変な家 | ヲタクの生きる道

変な家

公式サイト

 

【オススメ対象】

・ジャパニーズホラーが見たい

・変な間取りに興味がある

・あまりジャパニーズホラーを見ていない

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・ホラー

 1)オススメ・・・6
 2)ツボ・・・4
 3)脚本・・・6
 4)映像美・・・6
 5)特殊効果・・・6
 6)俳優・・・7
 7)監督・・・7
 8)音楽・・・6

 9)独自性・・・5
10)キャラ・・・5
合計・・・58点

 

【概要】

上映時間:110分

公式サイト

劇場にて鑑賞。

2024年公開の邦画。

原作:雨穴『変な家』

監督:石川淳一

脚本:丑尾健太郎

出演:間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈 他

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】公式サイトより引用

 

【総評】後半からネタバレあり

このレビュー記事は、今作に対して否定的な内容になります。

今作が好きな方は読まない方がよろしいかと。

 

下記の項目でまとめてみた。

1)作品概要

2)結局どうなの?

3)昨今のありふれた要素 ※ネタバレあり

4)ホラー作品として ※ネタバレあり

 

1)作品概要

かなり日本でヒットしていることと、興味深いテーマの日本のホラー映画ということで、そっち方面に興味がある我が夫婦が劇場へと足を運んだ次第。

 

劇場にはほんとにヒットしているんだっていうのを体感できるほどの人数がシアター内にいた。明らかに若い客が多い。うるさい。

 

不動産案件で売られている物件の間取り図を見て、「この間取り、なんか変じゃないですか?」っていう入り方はオリジナリティに溢れているが、それはつかみ部分だけで、あとは典型的なジャパニーズホラーの構成。他にも変な間取りの家は登場するが、変すぎて現実離れで、仕掛けがバレバレすぎてつまらない。

 

2)結局どうなの?

濃いめのアジアンホラーをよく見る自分らからしたら、ことごとく予想範囲内の展開で、一度も斜め上に行く展開はなく、非常に物足りなかった。

 

今作はホラーだけど、一度も怖いと思うことはなく、かなり残念な仕上がり。

あと、作中にいくつか特殊な間取りが登場するが、一番変だなと思った間取りは結局最初の間取りで、私的には興味深い間取りのピークは最初だった。

建築士の目線で見ても、やはりつかみである最初の間取りが一番面白かった。

 

オチもジャパニーズホラーによくあるパターンで驚くところが全くない。

日本のホラーをあまり見てない人でないと驚くことはないだろう。

正直、なぜヒットしているのかわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

3)昨今のありふれた要素 ※ネタバレあり

アジア系のホラー作品で昨今の潮流である、ユーチューバー系の主人公・もしくは最初の被害者が、動画再生回数を増やすためにやばい場所へ行くというありふれた動機付け。結局行き着く先はやばい因習が残る田舎の村。正直、このネタはもううんざりするほどやり尽くされていて、はっきり言って、もういいわ。

 

4)ホラー作品として ※ネタバレあり

結局、生きてる人間が怖い系だったわけで、呪いのワードは登場するけど、霊的な存在の映像的な登場はなく、びっくり箱系の驚かせを仕掛けてくるのが残念で仕方なかった。

 

私的に「変な家」に望んでいたのは、物語の進行が進むほどに、変な間取りの謎の奥行きが、謎を追えば追うほど、謎が深まり闇が濃くなっていくという独自のアプローチの上乗せで、つかみの間取りの異質さなんて大したことなかったっていう展開だったんだけど、ほんとにつかみだけなのが残念だった。