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検察側の罪人
【オススメ対象】
・骨太の傑作サスペンスが見たい
・イケメンが出てるからって
チャラい映画ではないのでそっちを期待するな
・木村拓哉と二宮和也の対決を堪能したい
・正義とはなにかって考えたい
この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。
レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。
ジャンル・・・サスペンス
1)オススメ・・・9
2)ツボ・・・9
3)脚本・・・10
4)映像美・・・8
5)特殊効果・・・8
6)俳優・・・10
7)監督・・・9
8)音楽・・・8
9)独自性・・・10
10)キャラ・・・10
合計・・・91点
【概要】
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
2018年邦画。
上映時間:123分
原作:雫井脩介『検察側の罪人』
監督・脚本:原田眞人
主演:木村拓哉、二宮和也
出演:吉高由里子、松重豊、他
【トレーラー】
【ストーリー紹介】公式サイトより引用
都内で発生した強盗殺人。被疑者の一人は、過去の未解決殺人事件の重要参考人だった。捜査方針を巡って、対立する二人の検事。法で裁けない罪人は、罰を免れ赦されるのか。罪と罰、善と悪、そして、司法と検察官・・・。正しいのは、どちらの正義か?
【総評】少しネタバレあり
木村拓哉と二宮和也というジャニーズ、いや日本を代表する二大スターの初競演。それがこの映画の最大の売りなのかもしれないが、私的にはジャニーズには関心はなく、二人の素晴らしい俳優の初競演が見たかった。そしてその夢の競演にまったく引けを取らない見事な脚本。この二人のために用意された舞台のような骨太サスペンス。非常に面白かった。
最上(木村拓哉)にとって積年の恨みの対象であり、時効になった殺人事件の極めてグレーな容疑者だった松倉が、今回の殺人事件の容疑者リストに入っていたことから、過去の事件で裁けないならこの殺人事件で裁こうとする。この事件の犯人かどうかなんて関係ない。この事件を担当することになった沖野(二宮和也)は、どうしても松倉が犯人とは思えないことから、次第に師匠のような存在である最上と対立していく。
互いの正義のぶつかり合いが素晴らしかった。この映画で一番こころを持っていかれたシーンは、若干ネタバレになるが、松倉が調子に乗って時効になった最上の恨みの対象になっている殺人事件の犯行を自供してから、沖野のスイッチが一気に切り替わるところ。やっぱり二宮くんはすごい役者だわ。この映画のギアチェンジがされ一気に加速していった。ガラッと雰囲気が変わるんだよね。
そして最上のスイッチも密かに切り替わる。いいね。
オチもとてもよかった。
今作はジャニーズがどうのこうの関係なく、全てのサスペンス好きに見て欲しい傑作。
二大スターの激突を堪能して欲しい。
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