如く「塵(ちり) を蒙(こうむ)る」
すなわち「塵をかぶる」を意味する言葉。
この実際の意味は「這々(ほうほう)の態(てい)」で逃げ出す様子の事をいう。

最近耳にする中国語に「潤学(ルンシュエ=润学)と呼ばれるものがある。
「潤」は単純に言えば「潤う」の意味だが、この隠れた意味は "run" 。
いわば「蒙塵」。
すなわち、中国から逃げ出す意味らしい。

中国を発って日本に向かうのは、空を覆う、見える黄砂ばかりではないようだ。

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<了>