砂の城 | ヲタクの生きる道

砂の城

画像引用元

 

【オススメ対象】

・リアルな戦争ものがみたい

・戦争の虚しさを感じたい

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・ヒューマン

 1)オススメ・・・7
 2)ツボ・・・4
 3)脚本・・・7
 4)映像美・・・7
 5)特殊効果・・・7
 6)俳優・・・8
 7)監督・・・7
 8)音楽・・・6

 9)独自性・・・7
10)キャラ・・・6
合計・・・66点

 

【概要】

上映時間:113分

NETFLIX公式サイト

NETFLIXオリジナル映画。

2017年アメリカ映画。

監督:フェルナンド・コインブラ

脚本:クリス・ロースナー

出演:ニコラス・ホルト、ローガン・マーシャル=グリーン

   ヘンリー・カヴィル 他

 

【ストーリー紹介】NETFLIX公式サイトより引用

2003年、戦火に揺れるイラクの紛争地域。ある村の給水系統の復旧を命じられた兵士たちは、村人と己の未来を守るため、命を賭けた危険な任務に挑んでいく。

 

【総評】ネタバレなし

退役軍人のクリス・レスナーの経験をもとに描かれた戦争映画なので、かなりのリアリティをもって描かれている。

 

イラク戦争の初めの時期に、主人公マット(ニコラス・ホルト)は大学の学費を稼ぐために入隊したが、戦地での戦いは自分に合わないとして、自分の手を自ら車両のドアに挟めて故意に怪我をして、アメリカへの帰国を望んだが、それより重い怪我で戦地に派遣されたやつもいる、として帰国することができず、イラクのある村の水道復旧という危険なミッションの部隊に入れられてしまった。

 

砂埃舞うイラクの戦地で、銃撃が日常の世界で、なんとか現地の人々の協力を得て、水道の復旧工事を行うストーリー。村人たちは自分の生活水の水道工事なので協力したいのはやまやまだが、アメリカ人に協力したことで現地の武装勢力に殺されるので、なかなか協力できない。そんな事情をどう打破していくかを、リアリティのある動きでなんとかやっていく。

 

戦争の理不尽さがうまく表現されており、救いのない展開に進んでいくので、なかなか心に刺さるストーリーではあるが、エンターテイメントとしてみると、エピソードのひとつひとつはなかなかえげつないが、淡々と流れていくので、娯楽作品としての盛り上がりに欠けており、これはダメなんじゃないかと思った。

 

えげつない展開の脚本だが、終わってみて、え?だからなに?ってかんじになり、ちょっと自分には響かなかったな。