黄色の花を咲かせるもの、そして赤や白のマンサクの花もある。
当地では、桜は散りそめて葉桜になり、
もはや浮立つ春から惜しむ春へと変わりつつある。
それなのに、北国ではまだ雪をかむっているところもある。
そんなことを思い巡らしているとき、
思い浮かぶのが詩人・丸山薫の「白い自由画」と題する詩。
彼は疎開先の山形の僻地の学校で代用教員となり、そこで詩作を続ける。
この詩は、子供たちとのふれあいが目に浮かぶようでもある。
『白い自由画』
「春」という題で
私は子供たちに自由画を描かせる
子供たちは てんでに絵の具を溶くが
塗る色がなくて途方に暮れる
ただ まっ白い山の幾重なりと
ただ まっ白い野の起伏と
うっすらとした薄墨の陰影の所々に
突き刺したような疎林の枝先だけだ
私はその一枚の空を
淡いコバルト色に彩ってやる
そして 誤って まだ濡れている枝間に
ぽとり!と黄色のひと雫(しずく)を滲(にじ)ませる
私はすぐ後悔するが
子供たちは却(かえ)ってよろこぶのだ
「ああ まんさくの花が咲いた」と
子供たちはよろこぶのだ
丸山薫は、東大の国文科に学び、梶井基次郎や三好達治などとも親交があった。
彼はまた、この地を描いた『仙境』と題する詩集も残している。
もう50年は過ぎるだろうか、彼が教育テレビで特集され、
この山間の小さな村でのことをしみじみと語っていたことが思い出されてくる。
街に咲く赤いトキワマンサクの花マンサクの花を見るたびにふと口ずさむ。
子供たちは却ってよろこぶのだ
「ああ まんさくの花が咲いた」と
子供たちはよろこぶのだ
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<了>