日々、クルマで通勤している。
その中で一つの楽しみは、すれ違う車のナンバープレートを見て素数かどうかを見分けること。
もう一つは、魅力的な数字とは？ などと思いを巡らす。
そう言えば、誰が言い始めたのか「ラッキー７」という表現がある。
”７” という数字は、虹の７色、七つの海、七福神、キリスト教徒の七つの封印、
ヒンズー教の７人衆、ゾロアスター教のアムシャ・スプンタ(七大天使)など、
ちょっと挙げれば”７”に因んだものが、様々なところに出てくる。
また、西洋世界では、”６”という数字を忌むべきものとし、
”７” を幸運の数字と見ているようだ。多分に聖書の影響があるせいだろう。
そのせいか、7がついたナンバープレートも多い。
とは言え、ラッキー数は人それぞれで違ってくる。
元阪神の金本選手は、西洋世界で不吉とされる"６"という数字を好んでいた。
一般的にラッキー数として、"１" や "３"など、奇数を選ぶ人が多い。
ゲーテは、"３" を自分との関連がある数字として考えていたという。
チェコの大統領だったルドヴィーク・スヴォボダは、"２３"、
フロイトは、"２７" を自分の数字と考えていたようだ。
日々、素数を見分ける遊びをしつつ、曲者の数字は、１３や１７の倍数、そして、２３も。
５９などという数字もある。
わが勝手な思い込みだが、素数という数字には、
人に知られたくない「変な癖」を持つ人間のようなところがある。
大きな数字の「素数」を発見した時になどは、ちょっと嬉しい気持ちになる。
そして、「キミの変な性格はわかっているよ」
などとその数字を慰労したくなる。
我がラッキーとする数は、9973。４桁の最大素数。
このナンバープレートに出会ったことは、、、
まだ、ない。
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