幽・遊・白書 全19巻 完結セット (ジャンプ・コミックス) (ジャンプコミックス)
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【オススメ対象】
・原作漫画のアレンジ実写版に大らか
・冨樫義博先生が好き
・かっこいいアクションが見たい
・頑張ってる日本の作品が見たい
この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。
レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。
ジャンル・・・アクション(ファンタジー)
1)オススメ・・・9
2)ツボ・・・10
3)脚本・・・9
4)映像美・・・9
5)特殊効果・・・9
6)俳優・・・9
7)監督・・・9
8)音楽・・・9
9)独自性・・・9
10)キャラ・・・9
合計・・・91点
【概要】
NETFLIXオリジナルドラマ。
2023年12月14日配信・約50分くらい 全5話
原作漫画:冨樫義博『幽☆遊☆白書』
監督:月川翔
脚本:三嶋龍朗
音楽:やまだ豊
アクション監督:大内貴仁
VFXスーパーバイザー:坂口亮
制作プロダクション:ROBOT
出演
浦飯幽助:北村匠海
桑原和真:上杉柊平
蔵馬:志尊淳
飛影:本郷奏多
雪村螢子:白石聖
ぼたん:古川琴音
コエンマ:町田啓太
幻海:梶芽衣子
左京:稲垣吾郎
戸愚呂 兄:滝藤賢一
戸愚呂 弟:綾野剛
他
【トレーラー】
【ストーリー紹介】NETFLIX公式サイトより引用
気がついてすぐに衝撃的な光景を目にした幽助の前に、霊界の案内人が現れる。同じ頃、魔界から入り込んだ邪悪な存在が、人間界に大きな混乱を引き起こす。
【総評】ネタバレなし
下記の項目でまとめてみた。
1)作品概要
2)アクション監督:大内貴仁
3)VFXスーパーバイザー:坂口亮
4)結局どうなの?
1)作品概要
1990年〜1994年に週刊少年ジャンプに連載された、いわゆるジャンプ黄金期を支え、一大ブームを巻き起こした冨樫義博先生の出世作である原作漫画を、なんとNETFLIXにて大胆アレンジで実写ドラマ化。
始まりから「暗黒武術会編」(いわゆる戸愚呂編)をかなり大胆な取捨選択でアレンジ。完全にドラマ枠を大きく超えた映像による実写版ドラマ。
そのアレンジに原作ファン及びアニメファンにはアレルギー反応が出るかもしれないが、単純にエンターテインメント作品として、とんでもないハイクオリティの作品に仕上がっている。
2)アクション監督:大内貴仁
Wikipediaの紹介欄や公式サイトなどのスタッフ紹介で、「大内貴仁」の名前が上がっていないことが非常に腹立たしいが、このドラマのストロングポイントを語る上で絶対に欠かせない要素の筆頭が、むちゃくちゃかっこいいアクションシーン。多分このドラマを少しでも見れば、そのアクションシーンに目を奪われることだろう。その見せ場をコーディネートしたのが、大内貴仁さん。あの「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」のスタントコーディネーターといえばわかってもらえるだろうか。
自分は見出した当初、正直このドラマに全く期待をしていなかったし、まさか大内貴仁さんが関わっていることすら知らなかった。しかし第一話のアクションシーンを見て、すぐに目を奪われて、なんかとんでもないものを見たぞって思い、このアクションってるろうに剣心の映画に似てないか?って気がついて、調べたらやっぱりそうだった。さらにそのかっこいいアクションシーンを素晴らしいカメラワークで見せてくれた月川翔監督も賞賛するべきだろう。
2024.01.13 公式ツイートで「アクション監督」と紹介されたのでスタントコーディネーターから変更。
3)VFXスーパーバイザー:坂口亮
アクションシーンのかっこよさだけでなく、SFXのクオリティの高さにも目を奪われるのではないだろうか。そのハイクオリティの映像に仕上げているのが、数多くの世界レベルのSF大作の製作に携わってきたVFXスーパーバイザー:坂口亮。ドラマ枠を大きく超えた映像世界なので、是非とも見てほしい。
私的にSFXが優れたシーンは、第4話の蔵馬vs鴉。エフェクトやカメラワークなど、むちゃくちゃかっこいいシーンばかりなので、一見の価値あり。
4)結局どうなの?
このドラマを原作漫画の熱烈ファンである妻と一緒に見たんだが、妻はその大胆なアレンジにアレルギー反応が出て見るのをやめてしまった。やはり漫画の実写化は難しい。
自分はこのブログで何度も語っていることだけど、漫画の実写化に関して、面白ければアレンジ大歓迎な人なので、普通より許容は広い方だと思われる。ただし、面白くなかったり、原作へのリスペクトを感じられなかった場合、ボロクソに酷評する人間でもある。
そのスタンスでこのドラマを見たんだけど、非常に面白かった。とにかくアクションシーンが素晴らしくて、カメラワークもかっこよくスピーディで、SFXもハイクオリティで、音楽も良いし、演者も素晴らしかったと思う。
原作アレンジに広い心をお持ちの方は是非ともご鑑賞を。
全く原作漫画を見たことないって方や、かっこいいアクションが見たいっていう方は、とても面白く見れるのではないかと。