アンチャーテッド | ヲタクの生きる道

アンチャーテッド

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Amazonプライムビデオ

 

【オススメ対象】

・アンチャーテッドシリーズ大好き

・トム・ホランド大好き

・アクションアドベンチャー映画に飢えている

・大作映画が見たい

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・アクション

 1)オススメ・・・10
 2)ツボ・・・10
 3)脚本・・・9
 4)映像美・・・10
 5)特殊効果・・・10
 6)俳優・・・9
 7)監督・・・9
 8)音楽・・・9

 9)独自性・・・9
10)キャラ・・・9
合計・・・94点

 

【概要】

上映時間:116分

Amazonプライムにて鑑賞。

Amazonプライムビデオ

2022年公開のアメリカ映画。

原作:ノーティードッグ

 『アンチャーテッドシリーズ』

監督:ルーベン・フライシャー

音楽:ラミン・ジャヴァディ

出演:トム・ホランド

 マーク・ウォールバーグ

 ソフィア・アリ

 タティ・ガブリエル

 アントニオ・バンデラス 他

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】Amazonプライムビデオより引用

都会で生き抜くスキルに長けたネイサン・ドレイク(トム・ホランド)は、ベテランのトレジャーハンター、ビクター・“サリー”・サリバン(マーク・ウォールバーグ)から、500年前にフェルディナンド・マゼランが収集しモンカーダ家が失った財宝を探そうと誘われる。窃盗から始まった二人のトレジャーハントは、自分や自分の一族こそが財宝の政党な相続人だと信じている冷血漢サンティアゴ・モンカーダ(アントニオ・バンデラス)より先に財宝を見つけるための、世界各地を舞台にした熾烈な競争へと展開してゆく。ネイトとサリーが手がかりを解読して世界最古の謎の一つを解決できれば、50億ドル相当の財宝を発見するだけでなく、長年行方知れずになっているネイトの兄を見つけることもできるかもしれない。だがすべては、二人が協力し合えるかどうかにかかっている。

 

【総評】ネタバレなし

映画館で鑑賞予定だったが、忙しくて鑑賞できず、Amazonプライムで配信されたので鑑賞。

 

下記の項目でまとめてみた。

1)約束された大作映画

2)熟練の演出と構成

3)トム・ホランドとマーク・ウォールバーグ

4)ツッコミどころ ※ネタバレあり

 

1)約束された大作映画

プレイステーションを代表する大ヒットアクションアドベンチャーゲームのひとつ、アンチャーテッドシリーズの実写映画化で、しかも主役のネイサン・ドレイク(ネイト)に最新スパイダーマン役のトム・ホランドをキャスティングするという、ヒットが約束された映画。ゲーム版ネイトからかなり若返った設定に変更されており、他にもゲーム版からアレンジされたようだが、ゲーム版のアクションアドベンチャーの味は再現されてると思うし、ゲームファンの期待に十分すぎるほど応えたんじゃないかと思う。

 

元々ゲーム版が映画を意識したゲームで、アクションアドベンチャー映画がそのままゲームになったと言われるグレードの作品だっただけに、実写映画化はアレンジは多々あるものの違和感なく非常に面白く、いろんな意味で大作感が前面に押し出ていて、自分は素直に面白いと思った。

 

ちなみにアンチャーテッドシリーズは、ちょっとだけやったことがある程度なんで、ストーリーはぜんぜん知らない。これを機会にやってみたい。

 

2)熟練の演出と構成

冒頭から映像力が半端ないつかみで素晴らしい。いきなりの大ピンチの状況で、ここがどこでなにをしていてどうしてこうなったのかの説明が全くないまま、いきなり大ピンチのネイト。そしてえー?!どうなっちゃうの?!ってところでそのシーンが突如終わり、そのシーンに至るまでの経緯が描かれるわけなんだけど、その冒頭の最後のシーンでネイトの腕をつかむのはだれ?っていう推察を観客にうながしつつ、ネイトを中心に人間関係を積み上げていくプロセスが非常に上手く、映画製作の熟練者たちの大作映画なんだって感じさせてくれる構成力は流石といったところ。

 

さらにド派手なアクションシーンとストーリー進行&人間関係の積み上げと謎解きの構成力のバランスがよくて、カメラワークの見やすさとアクションの躍動感&スピード感なども素晴らしく、これからのアクションアドベンチャー映画のお手本的なハイレベルさを感じた。

 

万人に自信をもってオススメできる大作映画。

 

3)トム・ホランドとマーク・ウォールバーグ

2022年現在でハリウッド若手俳優でNo.1だと思うトム・ホランドと、主役・準主役・重要な脇役などどこにキャスティングされても存在感が大きくて私的には当たり映画が多いマーク・ウォールバーグのからみはとても新鮮。ストーリー的にもまだ組みだしたばかりで二人に信頼関係が薄く、裏切りがいつ起きてもおかしくない緊張感がいいかんじのスパイス効果を発揮していて、宝探しの謎解き王道展開に単純ではない駆け引きをプラスアルファしていて、全編が面白い。

 

この二人の活躍はもっともっと見たい。

ぜひとも継続シリーズ化してほしい映画。

 

 

 

 

 

 

 

4)ツッコミどころ ※ネタバレあり

基本的にはほとんどないんだけど、気になったのは主人公側ではなく悪役側。彼らの謎解きは主人公ネイトに任せておいしいところだけいただくというスタンスはいい。ただどうしてそこがわかったの?っていうかんじのツッコミどころが終盤へ行くほど増えてきて、特にネイトが海賊船の位置にたどり着いたあたりは、悪役たちがどうしてたくさんある島々でネイトの位置を特定できたのかが納得できない展開で、そのあたりがかなりご都合主義に陥ってた。

 

アントニオ・バンデラスの最後に裏切られるところも、私的にはもう少しあとのほうがよかった。ていうか裏切るタイミング的にはまだ早いと思った。海賊船の位置が特定できたタイミングでないと。裏切られたタイミングではまだ海賊船があるかどうかもわからないし、報酬があることの確定がなされてないから、部下たちがさらに裏切る可能性すらある。もうちょっと泳がせた方が効果的だったのではないかと。まぁ私的な感想なんだけど。

 

最後まで見て、面白いのは間違いないんだが、主人公側の魅力に対して、悪役側の悪いなりの魅力というか設定や悪い行動などが不足していたかと。