マ、マ、マルクスかフーリエか♪ み〜んな悩んで大きくなった! | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

マルクス、エンゲルスと一括りで表現されることもあるが、
そのエンゲルスに『空想から科学への社会主義の発展』と題する著書がある。
この本の言わんとするところは、自分達は「科学に根ざした」社会主義。
オーウェン、サン=シモン、フーリエなどが唱えた社会主義は、
地に足のついていない、いわば「空想」社会主義として唱えている。

このマルクス、エンゲルスの考えを基に起こした社会運動が「ロシア革命」。
それによってソヴィエト連邦が誕生し、次々と社会主義国家が誕生した。
その結果は、見てきた通りである。
制度的に問題があることは誰もが知るところである。

「空想的」と表現されたフーリエやサン=シモンは果たしてどんなものだったのか?
今更ながら、それを探ってみると、
サン=シモンの考え方として、人類の目的は「生産」。
「僧侶、政治家、役人などは、誰でもなれるが、技術者などは、余人をもって代え難し」
すなわち、生産に携わる人こそ貴重だ。
そんな表現がある。
今じゃ、それこそ立派な考え方。
かつての1867年のパリの万国博覧会などは、彼の考え方のもとに誕生したとも言える。
1867年のパリ万博遠景

ギャラリー・ラファイエットなどは、フーリエ主義の考えが具現したものとも言われている。

人々が集まる場所こそユートピアとすべきという考え方のもとに建築されたもの。

今、世界には、かつての社会主義国を目指す二人の指導者がいるが、
問題がありそうだ。
「科学」を目指したが、科学的には後進国となってしまったのは見てきた通り。

どちらが「科学」? どちらが「空想」?
逆に見えるのは私ばかりではないと思うのだが...。

*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。

*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201

<了>