チョットいい話
かなりタイムラグがありますが2年前の夏休みに
アリゾナでレンタカーを借り旅行した時の話

アメ車が良かったけど予算的に
初めての左ハンドル、初めての右側通行、初めてのアメリカの標識
英語を読み終える前に通過してしまう (T_T)
初めて尽くしで緊張と興奮が入り混じった旅でした
車が全然来ないのも逆に不安
1週間の旅行でもアメリカの広さは想像以上で地理も良く分からない
日本のように至る所に店があるわけでもなく
それはガソリンスタンドも同じで日本の感覚で運転していると
燃料が少なくなりスタンドを探そうにも見つからなくてガス欠なんて事も
だから余裕を持って半分以下になったら給油すると決めていました
決して小心者だからではない (`・ω・´)ゞ

2回目の給油はセドナでしたが、英語が苦手なわたし
ようやく見つけたガソリンスタンドの給油機には
Please Pay First の文字が・・・?
慌ててガイドブックを見るとキャッシャーで先払いと書かれていました
仕方なくガイドブックに書かれたいたのを丸暗記し店内のレジに行き
20dollars for pump No.5,please.
発音は当然完璧なカタカナ (>_<)
そして5番の機械のポンプで給油し20ドル分前で満タンになりストップ
前払いなので料金不足しないよう多めに払っていたので
お釣りをもらいに店に戻りました
ちょうど喉も渇いていたので店内の冷蔵庫からジュースを持ってレジへ
ジュースの代金から給油のお釣りを引き不足分を払ったのですが
アメリカの硬貨って分かり難くて下から1セント、5セント、10セント、25セント
日本のように1とか5などの数字はなく、小さくFIVE SENTSとか書いてあるだけ
小さい字がよく見えない年なので・・・ Y(>_<、)Y
気が付くと財布が硬貨だらけに
1番下の1セントだけ色が違うのですぐ分かるのですが
10セントがくせ者で価値は下から3番目なのに大きさ重さは1番下
自動販売機や公衆電話でも使えるのに持った感覚が1円玉みたいなので
手に取ると自然に1番下の硬貨と認識してしまい不足分の10セントを払う時
10セントより大きく重い5セントが上と勘違いし出してしまったのです
たぶん日本人あるあるだとおもう
レジのお兄さんがキョトンとした顔をしたのですぐに気付き
ソーリーと言って財布の中から本当の10セントを取りだそうとすると
お兄さんがレジの前に置かれたチップ用のかごから5セントを取り出し
わたしが置いた5セントの上に置き笑顔でオーケーと言ってくれました
相手がお姉さんだったら即 I LOVE YOU って言っちゃう

5セントは日本で言えば5円くらいの価値
5セントと10セントを間違っていると言う事も出来るし
無言で相手が気付くのを待つ事も
でもその時の粋でカッコいい対応
瞬時にそんな事が出来るのはそのお兄ちゃんの人柄そのもの
ますますアメリカのファンになった出来事でした
お姉さんだったらもっとファンに (///∇//)
ここでたくさんパワーをもらいました
わたしもそんな事が当たり前にできるすしシェフになりたい
おいしいと言われるすしより喜んでもらえるすしを作りたい
そうすればこんなわたしでもファンになってくれる人がいるかもしれない
どーせなら女性のファンがいいなぁ~ Σ\( ̄ー ̄;)
大きなプレッシャーと小さな・・・
3月19日、ニューヨーク滞在7日目
前日からフォレスト・ヒルズのすし康で働かせてもらう事になり
2日目の朝も外は気持ちのいい晴天

この日は11時からのランチタイムから入る予定なので10時出勤
とりあえず地下鉄に乗りクイーンズへ
地下鉄で出勤なんてニューヨーカーみたい


店に向かう途中にある大好きなマックで遅めの朝食
マックは安くて味も決して高級ではないところが好き
わたしと一緒 (///∇//)
食べているとなんか「オレ、頑張っている!」っていう気持ちになります

本当はもっと食べたいけど
出勤して掃除を手際よく済ませ、何か出来る事はありませんかと康さんに聞くと
う~んと、うなった後冷蔵庫から枕を持ってきた
いきなり休憩か?
しかし良く見るとそれは枕くらいの大きさの麻の袋でその中身は
ホタテのむき身 ( ゚ ▽ ゚ ;)
ボールに入れ塩を振ってヌメリを取り、流水でヌメリと汚れを洗い流す
洗い流す作業は3回繰り返します
それは優しくなおかつ綺麗に身の汚れを落とすためです
女性の手を握るようにって言われたけど最近触ってないし・・・ (_ _。)
洗い終わって使う分以外は7個ずつラップに包み冷凍します
結局数えたところ450個ありました
どーりで出口が見えないと思った
ランチタイムは夜に比べ来店客も多くなく比較的店内ものんびりした雰囲気
ランチタイムが終わるとまかない食を頂き一旦休憩
この日はビーフシチュー・・・肉ってサイコー


そして5時から夜の営業に入り前日同様、奥のキッチンでの仕事
この日は海老天ぷら用の海老の仕込みの手伝いと
忙しくなった時実際に揚げてみたり
学校で寿司より天ぷらの方が上手って言われた (T_T)
海老天ぷらは人気で単品でも出るし、海老天ぷらとキュウリを巻いた
シュリンプ・テンプラ・ロールというメニューもあります

そんな時、康さんから指令が・・・
シャリ炊ける?
( ̄□ ̄;)!!
シャリはすしの出来を左右するくらい大事なものでそんな大役を任されても
と、不安がよぎりましたがせっかくニューヨークに来たからには
それなりの結果を残さないといけないしアピールのチャンスと思い
店のやり方を簡単に聞いて、いざ勝負
日本だったら朝、TVで占いチェックするのに
すしアカデミーで先生に教わった事を一つ一つ思い出しながら
米を研ぎ、炊飯、そしてすし酢を合わせシャリ切り
失敗して腹切りにならなければいいけど (>_<)
出来あがったシャリを炊飯器に移しカウンターで握っている康さんへ
いきなりの大役と緊張そして集中しすぎて燃え尽きた感じ
ちょっとチビった (;^_^A
ふっとカウンターの方を見るとわたしが届けたシャリが握られお客さんに
息をのむ瞬間・・・
カウンターの4人の親子連れが笑顔で食べてくれたのを見て
小さくガッツポーズ

閉店後康さんから、良く出来ていたよと言われホッとして力が抜けました
チャンスをくれた康さんと4人の笑顔に感謝しました
次回・・・
その時が来た・・・ニューヨーク・カウンターデビュー
巻きでおねがいしま~す!
ニューヨークでの初仕事
フォレスト・ヒルズのSUSHI YASUで働く事になったわたし

2日前の夜にお忍びで食べに行った際、社長の康さんと話をしたり
いつも一人で忍びない、っていう意味 (>_<)
アットホームなお店の雰囲気が気に入り思い切ってお願いしたら
試しに働いてみる~
なんて、あっさり承諾してもらえたのです
また、時給としてアメリカの最低賃金額$7.25を提示して頂いたのですが
ニューヨークで働く事が夢だったし掃除や皿洗いも勉強の一つ (`・ω・´)ゞ
「学ばしてもらえる事が何よりの報酬」とお金は頂きませんと断りました
笑ゥせぇるすまんの喪黒福蔵みたい・・・ホーホッホッ
夕方5時のオープンに備えまずは店内の清掃
さすが大国アメリカモップもやたらとでかい
モップとダンスをするようにフロアを磨き
この調子で今度は女性をリードしよう
次は、一人用なのに畳4畳分くらいの広さのトイレ掃除 ( ̄□ ̄;)!!
トイレに何人入れるかギネスに挑戦
オープンの時間が迫りそこで一つの疑問が
いらっしゃいませ、って英語で何て言うのか
日本でもお店の入口の所にあるマットにwelcomeとかいてあるから
WELCOME TO SUSHI YASU
発音が完全カタカナ
っていってみよーかなんて意気込んでいたところへお客さんが来店
するとホール係の女性が
Hi how are you
・・・こ、これは中学校の1年生の時学んだあいさつじゃないか
少ない英語力をフル稼働したのに・・・ (T_T)
初日なので奥の調理場で野菜を切ったり、洗いものの手伝いをしたり
時折、店内の様子を見ながらニューヨークの初仕事をかみしめていました
あ~良かった外人に声を掛けられなくて Σ\( ̄ー ̄;)
盛況の中、あっという間に閉店時間の午後10時になり
後片づけをし11時過ぎに店を出ました。
マンハッタンに着いたのは午前0時をまわっていて地下鉄の駅も人がまばら

帰る前にスーパーで買い物をしホテルへ
買うのは当然・・・
喜びが押さえきれず、記念すべき一日に一人祝勝会

ビールは友達!
長い一日、興奮してなかなか眠れませんでした
次回・・・
大役!?シャリは寿司の命・・・わたしのシャリが初舞台へ!
