世界は「道化師」の笑いを待っている | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

映画監督であるフェリーニが語る言葉の一つ一つは含蓄があり、
哲学的でありアーティスティックだ。
彼の代表作の一つに『道化師』というのがある。
子供の視点から巨大なサーカスと道化師について描かれた作品。
彼の少年時代を充分に彷彿とさせるものがある。
どうも彼にとって「道化師」は永遠の憧れの人物であり、
彼が映画を通して描きたかったものはこの道化師だったとも言える。
対話の中で改めて「道化師」について彼が語ったところを抜粋すると、
「道化師を英語ではクラウン(Clown) 、イタリア語ではパリアッチョ(Pagliaccio)と呼ぶ。
クラウンは道化といってもスーパースターでありアーティストであるが、
パリアッチョに含まれているのは、決してスーパースターではない。
むしろ一つの影のようであり鏡のような存在。
そこに映し出されているのは人間の不合理な側面。
それを表現する風変わりな創造物とも言える。
パリアッチョは定まった秩序に対する反抗であり、子供じみた動物的側面を併せ持っている。
風刺画であり、嘲笑する人、かつ嘲笑される人。
グロテスクでゆがんで馬鹿げたイメージ。
「そうだ、老子がこんなことを言わなかったかい?
ある考えを生み出したら、すぐにそれを笑い飛ばせってね。これだよ」。

そう言えば、大統領という職業はどこか道化師のようなところがある。
サーカスの舞台を取り仕切っているように現れ、注目を浴びる。
トランプ大統領という人物を取り上げると、
彼はスーパースターやアーティストを意味するようなクラウンではない。
むしろ、一癖、二癖ありそうなパリアッチョ。
彼が行なっているのはこれまでの秩序に対する反抗であり、
そこにはメキシコの大統領であろうと相手を尊ばない子供じみた対応をする。
彼自身が、嘲笑する人であるが怪しい女性関係が出てきたといって嘲笑される人でもある。
パリアッチョが掴みきれないように彼も掴みきれない人物。
どこかグロテスクでもあり馬鹿のようにさえ見える。
ところがどっこい、パリアッチョは場の雰囲気や掴むべき「場」というものを心得ている。

こんなパリアッチョのサーカス芸のようなトランプ大統領の動向を
今や世界が見つめているといったところだろうか...


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<了>