脳男
【オススメ対象】
・派手な爆破シーンのある邦画が見たい
・かっこいい生田斗真が見たい
・振り切れたキャラ設定の映画が見たい
かっこよかったので描いてみた
この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。
レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。
ジャンル・・・サスペンス
1)オススメ・・・9
2)ツボ・・・9
3)脚本・・・8
4)映像美・・・8
5)特殊効果・・・8
6)俳優・・・9
7)監督・・・8
8)音楽・・・7
9)独自性・・・8
10)キャラ・・・9
合計・・・83点
【概要】
上映時間:125分
NETFLIXにて鑑賞。
2013年日本映画
PG12
原作:首藤瓜於 『脳男』
監督:瀧本智行
出演:生田斗真、松雪泰子、二階堂ふみ、江口洋介 他
【ストーリー紹介】NETFLIX公式サイトより引用
連続爆破事件の犯人・緑川の共犯者らしき男が捕まった。精神鑑定を担当した医師は、この人物が一切の感情を持たないことに興味を抱き、男の過去を調べ始める。
【総評】ネタバレなし
「脳男」というインパクトのあるタイトルワードが目を引く。さらにどこかぶち壊れてるキャラばかりが登場するサイコサスペンス。
連続爆破事件の捜査中に、別の爆破事件の現場にいた謎の男「鈴木一郎」(生田斗真)を容疑者として精神鑑定をすることになった精神科医の鷲谷真梨子(松雪泰子)は、その謎の男を鑑定していくうちに、彼が徐々に普通ではない人間であることがわかってきて、彼が本当は何者か調べていく。。。
邦画にしてはド派手な爆破シーンもあり、なかなかの画角の力があった。テンポも良くてスピーディーに展開してダレることなく緊張感を持って最後まで走り抜けた印象。
ちょっと残念だったのは、脳男がかなり頭の良い設定で、敵もまた同様の設定だったが、知的な駆け引きがほとんどなかったこと。互いが行動の先の読み合いをしていくような駆け引きがあったほうが好みだったな。
いろいろと調べていくと、原作には犯人との知的な駆け引きがあったそうで、それらを削り、物語をシンプルにして爆破シーンなどのアクションシーンを増やしたそうな。また人物設定もかなりのアレンジをした(爆破犯を男から女に変更し単独犯を複数犯にしたなど)そうだが、この映画は映画でかなり面白かったと思う。ただ原作ファンは、否定的な見方をする人が多いかもしれない。
韓国映画のような振り切れたキャラ設定や残虐なシーンが邦画ではあまり見たことがなく、かなり好みの映画。原作は二作目があるみたいで、この映画は映画でシリーズ化してほしい魅力はあると思った。特に脳男の生田斗真氏がかっこよく、ラストシーンの初めて感情をほんの少し垣間見せるところはかなりよかったかと。
次回作があるなら、もうちょっと複雑化し知的駆け引きも盛り込んでほしい。