三月に移転されてから初の訪問です
京都では老舗中の老舗
もともとは祇園切通にあって
私が初めて行ったのは大学生のときです
(昔過ぎて怖い)
今ではめずらしくないのですが
お箸で食べるという斬新なスタイルでした
東山二条からちょっと西へ
カウンターとテーブル席がふたつ
お料理はいろんな品が少しずつ味わえます
まずは牛タンと鯛の昆布締め
鯛の昆布締めが美味しい
そしてコンソメに葛切りが入っています
洋食に和の食材がさりげなく
これはサンカクという部位のたたき(左)と
ロースのしゃぶしゃぶ(右)
西洋わさびとお醤油でいただきましたが
超絶とろける美味しさ
そしてこのコーンポタージュスープ
美味しすぎて・・・
ポタージュではポピュラーなコーンスープ
人生三本の指に入るほどのおいしさでした
ここまでコーンの素材が生きたポタージュは
いただいたことがありません
メインはビフカツ
いいお肉を使ってらっしゃるので
とても美味しいです
ソースはデミグラがベースですが
さらっとあっさり目な仕上がり
でもお野菜と細かく刻んだベーコンが
味わい深くしています
〆のカレーがまたおいしい
ちゃんとスパイスが効いているのですが
お野菜と果物の甘みがしっかりと味わえます
そしてなんとお代わり自由
デザートのアイスとコーヒー
レトロなお皿と丁寧に作られたお料理は変わっていませんでした
ソースやお料理など食材や作り方を
惜しげもなく説明していただけるのですがまず無理!!
手間ひまと時間がかかりすぎて絶対無理(笑)
半年かけて仕込むソースもあるんです
いかに楽に、いかに早くをモットーに料理する私にとって
異次元のお料理なのでまた食べに来たいと思います
祇園祭
今日は宵山で明日が山鉾巡行となります
月鉾の周りは人がいっぱいで
こちらの鉾の屋根裏は円山応挙の花鳥図です
ムガル王朝の絨毯は
メトロポリタン美術館に展示されたこともあるそうです
こちらは長刀鉾の絨毯です
真ん中が梅樹図で中国文化圏の模様で
周囲の文様はアラビア語のグーフィー体と言われ
出所不明の世界にひとつしかないといわれている絨毯です
イスラムと中国を融合しているため
モンゴル帝国時代のものと推測されています
千年続いている祇園祭ですが
このように祇園祭では貴重な美術品を
惜しげもなく何世紀にもわたり公開しているお祭りで
現在の懸装品は
江戸時代の豪商の力によるところが
大きいと思います
このようなお祭りが様々な危機を乗り越え
今も見られることを感謝したいですね