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 長唄のことをしばらく書いてないが練習はもちろん続けている。2月のお稽古で越後獅子の三味線が終わり、今月から唄が始まっている。唄を教わるのは昨年の末広狩に続いて二曲目だ。
 この越後獅子の唄は、実際唄ってみると聴いていたよりずっと難しい。唄いだしの「打つや太鼓の」の「打つ」がいきなり厳しく、クラッチをいきなりつないで車をホイルスピンで急発進させるような感じで始まる。この唄は三味線のお稽古ですで聴きまくっているので歌詞とメロディはあらかた頭に入っているが、如何せん唄の技術が足らなすぎてまだまだ曲にならない。
 前回のお稽古ではいきなり通して唄ったものの駄目出しをどっさりと貰った。2月に入った頃からこの曲の唄を先行して自主練習していたのだがこれがやや裏目に出たようだ。曲を覚える役には立ったが、唄い方などが幾分間違った方へ進化してしまったようなのだ。未熟者の自主練にはこういうリスクが伴う。しかしお師匠は相変わらずの多忙で、この2月3月合わせてお稽古は2回しかなく、これも致し方ないと言ったところ。前回駄目出しをされている分、4月の次のお稽古までは心置きなくその練習に励める。次の一回で越後獅子は終わりにしよう。
 ところでいろいろ考えた結果、これからしばらくの間は唄のみお稽古付けてもらうことにした。三味線はしばし自主練を続けることにする(リスキーだ)。自分のやりたい曲をやってみようかな。
 「Yahoo!動画」というサービスがYahoo!Japanにある。先日何の気なしにそれを覗いてみたところ、タイムボカンシリーズの「ヤッターマン」が何話か無料で配信されていた。ヤッターマンは私が保育園の頃大好きで、あまりの懐かしさにうれしくなり一話見てみた。

 期待に違わず、これは20年以上経った今見ても本当に面白かった。こりゃ傑作中の傑作だ。

 このとき私が見たのは、やや新しい時期のヤッターマンだった。メカは仔犬型の「ヤッターワン」ではなく「ヤッターキング」という3台のメカを格納できる大型の犬型メカで、私が見た回でドロンボーたちを懲らしめたのはそのヤッターキングに格納されている「ヤッターパンダ+コパンダ」だった。

 このアニメにはお決まりのセリフがいろいろとあって、どれを聞いても本当に懐かしくて良かった。変身前のヤッターマン二人の「もしかして」「もしかすると」「もしかするわ」とか、ドロンジョ+ボヤッキー&トンズラの「やっておしまい!」「アラホラサッサ!」とか。ほかには、ナレーターの「説明しよう」、ドクロベーの「お仕置きだべ~」。ボヤッキーの「ぽちっとな」なんて名セリフだな。でもやっぱり極めつけはヤッターマンが登場するときの「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は栄えない!」、これを聞いたときは感動すら覚えた。なんてピュアなんだろう。美しい。今はもう失われてしまった何かをこのアニメに見たような気がした。

 今の子供はいったいどんなテレビを見て育ってんだろう。ヤッターマンを見なさい、ヤッターマンを。最高だよこれ、ほんと。
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が行われている。日本は先日アジアの一次リーグを通過して、アメリカでの二次リーグへ進んだ。

 メジャーリーガーはオリンピックには参加できないとか何とかでアテネの日本代表には参加できなかったイチローも今回は加わり、なかなか素晴らしい純和風チームができあがっていると思う。先日テレビで台湾戦の中継を見たが、そのときのオーダーは3番から、福留(中日)、松中(ソフトバンク)、多村(横浜)、岩村(ヤクルト)、小笠原(日ハム)。日本を代表する打者がこれだけ並ぶと見ていてとても楽しい。この日の多村の3ランホームランには特にシビれた。ヤンキースのヒデキ・マツイはこの代表に参加してくれなかったけれど、これならまぁいいかな。

 このWBCへの世間の注目度はどうなんだろう。私は野球をやるのも見るのも好きなので、この大会にはかなり注目している。ワールドカップくらいのメジャーな大会にこれからなっていったらいいと思う。

 優勝候補はドミニカ、キューバ、アメリカとのことだが、ぜひ優勝目指して頑張ってほしい。それから一次リーグでなぜか負けてしまった韓国へのリベンジも果たしたいものだ。
 いよいよ今年も始まった。「Hay Fever」=花粉症であります。Hayとはワラのことのようなので私が反応する松のとはちょいと違うけれど、「ヘイ フィーバー」だなんて何ともお気楽っぽく響く言葉だ。今日などはもう相当くしゃみ鼻水がフィーバーしていて、足元のゴミ箱にはティッシュの山が築かれている。しかし去年書いたかも知れないが私は歴戦の花粉症患者で、もうこの症状には慣れて(あきらめて)しまった。春の風物詩みたいなもんだ。

 花粉はさておき、隣の家の庭では梅の花が満開に咲いていてきれいだ。桜も早いとこ咲かんかな。調べてみると日本人は弥生時代から花見をしているらしい。きっともう「春は花見」と日本人のDNAにはそう刻みこまれているに違いない。今年の花見は有栖川公園かな。う~む、待ち遠しい。
 先日、二月大歌舞伎の夜の部を歌舞伎座へ見に行ってきた。千秋楽だった。
 席は一階の二等。この席は私のお気に入りでこれまでも何度か座っている。天井が視界に入ってくるのに慣れるまでは少しそれが気になるし、舞台からもちと遠いが、一応花道も舞台も見渡せる。
 お話は次の3つ。
  • 梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場
    梶原景時…幸四郎/梢…芝雀/六郎太夫…歌六/大庭景親…彦三郎
  • 京鹿子娘二人道成寺 道行より鐘入りまで
    白拍子花子…玉三郎/白拍子花子…菊之助
  • 人情噺小判一両
    笊屋安七…菊五郎/小森孫市…田之助/浅尾申三郎…吉右衛門

どれも面白かったが、とりわけ「京鹿子娘二人道成寺」が何より素晴らしかった。すでに観て来た人から「あれは良い」と噂に聞いてはいたが本当に良かった。
 まず玉三郎と菊之助の二人の舞踊の美しさときたら無い。舞踊に疎い私もあの二人の息の合った舞の素晴らしさには見とれた。そしてこの長唄がそれこそ超素晴らしかった。唄十人、三味線十人ってのがまずすごい。それをひっぱるのタテ唄とタテ三味線のあの御二方がまた本当にカッコよくてシビれました。鳥肌立ちまくりでありました。
 見逃さないで本当に良かったと思える素晴らしい舞台だった。これは見なきゃ損だった。5000円くらいケチらないで一等席で見るんだった。