ジェシカ・ジョーンズ シーズン1・2 | ヲタクの生きる道

ジェシカ・ジョーンズ シーズン1・2

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レンタルは劇場での上映時期とはズレてます。

 

ジャンル・・・サスペンス

 1)オススメ・・・6
 2)ツボ・・・3
 3)脚本・・・8
 4)映像美・・・7
 5)特殊効果・・・6
 6)俳優・・・8
 7)監督・・・4
 8)音楽・・・7

 9)独自性・・・8
10)キャラ・・・3
合計・・・60点

 

【概要】

Netflixにて鑑賞。

1シリーズ13話。

2シリーズ13話。

マーベルシネマティックユニバースに属する。

 

【トレーラー】

シーズン1

 

シーズン2

 

【ストーリー紹介】

現代。ジェシカ・ジョーンズは、自分でも理由がわからないが、超人的な能力「怪力」と「跳躍力」を持っており、かつてはスーパーヒーローとして活躍していたが、ある事件により今はニューヨークのヘルズキッチンで探偵業を生業としていた。その「ある事件」の後遺症でPTSDに苦しめられていたが、やがてその事件と向き合い、元凶であるキルグレイブと対決していく。。。

 

【総評】

Netflixを導入するきっかけである「Marvel ザ・ディフェンダーズ」のメンバーであるジェシカ・ジョーンズが主役のシリーズ。マーベルだからと、ヒーローアクションものを期待してしまうと痛い目にあう。そういう自分も痛い目にあったかんじ。はっきりいってアクション要素はない。全話を見た印象としてはサスペンスかなぁと。

 

もうはっきり書くけど、マーベルもので、一番嫌いな主人公だわ、このジェシカ・ジョーンズ。ストーリーが面白いから最後まで見たけど、ジェシカが嫌いなんで、かなり苦痛でもあった。

 

ジェシカ・ジョーンズは、ある事件により、人と関わらないようにしているんだけど、その原因から事情はわかるが、口は悪いし、猜疑心は強いし、股はゆるくて男にだらしないし、酒ばかり飲んでるし、説明が足りなくて逆に関わる人を不幸にしてるし、感情的で判断をよくミスするし、短絡的な行動をするし、配慮が色々と足りないし、ヒーローとしての高潔な精神はないし、こんなに魅力がないのってありなのか?

 

この作品に登場するキャラたちは人間くさく、リアリティに溢れているのかもしれないけど、ひとりも共感できるとか、好きになれるのがいない。ものすごく遠い目線で物語を追っている感覚だった。物語に入り込めなかった。

 

ジェシカを筆頭に、トリッシュも薬物依存で正義感が強いのはわかるが感情的な行動が目について腹がたつし、マルコムもいい人っぽかったけど結局なにをどうしたいのかよくわからんやつでイライラするし、ジェリもなぁ。いい人がまったくいないってのも、ヒーローものではどうなんだろ。

 

でもシーズン1の宿敵キルグレイブは悪役としては突き抜けてクソ悪いやつで、そこはおもしろいかな。ある意味最強だから。シーズン2は逆に敵がぼやけていて中盤からはっきりするけど、敵かどうかのかがぼやけるんで、ストーリーとしてどう転ぶかの面白さはあるけど、ちょっとふわふわした足元が不安定なかんじ。

 

キャラにイライラしたのは置いといても、演出として、冗長と思えるシーンが多くて、そこまでキャラとキャラの交流シーンはいるか?ってのがあって、会話にも気の利いたセリフ回しもなくて、性行為のシーンもこいつとこいつがやったってことだけわかればいいのに、無駄に長いし、とにかくテンポがずっと悪い。サクサクとテンポ良く進めば半分くらいで収まると思った。

 

マーベルの変わり種として、ネタ的に見てもいいと思うが、まったくオススメはできない。

この作品を見て、ジェシカ大好き!って人はいるんだろうか。