ウイリアム・フォークナーについてのあれこれ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

アメリカの小説家ヘミングウェイは、誰もがその名を知っているし、
作品を読んでいないにしろ『誰がために鐘は鳴る』『老人と海』『武器よさらば』
などの小説を挙げることは可能だ。
ノーベル賞作家であれば、さもありなんということもできる。
ところが、同じくノーベル賞を受賞したアメリカの小説家ウィリアム・フォークナーは、
その名前を知る人も少なく、作品を挙げることができれば
「通」のようなところがある。
この二人、年齢差はわずかに2歳。ノーベル文学賞の受賞もフォークナーが5年早い。
アメリカ人にこの二人のことを訊ねても、ほぼ日本人と同じ結果だった。
フォークナーはハンフリー・ボガード主演のハードボイルド映画『三つ数えろ』
の脚本なんかも書いていた。
彼の小説のほとんどの舞台はアメリカ南部のミシシッピ川流域の街ジェファーソン。
モデルとなった実際の名はオックスフォード。郡の名前をヨクナパトーファ、として、
ここを舞台にして書かれた小説を「ヨクナパトーファ・サーガ」と言われる。
「切手のように小さな街だが様々なものが渦巻いて書ききれないほどだ」
と表現している。
土地の持つ土俗的因習、怪物的人物の登場などまさにハードボイルドの原点
となったとも言える。
彼は、なんと日本にも1955年に来ている。
その時、彼が語った言葉は、「戦争に負けたことによってこれから10年、
日本には綺羅星のように小説を書ける人が出てくる」。
自身の作品は、南北戦争で南部が負けることによって得たものが多いということらしい。
予言めいた言葉だが、それから日本で著名な小説家を生み出した時代だったとも言える。
勝者となるより敗者の方が得るものが多いということかもしれない。
彼の作風は息詰まるような一種のハードボイルドではあるが、
必ず喜劇的側面も持っている。勝者にはないが、
敗者には決まって自身に対する冷笑的なものを持っているもののようだ。
それが小説という分野に必要なものかもしれない。

負けるもよし?


*無断転載を禁止します*严禁复制粘贴**
本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。

*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町7-8-403

*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F

<了>