屋根裏のアーネスト
【オススメ対象】
・安定感のある面白い映画が見たい
・幽霊が登場するコメディが見たい
・アメリカンな笑いが見たい
この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。
レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。
ジャンル・・・SF
1)オススメ・・・9
2)ツボ・・・9
3)脚本・・・9
4)映像美・・・9
5)特殊効果・・・9
6)俳優・・・9
7)監督・・・9
8)音楽・・・9
9)独自性・・・8
10)キャラ・・・9
合計・・・89点
【概要】
上映時間:127分
NETFLIXにて鑑賞。
NETFLIXオリジナル映画
2023年2月配信のアメリカ映画。
監督:クリストファー・ランドン
出演:デヴィッド・ハーバー、ジャヒ・ディアロ・ウィンストン、アンソニー・マッキー 他
【ストーリー紹介】NETFLIXサイトより引用
引っ越してきたばかりの家で記憶喪失の幽霊を見つけ、SNSで一躍有名になった一家。だがそのせいで、彼らは謎に満ちた政府機関に目をつけられることに。
【トレーラー】
【総評】ネタバレなし
下記の項目でまとめてみた。
1)作品概要
2)オススメポイント
3)結局どうなの?
1)作品概要
幽霊ものだけど、ホラーではなくコメディ。
トレーラーなどで見る前にわかっていることなので書いてしまうが、ゴーストが登場する映画としては、非常にありふれたつかみで、古びれた一軒家に引っ越してきた家の屋根裏にはゴーストがいましたってつかみなんだけど、この映画のおもしろいところは、そのゴースト(デヴィッド・ハーバー)が初登場したときの主人公ケヴィン(ジャヒ・ディアロ・ウィンストン)のリアクションが、怖がるのではなく爆笑するところ。予定外のリアクションに戸惑い傷ついたおっさんゴーストはしょんぼりしてそのまま姿を隠す。ケヴィンは申し訳なかったと、あれこれと呼びかけ再び登場するおっさんゴースト。そしてケヴィンとおっさんゴーストのハートフルな交流が始まる。
2)オススメポイント
ストーリー、キャラクター、ゴースト映像、緩急の付け方、各キャラの見せ場、伏線が積み重なり結実する構成力など、ひとつの映画作品として完成度が高い。
特に非常にうまくストーリー構成がまとまっていて、起承転結がわかりやすく、見せるところはしっかりと見せてくれるし、登場キャラの交流も心温まるし、悪い奴はしっかりと悪いし、泣かすところはしっかりと泣かされるしで、全体的に高水準で安定した面白さがある。
私的には、中盤のゴーストを捕獲しようとする連中との追走劇はとても面白かったし、終盤の追い込みも素晴らしかったと思う。
3)結局どうなの?
自分の笑いのツボにしっかりとハマり、コメディ映画としてがっつり笑わせてもらったし、ゴーストの映像表現も素晴らしかったし、私的には悪いところは全く見当たらない。暇な時間に何度でも見たくなる安定感。
ゴースト登場という部分で万人受けではないかもしれないが、コメディ映画としては自信をもってオススメできる映画。アメリカンな笑いが大丈夫なら問題なし。フランス的な笑いがお望みなら全くダメでしょう。
ちなみにアベンジャーズのひとり、新たにキャプテンアメリカに就任したファルコンことアンソニー・マッキーがケヴィンの父親として出演してるけど、あくまで主人公はケヴィンとおっさんゴーストなんで。

