2024年12月28日(土)② | Never stop exploring

Never stop exploring

きょうも どこかで よい旅を

ルクソール神殿は夜までやっているらしいので後回しにし、先にスフィンクス参道沿いにカルナック神殿を目指すことにした。




ルクソールでもわざわざ歩いているツーリストなんていないので、タクシーや馬車に声をかけられるが、歩くのが好きだから、安くても歩くと決めた。なんといってもルクソールは天気がサイコー。半袖でもダウンでも過ごしやすいやつ。




カイロみたいに歩きづらくないけど、カルナック神殿前が見えてからもぐるりと周らなきゃいけなくて少し不安になったが、たくさんのバスや小学生の団体が見えてきた。裏門が見えて近寄ると、『入り口はぐるっと回って先だよ』て感じのジェスチャーで皆が教えてくれた。






その先にどどーーんと神殿のゲート現れて、前にはタクシー止まりまくり、小学生団体と共にセキュリティチェックして、入ると土産物屋や広いパーキング。やはりどこも歩きで来る仕様になっていない。みんなツアーだし、エジプト徒歩で旅する人、ほとんどいないんだろな。


とぼとぼと住宅街を静かに歩いて来たから、着いた喜びと、テーマパーク来たみたいで楽しい。


並んでいるエジプトの遠足の小学生達が私を見てハロー!と全員で手を振っててまじかわいい。元職場で培った100万ドルの笑顔と慣れたお手振りでこちらも返す。なんか有名人になった気分ね。




やはりルクソールは京都感があって、自国の学生たちもたくさん来ている。


だから行く先々も観光客がすごい。外国人も皆団体で来ているので、中は人いっぱい。















終わってまた中心地に戻りたいが、帰りは何かに乗りたい。タクシーよりフェラーリ(馬)がいいな、思ったら、ちょうど馬が私をおいかけてきた。 


150ポンドと言われた。3ドルだと?高い。

3キロあるけれど、そこまで出すなら歩くつもりでいた。オヤジはめちゃくちゃしつこくついてきて、最終的に70と言ったが、『50なら乗る。それ以外はいらない』と言ったら 最終的に折れた。しょうじき、そこまで値切るのも、馬にもかわいそうな気はしたが、おやじがそれで承諾したんだ、気にすることはない。


ぶっちゃけ助かった。道がぐるりと回っていたので、30分以上歩かなければならないところ、馬で快適に戻れた。




50ポンド渡した。親父は最後に、何か食べるためにあと10ポンドちょうだい と言ってたが、なんせ100ポンドか50ポンドしかお札が無かったので、50ポンドでオッケーて言ってたんだから50ポンドね ありがとー と言って降りた。


このおろしてもらった神殿前のナイル河の景色が綺麗だった。カイロとは全然違う。


疲れたから、神殿前のマックに入った。カイロのケンタッキーは非常にしょぼかったが、ここのマックは店員最高、店内広くて綺麗、美味しかったし なんといっても神殿眺めながら食べれるの。


レジの店員が、めちゃ笑顔でハロー!と言って最後まで笑顔で対応してくれて感動してしまった。こんな日本みたいなサービスは久しぶりだ。さらにはテーブルまでもってきてくれて、日本だと普通かもだが、その持ってきてくれたおじさんも「ハロー!have a nice time!」と笑顔でプレートを置いてくれたのがとても嬉しかった。






一度部屋に戻り、夕方またお茶しに街へ。どこかカフェに入りたいのだけど、おやじカフェは水タバコ吸ってるおやじしかいなくてなんか寛ぎづらい かと言って観光客用の高くてやたら綺麗な味気ないカフェも嫌だ。いい感じのところ無いかしら、そう思っていたら、スークの間の通路にいい雰囲気のとか発見。


おやじカフェには変わりないが、外にイス出てて、常連客のおやじもウェルカムと言って招いてくれた(店員ではない)

常連のおやじに「何がのみたいんだ?」と言われミントティを注文した(店員ではない)


出てきたのがすごく美味しかった!モロッコのミントティより私好み たっぷりのミントを全部入れて飲んだ。


常連のおやじとテーブルトゥゲザーした後、おやじが近くのお店で味見用のそら豆のコロッケを持ってくれた。揚げたてでめっちゃ美味しかった。ギザ朝食で食べたボソボソしたものと全然違う


そしておやじの飲んでいたティーが気になって聞いたら、アニスと言ってた。それも味見させてくれて超美味しかった。身体に良さそう。


ティー文化がある国って 好きです私。


いちいち買う前に値段ばかり確認するのも嫌で、あえて店を試してみようと、おまかせコースで頼んで、後で店員に聞いたら笑顔で誤魔化されて、100しかなくて出したらお釣り無いって言うじゃんね。せっかく信じたのに。ペットボトルの水とミントティで50くらいか、もっと安いはずなのに。これだから小銭を持っていたいんだ。


でもオヤジとの出会いもミントティも悪くなかったから、なんだか許せてしまう。ここおいしいからまた来たいけど、次回は必ずぼられないようにしよう。


でもここ来たらまたオヤジにも会うから、それもめんどくさい。いい人だけど、1人になれない 笑