もう一つの卒業式
先週の18日に東京すしアカデミーを卒業しました
公務員生活26年のわたしがアメリカで暮らしたいという
子供みたいな夢を叶えるため1年前に入学
すしを握るどころか魚もさばいた事がなかったわたし
だって肉が好きだから
年齢も経歴も全く違うたくさんの仲間と知り合い切磋琢磨し
時には悩み、落ち込み
でも、いつも近くにいた仲間たちが励ましてくれました
私の名前を冠にしOO会という飲み会を頻繁に開催
また、素人同然のわたしたちに根気強く指導して下さった先生方
縁の下でサポートしてくれたスタッフのみなさん
この1年間の全てがわたしの宝となりました
あとは彼女ができれば良かったのに (T_T)

川澄先生と組んだ肩は一生洗わない! Σ\( ̄ー ̄;)
その4日後もう一つの卒業式をやりました
アカデミーの同期生の三嶋さん
三嶋さんは昨年の震災で被害に遭いましたがそれを機に
海外に新たな人生を求めアカデミーに入学したそうです
元々、魚店で働いていた事もあり同期の中でも技術はトップ
同期の女子を手取り足取り教えていてうらやましかった ( ̄へ  ̄ 凸
わずか半年で就職先が決まり卒業を前にタイに渡りました
今回所用で日本に帰国したので一緒に飲み2人だけの卒業式
何かいやらしい響きだけどそんな仲じゃありませんから!

3軒目なのですっかり目に力が入ってない
わたしより2歳上で同期の中で最年長だった彼
温厚でみんなから頼りにされていてわたしも兄のように慕っていました
最年長の座を引き継いだが誰も慕ってくれなかった (>_<)
その三嶋さんがタイでオーナーになると聞きました
すし店ではないらしいのですが将来は刺身なども出したいと言っていました
すしアカデミーを卒業しましたが今は無職

わたしの夢はアメリカで働く事と決めた以上今はそれに向かって進むだけ

この写真で金髪美女ナンパしようか
でも待っているだけでは始まらない
来週、ニューヨークへ就職活動に向かいます
今度こそいい結果をお土産にして帰りたいと思います
アカデミーの人に手ぶらで遊びに来るなと言われた
つかみかけた夢
3月21日、翌日のフライトに備えすし康での仕事はランチのみ
前日まさかのカウンターデビューをさせてもらい
一日経ってもまだポーとしていて思い出しては一人でニヤニヤ v(^-^)v
でも半日だけだからとやっつけ仕事はできません
最後まで、今自分にできることを精一杯やる事で
康さんとスタッフのみんなに感謝の気持ちを伝えたかったのです

前夜に続きロールを巻いていたところ突然店内に緊張が走った ( ̄□ ̄;)!!
公衆衛生局の抜き打ち検査が入ったのです

日本では手元にまな板や包丁を拭くための濡れ布巾を置いていますが
アメリカでは雑菌が付きやすい?との理由で置けなかったり
素手は不衛生だからビニールの手袋をするとか
温度管理も厳しく営業中にもかかわらずネタケースのネタに温度計をぶっ刺し
でもそこで文句を言うとチェックが厳しくなり
高額な罰金を払わなければならないらしい

最後の最後でリアルな現場体験ができました f^_^;
マンハッタンに戻りニューヨーク最後の夜を彼らと過ごしました

この旅で私の専属ボディーガードとして体を張ってくれた安部兄弟
まずはミッドタウンにあるフーターズに行くも21歳の彼らが
若く見えたのだろうIDがないとお酒が出せないと言われ
わたしだけビールを1杯飲み別の店へ

水しか出してもらえず不満タラタラ

その後ははしご酒をしこの旅の思い出と将来の夢を語り合いました

酒
肉


いつになったら女が出てくるんだ (T_T)
年齢も経歴も全く違うのにニューヨークですしシェフとして働くという夢を共有する
Best Friend に出会えた事に心から感謝しています
この夜を最後にシークレット・サービスを解任しました
NY最後のA隊形
お疲れさまそしてありがとう
すし康の康さんから卒業後はうちに来なさいと内定をもらい
意気揚々と帰国

どや顔で学校に報告しこんなに早く夢が叶うとは・・・
と思っていたのもつかの間で現実はそんなに甘くなかった
アメリカで働くためには就労ビザが必要で移民弁護士に相談してみました
結果は・・・NO (_ _。)
最低でも5,6年の経験が必要でそれでも発行してもらえるか分からない
5,6年の経験を積む間にわたしは50歳を過ぎ Y(>_<、)Y
その時改めて現地の雇い主を探すなんて・・・・
でも夢はあきらめきれない
全く先が見えなくなったけど手探りでも進むしかない
待ってろニューヨーク

これがマリリンモンローなのか!?
3月20日、すし康でフルタイム入れるのは最後
いつも通りマックでのジャンキーな朝食を済ませ
オースティンストリートのすし康へ
たぬきの置物も現地的にはクールなのか?
ランチタイムは空いていたので康さんの指示で冷蔵室内の整理
アメリカならではの大きな冷蔵室そして中は大ざっぱ ( ゚ ▽ ゚ ;)
日本人スタッフばかりなのですが現地に長くいてアメリカナイズしているらしい
入れときゃいいみたい ((((((ノ゚⊿゚)ノ
昼休みに付近を散策していると地下鉄とは別のロング・アイランド鉄道の駅を発見


小さくてかわいらしい駅ですが殺風景な感じも
わたしの今までの経験上、アメリカの駅はハブステーションのようなところ以外は
ただホームがあるだけとか、列車内からだと気付かない様な駅がたくさんあります
トイレがあったら奇跡 (;^_^A
夜になり奥のキッチンで大根のツマ作り
すしアカデミーで桂むきを練習していますが、そこはアメリカ
大きなピーラーに大根を刺しハンドルをぐるぐる回すと
あっという間にトイレットペーパーのようにむけます
後はたたんで包丁で細く切るだけ
ようやく出番 f^_^;
勉強のためと無給で働くわたしに康さんからのサプライズ ( ̄□ ̄;)!!
カウンターの末席であるロールのポジションに立たせてくれました


まな板が緑なのは初心者の意味じゃありません
アメリカではロール寿司が主流ですが基本は一緒
日本でもお馴染みカリフォルニアロール、その上に乗せる切り身やソースを変え
レインボーロール、ドラゴンロール、キャタピラロール等
オリジナルでホタテ等を乗せ特製ソースをかけたダジャレのようなマリリンモンロール
わたしのおやじギャグにも勝るネーミング Σ\( ̄ー ̄;)
最初はわたしに気を使ってオーダーが入った時、コレとアレで巻いて
と、具を教えてくれました m(_ _ )m


気付くと何故か2番手のポジションへ

一見気難しそうで実はやさしい康さん
しばらくしてわたしの身を案じシークレット・サービスの安部兄弟が
お母さんと知人を連れ来店してくれました
お母さんからお褒めの言葉も頂きお礼かたがた話もしたかったのですが
板場に立たせてもらったとはいえまだまだ修行の身 (`・ω・´)
本当は廊下に立ってるレベル (>_<)
康さんのサプライズへの恩返しの意味で黙々と仕事をこなしました ( ̄∇ ̄+)

後ろにグッドラックと書かれたわたしへの?チップが
仕事を終えマンハッタンに戻ったのは午前0時をまわり
いつものように24時間営業のデュアン・リードで買い物をしホテルへ

治安が良くなってもこの時間の地下鉄は・・・
ホテルのネオンを見るとなぜかほっとする
シャワーを浴び、寝る前は当然・・・
冷えたビールそして・・・冷えたベッド (T_T)
次回・・・
驚き!突然の手入れとニューヨーク最後の夜