IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 | ヲタクの生きる道

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

映画ポスター引用元

 

【オススメ対象】

・スティーブン・キングが好き

・ホラーの決定版が見たい

・ピエロが怖くなるよ

 

この評価を読む前に
映画の嗜好について
を一読してください。

レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・ホラー

 1)オススメ・・・8
 2)ツボ・・・8
 3)脚本・・・8
 4)映像美・・・8
 5)特殊効果・・・8
 6)俳優・・・8
 7)監督・・・9
 8)音楽・・・8

 9)独自性・・・8
10)キャラ・・・9
合計・・・82点

 

【概要】

上映時間:135分

NETFLIXにて鑑賞。

2017年のアメリカ映画。

原作:スティーヴン・キング

監督:アンディ・ムスキエティ

主演:ジェイデン・リーバハー

 

【トレーラー】

 

【ストーリー紹介】Wikipediaより引用

1988年秋から物語は始まる。立て続けに起こる行方不明事件の最中、雨の日にビルの弟であるジョージーが行方不明となる。

1989年の夏休みに入る頃、ルーザーズクラブのビル、リッチー、スタンリー、エディ、そしてバワーズらに暴行を受けて逃げてきた際に出会ったベン、薬局にて出会ったベバリー、バワーズらに暴行を受けているところでビルたちに助けて貰ったマイクと共に連続行方不明事件の謎を探ることとなる。

 

【総評】ネタバレなし

スティーヴン・キングの小説版「IT」を学生時代にハードカバーで読んでむちゃくちゃハマっており、またこの映画の評判が非常によかったので、NETFLIXにて鑑賞(2019年12月ではNETFLIXの配信コンテンツから外れている)。

 

この作品は大きく2部構成になっており、主人公たちが少年時代に「それ」と初遭遇し対決する少年編と、27年後に再び現れた「それ」との最後の決戦に挑む壮年編があり、過去に実写化された映画では1本にまとめられたが、今作はそれぞれをしっかりと描くために思い切って映画も2部構成にしたのがとても良い判断だったと思う。

 

スティーヴン・キングの傑作のうち、ホラーではない誰しもありそうな少年時代のプチ冒険を描いた「スタンドバイミー」を彷彿させるホラー傑作の今作は、その少年たちがそれぞれ抱える問題やトラウマに巣食い、恐怖をむさぼるペニーワイズに対し、それぞれが恐怖に向き合い、それぞれ単独ではかなわない相手に団結して立ち向かう工程が素晴らしい。

 

「それ」とはなんなのか。

そう、なんなのかわからないから「それ」と形容するしかないのだ。

 

ストーリー展開は1986年の原作でも今も色あせない、監督の采配ももちろんあると思うが、とても面白く、ホラー作品としても素晴らしい。映像的に、それぞれの恐怖対象が表現されて、おそらくだが見る人にとってもどれかが恐怖対象にヒットするのではないだろうか(ちなみに私的にはエディのが効いた)。

 

スティーヴン・キングの実写化はよくこけてた印象だったが、それは遠い昔のよう。昨今の実写化は成功例が多いみたい。ちなみにこの作品は大成功例。

 

ホラー作品が好きなら、この作品は見逃してはならない。