「易」「四柱推命」「タロット占い」「占星術」「動物占い」など、
戦後だけでも様々な占いブームが巻き起こった。
その一つに「天中殺」というのがあった。
これは幸運な時を言い当てるものではなく「天が味方しない時」すなわち、
不運な時を探るのも。
1980年ごろ大ブームが巻き起こり、
「天中殺」について書かれた本がベストセラーにもなった。
個人個人によって周期が違い、算定方法も難しい。
この著者が行なった一つの予言がハズレ自身すら否定的となりブームが去ってしまった。
そんな占いの歴史を思い浮かべたが、今日、吉田兼好の『徒然草』の中、
「占い」について書かれた箇所を見つけた。
これは、第九十一段。冒頭に「赤舌日ということ、陰陽道には沙汰なきことなり」
と出てくる。「赤舌日とは何?」と思って読んでいくと、
”赤舌日”というのが「凶日」のことであることがわかった。
著者によると、この日は伝統的な陰陽道では特に取り沙汰される日ではなかった。
最近(吉田兼好の時代)になって言われるようになったが、この”赤舌日”だが、
実際のところ当たっているとは思えないと手厳しく表現している。
そして結びとして、「いくらいい日でも悪いことをすれば凶日。
悪日と言えど、いいことをすれば吉日。
吉日とするか、凶日とするかは、その「人」次第で決まるもの。
決して「日」で決まるものではない」と結んでいる。
これには、同感!
私は「おみくじ」を引かない。一つのポリーシーかも?
「参考にすればいい」などと引くことを勧めてくれる人もいるが、
「吉」であれば、越したことはないが、「凶」と出るのが怖い。
様々なことは「忘却の彼方」ということも多い我が生活(健忘症?)ではあるが、
それなら引いたところでどっちにしろ忘れてしまうだろう、
とも思ったりする。
だけども「おみくじ」に関しては、それに影響されるような気がしてしまう。
この「天中殺」に対してもそのようなところがある。
あえて調べて、凶日となることを見るより、知らぬが仏。
そんな運命享受するもよし。
誰に見てもらうまでもなく、「吉」となるか?「凶」となるか? は、
自分次第。乗り越えていくしかない...
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<了>