リーチャー 〜正義のアウトロー〜 シーズン1・2 | ヲタクの生きる道

リーチャー 〜正義のアウトロー〜 シーズン1・2

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【オススメ対象】

・Amazonプライムのオリジナルドラマが見たい

・無骨な正義のアウトローな男が見たい

・何にも縛られない男が好き

・最後まで飽きさせない脚本のドラマが見たい

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・サスペンス・アクション

 1)オススメ・・・8
 2)ツボ・・・9
 3)脚本・・・9
 4)映像美・・・8
 5)特殊効果・・・8
 6)俳優・・・8
 7)監督・・・8
 8)音楽・・・8

 9)独自性・・・8
10)キャラ・・・9
合計・・・83点

 

【概要】

 

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Amazonプライムオリジナルドラマ。

シーズン1は2022年配信

シーズン2は2023年配信

各話約50分でシーズン1・2とも各8話

原作・制作:リー・チャイルド

 『ジャック・リーチャーシリーズ』

出演:アラン・リッチソン、マリア・ステン 他

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】

シーズン1 Amazonプライムサイト1より引用

リーチャーはジョージア州の小さな町マーグレイヴを訪ね、殺人容疑で誤って逮捕されてしまう。

 

シーズン2 Amazonプライムサイト2

リーチャーとニーグリーは、かつて彼が率いた軍警察第110特別捜査部隊のメンバーの1人が殺された事件を調べるうちに部隊にいた全員の命が危ないことをつきとめる。

 

【総評】ネタバレなし

下記の項目でまとめてみた。

1)作品概要

2)見どころ

3)結局どうなの?

 

1)作品概要

リー・チャイルドの傑作小説であるジャック・リーチャーシリーズのAmazonプライムでのオリジナルドラマシリーズ。2024.03.03時点で1シーズン8話構成でシーズン2まで配信中。

 

ジャック・リーチャーの実写化といえば、トム・クルーズ主演の映画シリーズが有名だが、こちらは2作製作されており、そこそこのヒットだったが、トム・クルーズ主演作としては継続が厳しい興行収入だったらしく、次回作の予定はない。私的にはかなり好きな作品だったので至極残念。

 

さて今回のドラマシリーズは、原作のジャック・リーチャーの設定を忠実に再現しているそうで、逆に自分はトム・クルーズからジャック・リーチャーを知った人間なので、今回のドラマシリーズでいろいろと調べて、ジャック・リーチャーって元々こういうキャラ設定だったんだと改めて知った。年齢や身長などぜんぜん違ったんだね。まぁトム・クルーズ版は製作する際にちゃんと原作者の了解を得たうえで製作しているので、まったく問題ないけど、原作ファンからしたら、かなり戸惑ったのではないだろうか。

 

今作は原作に立ち返ったということで、原作ファンにはいいのではないかと。

 

2)見どころ

今回のAmazonプライム版がどの程度原作に忠実に展開しているかはわからないが、ドラマ版は8話のボリュームが絶妙のバランスで、構成力が非常にハイレベルでまとまっており、1話あたりにしっかりと面白さが詰まっていながら、全話を通しての面白さもあり、脚本レベルは非常に高い。このへんは原作の面白さなのかな。

 

主人公ジャック・リーチャーのキャラクターの魅力も満ち溢れていて、シーズン1の導入部分である無実の罪で拘束されるつかみの部分が、非常に巧妙にキャラ紹介を兼ねており、たくさんある原作のシリーズの中で、このエピソードをシーズン1としてチョイスしたのが上手いのではないかと。

 

3)結局どうなの?

最後までダレさせないイベント配置や、かなりのゴリ押しで真実を暴いていく過程が面白く、徐々に毛嫌いしていたキャラたちが味方になっていく過程も素晴らしく、良いタイミングでスパイス的にアクションシーンを織り交ぜていく構成力には卓越差を感じた。

 

敵の設定も突き抜けていて、善悪の帳尻がいい。悪は徹底した悪であってこそ、正義のジャック・リーチャーが際立つし、スカッとする。

 

今作の為にAmazonプライムに入会するほどの力はないけど、すでに入会しているなら、ぜひともみてほしいドラマシリーズ。自分は今後もずっと見ていく。