アオラレ | ヲタクの生きる道

アオラレ

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【オススメ対象】

・身近な出来事からのホラーを見たい

・手短に楽しみたい

・やばい感じのラッセル・クロウが見たい

 

この評価を読む前に
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レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・ホラー

 1)オススメ・・・8
 2)ツボ・・・8
 3)脚本・・・8
 4)映像美・・・7
 5)特殊効果・・・7
 6)俳優・・・9
 7)監督・・・8
 8)音楽・・・7

 9)独自性・・・8
10)キャラ・・・9
合計・・・79点

 

【概要】

上映時間:93分

Amazonプライムにて鑑賞。

公式サイト

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2021年日本公開のアメリカ映画。

監督:デリック・ボルテ

脚本:カール・エルスワース

出演:ラッセル・クロウ、カレン・ピストリアス 他

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】Amazonプライムビデオより

美容師のレイチェルは今日も朝寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、クビとなる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、ドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった──

 

【総評】ネタバレなし

下記の項目でまとめてみた。

1)今作のホラー要素

2)身近な出来事から派生する怖さ

3)ラッセル・クロウ

4)見所

 

1)今作のホラー要素

今作は怪物・幽霊・怪奇現象・未知のものなどの登場はない。生きてる人間がやっぱり怖い系。しかも今作は、最初からサイコ全開というわけではなく、ブチギレおじさんが徐々にルール無用で踏み込んできて、やっぱりサイコさんだわってかんじのホラー。今作の面白さは、徐々にやばくなっていく過程が面白いっていうか怖い。

 

2)身近な出来事から派生する怖さ

車を運転したことがある人なら誰しも経験したであろう「前方車両にクラクションを鳴らす」という行為から派生する恐怖が題材なので、運転する者ならば誰しも起こりうる身近な出来事からどんどん加速していく狂気にさらされる恐怖は、もしかしたら自分にも起こるかもしれないという出来事に置き換えられ、今作の主人公が味わう恐怖は自分のことのように感じられて怖かった。ちなみに自分はほとんどクラクションを鳴らさない人ではあるけれど。

 

3)ラッセル・クロウ

執拗に主人公の女性ドライバーを追い詰める謎のおじさんを演じるのはラッセル・クロウ。そのおじさんの狂気がとにかく怖く、彼の怪演に尽きる。ラッセル・クロウだからこそ成立しているといっていい。この狂気は必見の価値あり。

 

4)見どころ

狂気が加速するおじさんの怖さが最大の見どころではあるが、ストーリーの面白さも見どころだと思う。やや強引なところはあるけれど。このおじさんはバカではないので、主人公をどう追い詰めていくか、主人公はこの振り切れたおじさんにどう対抗していくか。

 

つかみはいいし、中盤から終盤へと進むにつれて、おじさんの狂気も加速していくし、テンポがよく全体に短めなので、空いた時間に一気に見れるサイズ感もよい。

現実にありそうなホラーが見たい人にはオススメ。

ラッセル・クロウの狂気を見よう。