文月(七月) | 花万朶

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美味しいもの…ときどき

七月のお料理です七夕

冬瓜とおぼろ昆布

冷たくてやわらかい冬瓜におぼろ昆布を乗せて食べると外の暑さが一気に引いていきます


冷たい茶碗蒸し

二品目も冷たいお料理です

優しい出汁のお味と鮑と車海老、銀杏、ゆりねがよく合います


宮津の大とり貝


今年も食べることができましたキラキラ

石の上でささっと炙って半レアで…

塩で食べるととり貝の弾力とともに倍増した甘みがジュワッと口の中で広がります

今年は少し小さめだそうですあせる

大きいものは既に高値で買い占められてたとか…間人蟹といい東京資本が入ると値上がりするのでマジやめてくれ〜むかつき


本日の椀もの…この丸いのは?

なんとマスカットぶどう

そこに糸のように細く切られた生姜

鰹と昆布の出汁の香りの中にフルーツ特有の酸味がかすかに匂います

もちろん甘〜い飛び出すハート


次は芳ばしいいい香りがして来ましたメラメラ

目の前で鱧が焼かれている

いやもうこのパフォーマンスやばいよだれ

お皿に3回焼き立ての鱧が乗せてもらえるのですが…あと10回くらいお願いしたい!

わさびと梅肉が最高ですね

あと炊かれた鱧の肝と浮き袋(右下の白いもの)


アマテガレイの寿司

アマテガレイの上にお醤油と合わせた叩いた肝

そのままパクっと一口でいただきます

アマテガレイのねっとりとした甘みと濃厚な肝のコンビネーション最高ですキラキラキラキラ


七夕七夕流れ星


竹筒を開けると…

上は車海老と枝豆、下はオクラと雲丹

鬼灯の中はズイキです

毎年いただきますが、美しいお料理星星星


鰻の白焼き

身が分厚い!山椒をふりかけ、ポン酢が添えられていてさっぱりとおいしかったのですが、塩をいただいて塩で食べました

わさび&塩のほうが断然鰻の味が引き立ちますね


いもたこなんきん

里芋、南京、赤い万願寺とうがらしに見えてないですがその下に蛸

「いもたこなんきん」は江戸時代に井原西鶴が女性の好むものとして「芝居、浄瑠璃、芋、蛸、南瓜」をあげたという説、江戸時代の慣用句や落語に出てくる女性の好物が「芝居、こんにゃく、芋、蛸、南瓜」といわれたという説など諸説あるようです

夏のお料理によく使われてますね〜ひまわり

現代の私たちは芋といえばさつま芋ですが、この時代さつま芋は日本人が容易に手に入れることができなかったらしく日本料理の献立ではほとんどの場合で里芋を使うそうです


鱧きゅう

鱧ときゅうりの比率がおかしい(笑)

うなきゅう(鰻ときゅうり)のほうがポピュラーですが、鱧のほうがあっさりめでおいしいかもチョキ


〆のご飯はサザエとしめじ

サザエ最高よだれ

貝好きにはたまらない炊き込みご飯です


桃のムース



七夕といえば彦星と織姫ですが、天の川など見えない夜空の下で普段は生きてますよね流れ星


子供の頃、田舎の祖父母のおうちで夜中に目が覚めて縁側出てふと空を見上げると手が届きそうなほど近くに星が輝いていました

1時間ほど空を眺めていると必ず流れ星が見えるようなところでしたが、あの真夜中の星が降ってくるような不思議な光景は今でもはっきりと覚えています

願わくばあのような星が輝く夜空をもう一度見てみたいキラキラ