異世界おじさん | ヲタクの生きる道

異世界おじさん

NETFLIX公式サイト

公式サイト

 

【オススメ対象】

・異世界転生ものアニメが好き

・異世界転生ものコメディが見たい

・セガが好き

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・アニメ

 1)オススメ・・・7
 2)ツボ・・・9
 3)脚本・・・7
 4)映像美・・・6
 5)特殊効果・・・7
 6)俳優・・・8
 7)監督・・・7
 8)音楽・・・7

 9)独自性・・・8
10)キャラ・・・8
合計・・・74点

 

【概要】

NETFLIXにて鑑賞

NETFLIX公式サイト

公式サイト

2022年公開。全13話。各24分。

漫画原作:殆ど死んでいる

監督:河合滋樹

制作:Atelier Pontdarc

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】公式サイトより

西暦2017年の秋。17歳のときにトラックにはねられ、それ以来ずっと昏睡状態だった叔父が目覚めたという連絡を受け、病室を訪れた甥のたかふみ。意味不明な言葉をつぶやき、異世界に行っていたと話す叔父の姿を見て、頭がおかしくなってしまったと困惑するが、叔父は証拠を見せるかのように目の前で魔法を使ってみせる。何かを思いついたたかふみは、態度を一変させ、叔父に一緒に暮らそうと話すのだが…。

 

【総評】ネタバレなし

異世界転生ものの連続レビュー記事第三弾。

 

下記の項目でまとめてみた。

1)第一話

2)本作の特徴

3)気に入ったところ

4)ダメな点

 

1)第一話

今作の魅力を紹介するうえで、最も特徴を打ち出している「つかみ」としての第一話を簡単に紹介する。

 

ずっと昏睡状態だった叔父が病院のベッドで目を覚ました。引き取り手のない叔父さんのお見舞いに行ったたかふみの目的は、自分らの生活が叔父を引き取れるほど金銭的な余裕がないことを告げることと、一人で生きていくための生活保護などの手続きの方法等を伝えることだった。

 

叔父さんに会い目的を果たそうとすると、自分は異世界から戻ってきたと言う。あぁ、夢と現実の区別がわからなくなっちゃった痛い系の人か。。。異世界から戻ってきたことを証明すると、なにやらわけのわからない呪文を唱えだした。めっちゃヤバいやつじゃん。早々に立ち去ろうとしたら、この世界の言語で呪文らしきものを唱えた。すると魔法らしき事象が発動した。ほんとに異世界から戻ってきたんだ!

たかふみと叔父さんの共同生活が始まる。

 

2)本作の特徴

世に無数にあるいわゆる「異世界転生もの」の王道パターンと比べて、今作が打ち出している特徴というか魅力について箇条書きにまとめてみる。

・メイン舞台は現世

・異世界のイベントは叔父さんの過去映像を映画で見るような感覚

・異世界おじさんの自己肯定力が異様に低い

・異世界おじさんは自分への好意は気がつかない

・異世界おじさんは異世界では魔法無双

・現世の主人公たかふみも自己肯定力が低い

・現世の主人公たかふみも自分への好意は気がつかない

・異世界おじさんはセガ信者

・セガサターン

 

3)気に入ったところ

私的にツボだった点をまとめてみる。

 

異世界おじさんが世代的に自分に近く、セガサターンの話題とか当時はもっともゲームヲタクだったので共感しやすい(ちなみに自分はセガ信者ではない)。異世界の出来事を過去の回想映像として映写できて、それをみんなで映画鑑賞感覚で見て、異世界おじさんにツッコむという形が基本形で斬新で非常に笑えて面白い。異世界おじさんに好意を寄せる美少女たちが健気で微笑ましい。

 

今のセガはゲームソフト会社のひとつだが、異世界おじさんが異世界に行く直前までのセガは、セガvsソニーvs任天堂という三つ巴(厳密には他にもあったが)のハード戦争をしており、それぞれがディープなファン層を獲得しており(ちなみに自分はソニー)、なかなかの熾烈な戦いをしていたと思う。特にセガのファンは熱狂的信者がいて、異世界おじさんはその熱狂的信者のまま現代に戻ってきたという感じ。ほんとに当時のセガ信者はあんな感じだったから。

 

そんな当時のことを思い出して、たぶん今の若者と自分では今作への見方がぜんぜん違うと思う。

 

ちなみに自分が最もゲームをやってた時期は、任天堂vsセガvs NECの時で、バイトしてPCエンジン( NEC)を買って、イースⅠ&Ⅱとか天外魔境とかハマってたなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4)ダメな点

最後に、今作が好きならばここから先はマイナスな部分に触れるので、興味がある方だけ読んでください。

 

映像的にもう少し頑張ってほしかったくらいかな。ストーリーは一話完結型のコメディ寄りなんで、細かく見るべきアニメではない。